縮毛矯正をセルフでやる方法とは?流れや市販アイテムの選び方を解説

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縮毛矯正のためにサロンにいきたいけど時間がない、価格が高くて躊躇してしまう、そういった理由でセルフでしようと考えている人必見。

縮毛矯正はかなり薬剤も強く髪が簡単にダメージしてしまうので、セルフでするのはかなり難しい技術です。

一つ間違えると大事な髪を失ってしまうことも・・・

そこで、そんな事態を避けるために縮毛矯正の正しい方法をプロが詳しく解説していきます。

できればサロンで縮毛矯正をしてほしいですが、どうしてもセルフでやりたい方は最後までご覧ください。

目次

縮毛矯正をセルフでやる際に用意するもの

縮毛矯正をセルフでやる際に用意するもの

まずは必要な道具を用意します。

どれも大事なものなので、やり始めてから慌てることのないように必ずチェックしてからはじめましょう。

市販の縮毛矯正液

薬局などで販売している市販の縮毛矯正液を購入します。

ロングや髪の多い人は念のため2箱用意するなどしておくと安心です。

ヘアアイロン

縮毛矯正には必ずアイロンで伸ばす工程があります。

このとき用意するアイロンはできれば滑りがよいもの、そしてショートの場合はプレート幅が狭いほうが伸ばしやすいです。

温度は180℃まで上がれば大丈夫でしょう。

アイロンと同時にコームも使うので、用意するのを忘れずに!

ラップ

1液をつけて置くときにラップをします。

カラーの場合シャワーキャップで代用できますが、縮毛矯正の場合は髪が折れるとクセがつく可能性があるのでラップのほうがおすすめです。

幅が広めのラップだと一気に全体に被せられるので便利でしょう。

縮毛矯正をセルフでやる方法

ここからは縮毛矯正をセルフでする方法を詳しく解説していきます!

下準備としてシャンプーで頭皮や髪を傷つけないように優しく汚れを落とすように洗っておきます。

タオルで軽く水気を切ったらいよいよ縮毛矯正をはじめます。

市販の縮毛矯正液を塗る

市販の縮毛矯正液を塗る

濡れた髪を丁寧にコームで梳かしていきます。

縮毛矯正の1剤は髪の結合を切るものなので、クセが強い部分を中心に塗っていきます。

このとき根元からベタっと塗るのではなく、5㎜~1cm根元から離れた部分から塗って、毛先に向かって少なめにしていきます。

塗る順番は襟足から。

だんだんと登頂部に向かって塗り進めていくのがおすすめです。

自分で塗る場合は少し前に持ってくるように塗ると塗りやすいですが、なるべく真っすぐに下ろした状態で塗りましょう

プロの塗布方法

サロンでは1剤を何種類も用意します。
これは、ダメージやクセに応じて薬剤の強さを変えているからです。
根元付近は髪も健康なことが多いので強め、毛先はダメージが蓄積しているので弱め、さらに後から塗る時間差などの調製をしています。

ラップを巻いて時間を置く

1剤を塗り終わったらそのままラップを巻きます。

優しくふんわり被せるようにかけましょう。

このとき、毛先を折り曲げたりラップでまとめたりしないようにするのがポイントです。

1剤をつけた状態の髪はとても繊細になっています。

極力優しく扱いましょう。

プロが1剤を流すタイミング

1剤をつけてから流すまでの時間は毎回同じではありません。プロの場合、髪が軟化した(やわらかくなった)かを毎回見極めているんです。
見極め方は塗布した髪を少しだけ手にとって指に巻き付けます。このときそのまま抵抗なく巻き付いていれば軟化のサイン。
巻き付かずに戻ればまだ軟化していません。
とはいっても、セルフの場合見極めが難しいので、説明書通りに置くのが無難でしょう。

ぬるま湯で洗い流す

説明書にある時間を置いたら流します。

このとき、髪の結合が切れた状態なのですごく髪がもろくなっています。

そのためシャワーの水圧は弱め、そしてぬるま湯でやさしく全体をすすぎましょう

洗い残しはダメージの原因になるので絶対にないよう丁寧に流します。

流したら洗浄力の穏やかなシャンプーで優しく洗います。

このとき、わしゃわしゃいつも通り洗うのではなく、手のひらでシャンプーを泡立てて、髪を下方向に梳かすように泡を馴染ませて優しくすすいでいきます。

そしてシャンプーを丁寧に流します。

ドライヤーで湿り気がなくなるまで乾かす

優しくタオルドライをしたら、次は乾かします。

乾かす前に大きめの目のコームで優しくコーミングしておきましょう。

乾かすときは上から下に風をあてて髪が広がらないようにするのがポイントです。

根元からしっかりと乾かしてください。

ヘアアイロンで伸ばす

水分がなくなったら、ヘアアイロンをあてていきます。

今、髪の内部の結合が切れた状態なので、アイロンすることでなりたいストレートの形をつくっていくのです。

当然ここをきちんと行わないと綺麗なストレートにはならないので、丁寧にやっていきましょう。

根元に折れグセがつかないようにブロッキング幅は1㎝以内で伸ばしていくと◎。

毛量によっては毛先がスカスカの場合、根元付近のみ1㎝ブロッキング、あとから毛先だけ集めて一気にアイロンをあてるとやりやすいですよ。

温度は170℃くらいで伸ばしますが、長時間同じ部分にあてすぎないように気をつけましょう。

縮毛矯正液を塗る

全体が綺麗にストレートになったら、2剤をつけます。

この2剤で今のストレートの状態で髪の切れた結合を再結合させていくのです。

万が一2剤がついていない部分があれば結合が切れたままになるので、クセが伸びないどころか深刻なダメージにつながるので、必ず丁寧に塗りましょう。

塗る順番は1剤と同じです。

少し時間を置いたら乾かして完成

説明書にある時間、放置したら流します。

このとき1剤のときと同様、丁寧に梳かすように流してください

薬剤がすべて落ちたら、シャンプーは不要です。

仕上げにトリートメントをしっかりつけてすすぎましょう。

タオルドライをしてから乾かします。

最後のドライヤーも上から下に向けて風を当てて丁寧に仕上げましょう。

これで真っすぐになっていれば成功です。

セルフ縮毛矯正アイテムの選び方

セルフ縮毛矯正アイテムの選び方

使用されている成分を見る

薬剤の違いは2剤の過酸化水素と臭素酸ナトリウムで見分けます。

過酸化水素は、反応速度が緩やかなのでセルフでも扱いすいでしょう。

髪の毛のコシを保持するため、しっかりとした質感の仕上がりになります。

一方の臭素酸ナトリウムはヘアカラーの退色が比較的少ないので、カラーをしている人におすすめです。

髪の長さや毛量に合わせて選ぶ

市販で売られている物の中には容量が多いタイプがあります。

薬剤を節約して使うとクセが伸びない、ダメージになるなどのトラブルが起こります。

必ず十分足りる分量を用意してくださいね。

保存できる容器かを確認する

部分的にかける場合は全部は使いませんよね。

その場合、使い切りタイプだと使わなかった分は捨てることに。

保存ができるタイプを購入しておけばその都度いる分使えるので、部分的にする人はチェックしましょう。

アイロンが必要かどうかを確認する

セルフで売っている縮毛矯正剤の中にはアイロンの工程が必要ないものもあります。

その分手間や時間、そしてアイロンによるダメージもないのでセルフではやりやすいでしょう。

その分、仕上がりはナチュラルになるので、強いくせの人だと物足りないことも考えられます。

しっかりと伸ばしたい人はアイロンを使うタイプを選びましょう。

セルフ縮毛矯正の注意点

セルフ縮毛矯正の注意点

縮毛矯正後は一定期間髪の毛を結ばない

縮毛矯正をしてすぐはまだ髪の状態が完全に戻っているわけではありません。

そのため、極力ストレートの状態を保つのがベター

結ぶ、巻くなどのアレンジはしばらく我慢しましょう。

市販の縮毛矯正液の説明書はしっかりと読む

メーカー別に薬剤の中身が異なるので、使用方法はもちろん置き時間も異なります。

基本は説明書に忠実に従うこと、これが失敗しない最大のポイントでもあります。

セルフ縮毛矯正についてのまとめ

セルフで縮毛矯正をするのは難易度がとても高いです。

ですが、どうしてもご自分でする場合はしっかりとやり方を把握して最新の注意を払って行いましょう。

  • 薬剤選定をすること
  • 基本は説明書通りにすること
  • 記事ないで説明された細かなポイントを把握しておくこと
  • 縮毛矯正後も気を抜かないこと

セルフは特に失敗しやすいので、これらを気を付けて行ってくださいね!

この記事を書いた人
井尾充将
井尾 充将
  • 2022/2月オープン予定「&chaLme」代表
  • 美容学校の技術講師
  • 2年連続ホットペッパービューティー
     人気スタイルランキング全国1位(140万人中)
東京の有名店HAIR DIMENSIONにて技術を学ぶ(有名雑誌のヘアメイクなど担当)。
美容師向けの技術講習会多数こなし、全国的なCM撮影のヘアメイクも担当。
現在は美容学校の技術講師を担当し、2022年2月には自身が代表を務めるヘアサロンをオープン予定。
美容師としての社会的地位を向上させる為に日々研究中。
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