くせ毛の原因と目立たなくする対処法！根本的に治す方法はある？

「広がる・うねる・ハネる」と、まとまりにくくて思い通りになかなかならないくせ毛。

「生まれつきだから」と諦めていませんか？

ここでは、どうしてくせ毛になってしまうのか、くせ毛を和らげる方法について詳しく解説していきます。

くせ毛の日頃のお手入れに最適なアイテムもご紹介するので、今よりもっとくせ毛を扱いやすくしたい方は最後まで読んでみてくださいね。

くせ毛の原因

くせ毛の原因は、生まれつきの先天的、後から出てくる後天的な原因に分けられます。

「ずっとくせ毛」
「生まれた時は真っ直ぐのストレートだったのに、途中からくせ毛になった」
「髪が傷んでから髪がうねるようになった」

色んなパターンのくせ毛があって、不思議ですよね。

先天的と後天的、どのような違いがあるのかを解説していきます。

先天的な原因

生まれてからずっとくせ毛という方は、遺伝によるもの。

遺伝によるくせ毛はまだ完全に解明されていないものの、親子で美容室に来てくださっているくせ毛お客様も、本当に良く似た髪質をしていることが多いです。

意外に思うかもしれませんが、日本人の70％は何かしらのくせをもった毛髪が生えています。

これは、くせ毛が直毛よりも優性遺伝なので、ストレートよりもくせ毛の遺伝子を受け継ぎやすい傾向にあるためです。

後天的な原因

「最初はくせ毛だったのに、年齢を重ねるごとにくせ毛になった」

この、後からクセが出てくるタイプは、

• ダメージ
• 加齢による変化
• 生活習慣
• ホルモンバランス
• ストレス

などの、様々な要因が考えられています。

これらの中の一つが原因ということもありますが、生活習慣とストレス、加齢による変化とホルモンバランスなどいくつかの要因が重なる場合も少なくありません。

なんらかの理由によって、髪の内部の栄養が足りなくなってしまったり、バランスが悪くなることによって髪の中で栄養が偏ってしまうことでくせ毛になってしまいます。

また、加齢による変化や生活習慣の乱れによって毛穴が歪んだり詰まったりすることで、毛穴が潰れた状態になり、生えてくる髪が物理的に曲がってしまう場合もあります。

くせ毛の種類

くせ毛も個性の一つで、個体差があります。

大きく分けて4種類考えられていますが、どれもその強さや形は様々。

ひとつだけ当てはまるということは少なく、2つ以上が合わさったり、真っ直ぐの直毛だけど一部分だけくせ毛という方もいるくらい複雑です。

それぞれ、どのような特徴があるのかまとめて表にしました。

	形状	特徴	クセの強さ
波状毛	S字に波打っている	日本人に多い	湿度が高いとうねる
縮毛	細かく縮れている	黒人さんに多い	乾いていても濡れていてもボリュームが出る
連珠毛	細いところと太いところがある	細いところが切れやすい	一見ストレートでも凸凹している場合がある
捻転毛	捻れている	波状毛と混ざって生えていることが多い	乾燥しやすい

日本人のくせ毛に一番多いのが波状毛と言われていますが、先天的な原因もあればダメージによって現われるクセも波状にうねっていることも少なくありません。

また、日本人には珍しい連珠毛は、常染色体優性遺伝の先天的疾患が原因とも言われています。

この場合は、生まれてから思春期ごろに初めて症状が出てきますが、折れやすく切れやすいのでブラッシングだけでも負担になってしまうことも。

くせ毛は連珠毛だけに関わらず、太いところと細いところがあるのが特徴ですが、細い部分は負担がかかりやすくなります。

縮毛矯正やカラーリングでダメージが大きくなると、同じ髪の毛でも場所によっては深刻なダメージになってしまうこともあるので注意が必要です。

この他「直毛」や「ねこっ毛」も、くせ毛としてカテゴライズされることもあります。

くせ毛を根本的に改善することは可能？

基本的にくせ毛を治すことはできません。

次に生えてくる髪は地肌の毛穴にある毛包で作られていますが、くせ毛はこの毛穴が曲がっていたり潰れています。

このため、毛穴を真っ直ぐにする方法は今のところ解明されていないので、くせ毛を根本的に直すのは不可能というわけです。

先天的な原因のくせ毛

既存の髪の毛は縮毛矯正で真っ直ぐにすることができますが、これから生えてくる新しい髪を真っ直ぐにすることができません。

また、縮毛矯正は髪に負担のかかるメニューなので、

• 明るい髪色が好き
• ブリーチをしたい
• 細い髪

このような方は、髪へのダメージを進行させてしまい、髪がボロボロになって余計に扱いにくくなったり、最悪の場合は千切れてしまうといったことにはなり兼ねません。

深刻なダメージを負ってしまった髪は2度と戻すことができず、カットをして伸びるのを待つしかありません。

髪を伸ばしている方は特に気をつけましょう。

これからの髪をどうしていきたいのかを含めて、担当の美容師と相談することが大切です。

後天的な原因のくせ毛

後天的な原因のくせ毛は、ダメージをケアしたり、生活習慣を見直すことで改善が期待できます。

髪質や髪の状態に合ったシャンプーやトリートメントを使ったり、ヘアケアアイテムを使うと良いでしょう。

また、暴飲暴食を避けてバランスの良い食事を取ったり、睡眠時間をしっかり取ることも大切です。

不規則で乱れた生活は、ホルモンバランスを崩したり、ストレスを増加させる原因のひとつにもなり兼ねません。

正しいヘアケアと規則正しい生活を心がけましょう。

くせ毛を活かしたヘアスタイルもあり

くせ毛はひとりひとり違うのでオリジナリティがあって素敵だと思います。

クセを抑えるための縮毛矯正がくせ毛にとって一番良いというわけではありません。

• 縮毛矯正をしても伸びてきた根元との差が気になる
• 定期的にかけ続けるのが面倒
• ダメージも気になる
• 動きのあるヘアスタイルが好き

などの理由で、地毛のクセを活かしたヘアスタイルやくせ毛ならではのスタイリングの仕方も楽しんでいる方も多くいます。

クセ毛の個性を活かせるヘアスタイルは難しいことも多く、カットも重要な要素になります。

美容師にとっても「腕が鳴る」ヘアスタイルの一つです。

どんなところが気になるのか、クセを活かすにはどうしたら良いのか、担当の美容師さんに相談してみましょう。

くせ毛におすすめのシャンプー＆トリートメント

くせ毛は日々のお手入れによって、扱いやすい髪に近づけることができます。

とはいえ、市販されているものもたくさんあって迷ってしまいますよね。

くせ毛に悩んで色々試しているうちに

「複数種類のシャンプーやトリートメントが残ってる」

という方も少なくありません。

そんな方にもおすすめしたい、今使っているシャンプーやトリートメントを活かせるアイテムを選びました。

くせ毛さんに足りなかった栄養素たっぷりのシャンプー＆トリートメントをご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。

年齢を感じるうねり髪に　KYOGOKUシグネチャーシャンプーの紹介

特徴

• 若返り効果「ヒト幹細胞培養液」配合
• 強い髪へ導く「ヘマチン」配合
• 美容液のような栄養たっぷり

こんな人におすすめ

• 年々クセが強くなっている気がする
• ダメージが気になる
• 綺麗な髪を育てたい

シャンプーといえば、「これから生えてくる新しい髪」と「今ある髪」の両方にアプローチできる大切なアイテムです。

こちらのシャンプーには、ヒト幹細胞培養液が含まれていますが、年齢によって衰えてしまった毛髪サイクルの乱れを改善して、若返らせる効果があるんです。

髪と繋がっている頭皮や肌にも効果が期待できますよ。

また、ヘマチンという成分はダメージを補修する効果があり、髪が傷んでくせ毛が広がるタイプの方にもおすすめ。

くせ毛は一本一本が浮きやすく、風の通り道ができて乾燥しやすいので、保湿も大切です。髪の乾燥はダメージにつながり、よりくせを強くしてしまうので気をつけたいところ。

こちらにはハチミツ・コラーゲン・シルクなどの、美容液のような保湿効果もあるピュア成分を6種配合していて徹底的に保湿してくれます。

また、3段階で変化する豊かな香りなので、髪と一緒に心も満たされてしまいましょう。

もちろん、アミノ酸系の低刺激で優れた洗浄成分なので、傷みやすいくせ毛も優しく洗い上げることができます。

とにかく即効果　KYOGOKU ケラチン ブースト＋トリートメントの紹介

特徴

• 即効性がある
• 人毛ケラチン配合
• パウダータイプ

こんな人におすすめ

• 今すぐなんとかしたい
• とにかく効果重視
• ハイダメージ

こちらは珍しいパウダータイプのトリートメント。

使い方も簡単です。

毛先や引っかかりのある部分など、ダメージが気になる箇所にダイレクトにつけて揉み込む。

揉み込んでいくと、手触りが変わってくるのでわかるのですが、とにかく即効性があります。

髪への吸着性に優れた人毛ケラチンが髪の中に浸透して、傷ついた髪を修復します。

従来の羊の毛から抽出される羊毛ケラチンよりもその効果は高いのです。

こちらはトリートメントに混ぜることもできますが、シャンプーにも混ぜて使えるので、使い勝手が良い方で使用するのもOK。

髪の緊急事態にも、普段のケアにも使えるので便利ですよね。