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レザーカット
レザーカットは、美容師がカットをする時に用いる技術の一つで、髪の毛をカットする専用のレザー(かみそり)を用いて行います。レザーカットの反対として、シザーカットという技術があります。シザーカットは、シザー(はさみ)を用いる技術です。
昔は、はさみだけでヘアデザインをするのは非常に難しく、シザーカットが基本的なカットの技術として確立される50年ほど前までは、レザーカットが多かったです。しかし、シザーカットの基本が完成するに従って、レザーカットをする方も徐々にシザーカットを覚えるようになり、今となっては美容専門学校でも、シザーカットを教えられるのが多くなっています。
同じ髪型を作ろうとしても、レザーとシザーどちらを用いるかで、仕上がりが大きく異なります。現在でも、レザーカットを好む女性や美容師さんはいらっしゃるため、ご自身のサロンでもオーダーできるか確認してみましょう。レザーカットとシザーカットのどちらの長所も生かしながらカットできると、スタイルの幅が広がります。
レザーカットの場合、髪の毛の断面がななめになって細くなるため、その毛先の動きや束感に繊細さが出ます。全体的に柔らかい印象の仕上がりになるのが特徴です。さらに毛先をボリュームダウンできるため、髪の毛が太い方や硬い髪質の方は、特にレザーカットはおすすめで、柔らかい特徴がより生かされます。