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シェープ
シェープ(またはシェイプ)とは、「形づくる」「形状」を意味する英語に由来する言葉で、美容業界ではコーム(櫛)を使って髪を整えることを意味します。ただし、使い方は大きく2種類に分かれます。
まず、ヘアカットなどする際に毛束を指で挟んで薄い板のように抜き出したものをパネルといいますが、このパネルをコームで整えることを指します。
アルファベットのCのようにカープさせながらとかす方法をCシェープ、地肌に対して立ち上げるようにとかす方法をアップシェープという具合に種類があり、カットの仕方によってシェープ方法を使い分けます。
もう1つはヘアデザインにおける髪の毛の流れを表すものです。髪の毛を前から後ろへとコームで流したようにデザインするのはバックシェープ、反対に後ろから前へと流すのがフォワード(またはフロント)シェープという具合にヘアデザインの要素として欠かせません。
「フォワードシェープグラデーションボブ」といえば前髪からサイドまで段差がないグラデーションになっていて、尚且つ後ろから前へと流れる髪が顔周りにかかるようなボブスタイルという風にシェープを指定することでより詳細なヘアデザインを伝えられます。
なお、バックシェープは本来の髪の流れに沿う部分が多いためスタイリングしやすく、フロントシェープは流れに逆らう部分が多いことからボリューム感を出すのに向いているといった特徴もあります。