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ウエットカット
ヘアカットにおける技術の1つに「ウエットカット」があります。「ウエット」は「濡れた」、「カット」は「切る」。ウエットカットとは濡らした髪をカットする技術です。
サロンや美容室に行って、シャンプーの後でカットしてもらった経験があるのではないでしょうか?実は、ウエットカットにはいくつものメリットがあるのです。
ウエットカットのメリット一覧
- 髪が膨らんで柔らかさも増しカットしやすくなる
- カットのダメージを抑えられる
- キレイな切り口になる
- 髪についたクセが落ち着く
美容師が切りやすいだけでなくダメージを抑えたり、仕上がりにも関わるので美容師は基本スキルとして習得します。
かといって、必ずウエットカットをするわけでもありません。その理由はウエットカットのデメリットにあります。
ウエットカットのデメリット一覧
- 水で髪がくっつき細かなシャギーやレイヤーができない
- ドライヤー後は見た目の質感、量が異なりイメージ力が必要
仕上がりを想定しにくいため、ウエットカットは主に次のようなヘアスタイルを希望した場合に行われます。
- ワンレングス
- しっかり揃えるタイプのボブ
- カットラインを強調するショートヘア
細かなシャギーやレイヤーが不要なヘアスタイルだと、ウエットカットのメリットを活かした手順になります。
多くのサロンは、ウエットカットである程度の長さをカットした後、ドライヤーで乾かしてボリュームや髪の流れを確認しながらのドライカット、というWのメリットを取り入れた手順を選んでいます。