クロスチェック
クロスチェックとはチェックカットの一つです。この方法で切り口と交差するように確認し、切り残した髪の毛やラインが揃っていない部分を整えカットします。クロスチェックにより柔らかなカットラインを作ることが可能になります。
しかし、レザーカットやブラントカットなどのように髪の毛を濡らした状態で行うと、仕上がりのディテールが乱れることがあります。その理由は、髪が水分を含むことにより、普段と異なる髪の長さや動きをしているためです。
特にチェックカットの仕上げには髪の水分量が重要になります。そのためクロスチェックを確実に行うためには髪に湿気が含まれないようにします。そのためドライヤーで十分に髪の毛を乾かしてから行うことがポイントになります。
クロスチェックは重要度が高い技術ですが、会得するのが難しくハサミの入れる角度など、技術を身に付けるのに文章や言葉で技術を伝えるのに難しい一面があります。そのため、クロスチェックの技術を会得するためにはベテランの技術を実際に見ることがテクニック向上の近道だと言われています。
また、横方向にカットした場合は縦方向にチェックカットをし、縦方向にカットした場合は横方向にチェックカットを行います。そうすることで切り口の目立たない自然な仕上がりを作ることができます。
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