オンザベース
それぞれの骨の形に対して直角に、板状の毛の束を取り出すこと、またはその取り出された毛の束のことをオンザベースと呼びます。また、その人や時によっては、オン・ザ・ベース、ガイドライン、ベースラインと呼称する場合もあります。オンザベースは髪の毛を切る時に、カットする長さの髪の毛を決定する物差しとして使われます。
オンザベースを使って髪の毛を切る場合は、髪の毛の束と取っていく時に隣り合わせになった、切った後の毛の束を参考にして、一緒になって巻きつくようにして引き出します。その巻きつくようにして引き出した、長さの違う板状の毛の束を、オンベースに標準を合わせて切っていき、揃えます。
そうして、新たな板状の毛の束を取る時の物差しとします。オンザベースはヘアカットをしていく技術の中でも、一番基本的なものですが、精度や細かさを追求していけばいくほど、技術が問われるものと言われています。
前述したオンザベースの技術を磨く方法として、一般的なのは同じ長さに切り揃えることです。セイムレイヤーとも言います。
セイムレイヤーは髪の毛の全体部分をオンザベースの一つの部分で仕上げていくとそれで終わりですが、耳や首の周り、後ろのところといったすべての部分で正確に直角にしていかないと、美しいフォルムにならないという理由で、その人のカット技術の正確さをチェックするために有効と言われています。
オンザベースをキレイにしていくためには、部分に合わせてヘアカットをする人の姿勢を調節することも必要となってきます。
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