スクランチ
美容師の使う専門用語の一つで、毛束を握ったり、揉んだり、ツイストさせたりするハンドテクニックを指し、主にヘアセットのハンドブローの際や、トリートメントを行う際などに使用されます。
スクランチを使ったハンドブローはパーマの人に向け多く用いられる技術で、ドライヤーで乾かしながらクシャッと手で揉み込むようにしたり、指でクルクルしたりして、当てたパーマを綺麗に再現していきます。
それ意外にも、毛先を綺麗にカールさせたり、根本をふんわりさせたりするなど、目的に合わせ使用されます。
自宅でスクランチ技術を使って髪の毛にクセ付を行う場合は、はじめに髪を濡らし、ドライヤーで大まかに乾かしたら、髪が完全に乾ききらないうちにヘアミルクなどのセット剤をつけ、その後スクランチしながら乾かしていくことで、思い通りのヘアスタイルが実現します。
また、ヘアトリートメント時に使用される「スクランチ」は、パーマのウェーブを崩さないようにやさしく握って成分を浸透させることを指します。パーマを当てている人は、自宅でトリートメントを行う際も、カールが崩れないよう優しくゆっくりスクランチしながら馴染ませることで、パーマを長持ちさせることができます。
専門用語のため、日常的に使ったり聞いたりする用語ではありませんが、知っておくと美容師さんからセット方法の説明をしてもらう際も、スムーズに理解することができるでしょう。
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