髪の毛を理想の色にするためにブリーチをしている方も多いと思います。
でもブリーチはどうしても髪の毛に大きなダメージを与えてしまいますよね。
さらに、毎日のセットで弱っている髪の毛に、高温でヘアアイロンを使用すると褪色も早くなりダメージはひどくなるので、今日は適正温度につい言って詳しくお伝えしたいと思います。
少しでも髪の毛への負担を減らしてキレイな髪の毛を維持してください。
Contents
ブリーチ後のヘアアイロンの適正温度
髪の毛のヘアセットにストレートアイロンやコテを使用していますか?
毎日使うものなので、ダメージが気になりますよね。
毛質や現在のダメージ具合で適正温度は異なります。
ダメージを出来るだけ与えないためにも、適温を把握してヘアセットが出来たら最高ですよね。
今日は詳しくまとめてお伝えします!
痛みが酷い場合
ブリーチやカラーリング、パーマや縮毛矯正をしている髪の毛はダメージを受けていますよね。
指通りが悪くなったり、ツヤ感が無くなってしまったりしてしまうこともあります。
ドライヤーだけでは髪の毛が広がってしまうので、毎日ストレートアイロンやコテでセットをする方も多いと思います。
細い髪質の場合
細い毛質の方やカラーリングをしたことのある髪の毛はダメージ毛と同じように、出来るだけ高い温度は避けて設定してください。
120℃〜140℃が理想です。
ストレートアイロンをする明けでキューティクルをしっかり閉じるので、ツヤが出ますよね。
ただ、ダメージが強くて毛髪内部が空洞になっていると、乾燥してキューティクルは開いてしまったり剥がれてしまうので、日々のヘアケアがとても大切です。
ダメージが少ない場合
ですが髪質や髪の毛の太さ、くせ毛などで適温は上下します。
くせ毛で髪の毛が太い方の場合、150℃ではなかなかストレートになりにくいです。
何度もアイロンで摩擦をしてしまうと髪の毛の表面(キューティクル)を傷付けてしまうので、出来るだけ髪の毛を通す回数を減らしてストレートにできる温度に設定してくださいね。
太い髪質の場合
太い髪質の方は150℃では、1回ではなかなかキレイなストレートにはなりませんよね。
太い髪の方は、カラーリングをしていても180℃くらいの温度は必要だと思います。
なので、ヘアセットをする前にしっかり内部補修とコーティングをしてあげることでダメージを最小限に抑えることができます。
↑ ヘアアイロンは180℃に設定
ブラックダイヤモンドは、髪の毛の主成分であるケラチン(タンパク質)とアルガンオイルがたっぷり配合されているので、内部補修をしながら髪の毛をコーティングして守ってくれます。
【使用方法】
- 髪の毛を洗った後、キューティクルが開いている時にダメージが気になる部分(頭頂部以外)にスプレーします
- ドライヤーでしっかり乾かします
- ヘアアイロンやコテでセット
キレイな髪の毛を保つためにも、ヘアケアをしっかり取り入れてみてくださいね。
ダメージは避けることはできませんが、最小限に抑えることは出来ます!
ブリーチ前のヘアアイロンのやりすぎに注意
ブリーチやカラーリングをする前でダメージがあまり感じられない時は、150℃〜180℃が理想の設定温度です。
ブリーチをした後の髪の毛は、たんぱく質が破壊され空洞になってしまっている部分があり、ちぎれやすい状態です。
そんな髪の毛に高熱を加えて引っ張って髪の毛を伸ばす作業をくりかえすと、髪の毛が切れてしまったりチリチリになってしまいます。
そんなダメージ毛はキレイにストレートにしても、すぐに乾燥してまたうねりや広がりが出てきてしまいますよね。
ブリーチやカラーリングを繰り返している髪の毛は特に、髪の毛の内部補修と保湿をし、ヘアアイロンの長時間の使用や高温には気を付けてくださいね。
ヘアアイロンで色落ちを加速させる要因
カラーリングは、髪の毛内部のタンパク質を破壊し色を入れていきます。
なのでダメージが大きい部分はより色が入りやすくなります。
そしてヘアアイロンは高温と摩擦により、髪の毛表面のキューティクルを剥がし、髪の毛内部のタンパク質も破壊します。
キューティクルで髪の毛に蓋が出来ていない状態で熱を加えると、毛髪内部の水分が蒸発してしまいます。
髪の毛の水分を逃がさ無いようにコーティングをし、しっかり保湿をしてあげることでカラーリングの持ちも良くなりますよ。
設定温度が高い
髪の毛に優しい温度でヘアアイロンをすると時間がかかってしまいませんか?
私は朝の忙しい時間、パッとストレートにしたくて220℃に上げてヘアアイロンを使用しましたが、煙が出てきてすごく焦った経験があります。
早く済ませたいからと言って、温度を上げすぎてしまうと一気に髪の毛の水分が無くなってしまいヘアアイロンでストレートにしても数時間後には空気中の水分を含んで広がって来てしまいます。
高い温度で髪の毛を通せばすぐに真っすぐになりますが、大きなダメージを与えてしまうと1日ストレートが持たない髪の毛になってしまうので、温度には気を付けてくださいね。
濡れた髪にアイロンする
濡れた(半乾き状態も含む)髪の毛へのヘアアイロンは絶対にやめてください!
髪の毛が濡れた状態の時はキューティクルが開いているため、キューティクルを痛めるだけでなく髪の毛内部にダイレクトにダメージを与えてしまいます。
水分で膨らんでいる状態の髪の毛に一気に高温を当ててしまうと、水蒸気爆発と同じ状況が髪の毛で起きてしまいます。
一気に髪の毛を傷めてしまいますし、切れ毛や枝毛の原因になり見た目も悪くなります。
必ずドライヤーでしっかり乾かしてからヘアアイロンを使用してくださいね!
ヘアオイル使用後にアイロンする
今ヘアアイロンやコテでセットする前に使用することでダメージを抑えてくれるスタイリング剤も販売されていますよね。
セット前に使用するスタイリングオイルはキープ力もあり、雨の日や湿気の多い日も崩れにくいというメリットもあるのでおすすめです!
ただ髪の毛の補修力はないので、毎日ダメージを受けている分、毎日ケアも取り入れてあげてください。
低品質のヘアアイロンを使用する
【低品質ってどんなヘアアイロン?】
- 滑りが悪い
- 温度調節ができない
- 髪の毛がしっかり挟めない
ヘアアイロンのメーカーによっては、熱くなる部分のコーティングが取れやすいものもあります。
熱伝導部分のメッキがはがれたら取替え時です。
そして、温度調節ができないヘアアイロンは安くても出来るだけ避けましょう。
ヘアアイロンやコテ、毎日どちらかを使用される方がほとんどだと思います。
安くてもいい商品は沢山あるので、温度調整が出来るというのはポイントにして選んでみてください。
カラー後のヘアアイロンはいつからOK?
その間は出来るだけシャンプーや熱を加えるヘアセットはしないほうがいいです。
ただ真夏に2日間シャンプーが出来ないのは辛いですよね。
少なくても、24時間はシャンプーをしない事をおすすめします。
私は夜に予定がない夕方にカラーリングに行き、その日は家で過ごして寝るだけにし、24時間以上空けた次の日に染髪をするようにしています。
ヘアアイロンも、しっかり定着する前にシャンプーで流してしまったり、高熱で上記と一緒に色素飛ばしてしまう事を避けたいので、出来るだけ48時間は避けるようにしましょう。
でも今はカラーケアシャンプーや、カラーシャンプーで補色もできるので、ヘアケアで髪の毛を強く補修し、カラーケアで美しい理想の色味を維持してくださいね。
「ヘアアイロンは正しく使い色落ちを防ぐ」のまとめ
今日はヘアアイロンを使用するときのダメージ度別設定温度や、ブリーチ前後で適正温度が違います。
ご自身の髪の毛の状態や髪質を把握することが大切で、ヘアアイロンの扱いと日々のヘアケアをしっかり取り入れてくださいね。
結論は、ヘアアイロンを1日持たせるためにも、キレイな髪の毛を維持するためにも、日々のヘアケアと適正温度の把握が必要という事です。
- 2022/2月オープン予定「&chaLme」代表
- 美容学校の技術講師
- 2年連続ホットペッパービューティー
人気スタイルランキング全国1位(140万人中)
東京の有名店HAIR DIMENSIONにて技術を学ぶ(有名雑誌のヘアメイクなど担当)。 美容師向けの技術講習会多数こなし、全国的なCM撮影のヘアメイクも担当。 現在は美容学校の技術講師を担当し、2022年2月には自身が代表を務めるヘアサロンをオープン予定。
美容師としての社会的地位を向上させる為に日々研究中。