最近髪質改善というものが流行っているのはご存知でしょうか?
前から言葉自体はあったようなのですが、数年前から人気が高まってきたこのメニュー。
今回はそんな髪質改善ができる「髪質改善トリートメント」に関して解説していきます!
髪質改善トリートメントに使用されている薬剤や施術内容が分からなくて怖いから試していないという方は要チェック!
Contents
髪質改善トリートメントとは?
髪の広がりやくせは髪の内部の水分や栄養成分を補うことで見た目が変わる場合があります。
髪質改善トリートメントではそんな髪の性質を利用して、毛髪内にトリートメント成分を入れ込み髪を扱いやすく導く技術です。
ヘアアイロンの熱を使って施術をしていくので縮毛矯正と似たような感じと思われがちですが、髪質改善トリートメントの場合、髪の結合を切ってクセをなおすわけではないのでやわらかいまとまり感がでるのが特徴です。
髪内部に栄養を入れ込みながら整えていくので、ダメージが少なくまとまりある髪に導きます。
髪質改善トリートメントの種類と効果
髪質改善トリートメントは、2018年にあるテレビ番組で取り上げられ、仕上がりがツヤツヤで驚くべき仕上がりだったことからSNSを中心にバズり、大流行の美容室メニューとなりました!
水素トリートメントが初めに流行った
その最初に取り上げられた美容室で行われていたトリートメントが「水素トリートメント」という種類のトリートメントでした。
おおまかにメカニズムを説明すると、髪の毛の中にある老化の原因となる「活性酸素」と、トリートメントの中に配合されている「水素」をヘアアイロンの熱で反応させて水に変える、デトックスが行えるトリートメント技術です。
しかし水素という元素は非常に不安定で、トリートメントの中にとどまり続けることは基本的には不可能です。
また、髪の毛の中に活性酸素が存在するというエビデンスはありません。
表面をきれいにコーティングできるのは事実なので、サロン当日の仕上がりは非常にキレイです。
しかし効果の持続期間が短いことから、現在では「髪質改善トリートメント」の主力からは遠ざかってきました。
酸熱トリートメント
次に髪質改善トリートメントの主力として採用されてきたのが、酸トリともよばれる「酸熱トリートメント」です。
酸性の成分を使ったもので、グリオキシル酸などの酸性成分を、毛髪内のアミノ基と反応させ新たな結合をつくるというもの。
結合が新たに増える事で、毛髪内部が強化され、ハリコシが出るということから、髪質改善との相性も良いとされ、多くのサロンで採用されています。
しかし、このシステムにもすこし疑問が残ります。
このシステムには髪の毛の中にO2、つまり酸素があることが前提なのですが、髪の毛の中に酸素は存在しません。
ただ、こちらについても当日の仕上がりはとても良いので、現在でも多くのサロンで髪質改善トリートメントとして使用されています!
酸性ストレート
水素トリートメント、酸熱トリートメントは表面のコーティングをしっかり熱で反応させながら行い、最後もアイロンで仕上げるような工程になるので、サロンでの仕上がりはかなり映えます。
ただ髪の毛の内部に大きく変化を与えるわけでは無いため、効果の持続期間が短かったり、クセの強い人に対しての効果が望めないといった欠点があります。
そんなデメリットをクリアするために使用されるのが、酸性ストレートです。
ストレートパーマに使用する薬剤ですが、弱酸性のまま髪の毛内部の結合を組み変えることができるため、ダメージを最小限に抑えることができる薬剤です。
髪の毛の結合自体に作用することが出来るので、ツヤツヤのストレートヘアに生まれ変わらせることが可能なため、酸性ストレートの薬剤を使って髪質改善を行うサロンも増えています。
ただ、負担が少ないと言ってもストレート施術には変わりないので、繰り返しの施術はダメージが蓄積するため注意が必要です。
髪質改善トリートメントの効果を長持ちさせる方法
髪質改善トリートメントの効果を長持ちさせるには、ダメージを与えないことが大切です。
一般的に髪質改善トリートメントは1ヶ月に1回くり返し行うことでその効果をキープできるといわれています。
ですが、毎月美容室に通うのは難しいもの。
できるだけ効果を長持ちできるように、毎日のケアを見直してみましょう。
シャンプーを見直す
毎日のシャンプーで髪に負担をかけている場合も。
安価でしっかり皮脂を落せる強い洗浄力を持った石油系シャンプーは髪の油分をとりすぎてパサつきやすくなってしまいます。
髪質改善トリートメントで入れ込んだ栄養成分もとってしまうことになりかねないので、できるだけ避けた方がいいでしょう。
石油系にはラウリル硫酸ナトリウムやラウレス硫酸ナトリウムなどがあります。
シャンプーの主成分の「水」の次に来る洗浄成分がメインで使われているものになるので、購入する場合はパッケージの成分を確認してから買うことが大切です。
アミノ酸系は肌と同じ弱酸性、そして洗浄力も強すぎません。
毎日使うものだからこそ、傷めにくい自分にあったものを選んでくださいね。
トリートメントでダメージケア
髪質改善トリートメントで入れ込んだ成分は、時間とともに抜け出ていきます。
どうしてもだんだん乾燥しやすくなったり、まとまりにくくなったりしてくるので、トリートメントで毎日補填するような気持ちでケアしましょう。
トリートメントは髪の根元ではなく毛先を中心につけることがポイントです。
市販のトリートメントの中にはコンディショナーといって、髪の内部ではなく外側の手触りをよくするために使われるものもあります。
トリートメントをつけた状態で少し置いてみるのもおすすめです。
濡れ髪はすぐ乾かす
髪が濡れた状態だと髪の外側にあるキューティクルが開き、中の水分などが流出しやすくなってしまいます。
また、濡れているとキューティクルが柔らかくなり傷つきやすいので、摩擦で剥がれてしまうことも。
濡れた状態をそのまま放置することで、ダメージにつながるのです。
タオルドライもこするのではなく、優しく包み込むように水分を吸収する、ポンポンと軽く押すようにして水分をとる、などの工夫が必要です。
その後のドライヤーは根元からしっかりと風を送って手早く乾かしましょう。
また、熱風で乾かした後に冷風で整えてあげるとツヤが感じられやすくなります。
このとき、根元側から毛先に向け毛流れに沿った風の向きであてることで、キューティクルが整いより艶やかな印象になりますよ。
熱保護剤を使う
ドライヤーの熱のあてすぎもダメージに繋がります。
ドライヤーをする前やコテで巻く前など、熱をあてるときに事前に熱保護成分の入ったケア剤を使って下準備しておきましょう。
熱によるダメージは改善されることが難しいので、熱ダメージへの配慮は忘れずに。
また紫外線ダメージもあるので、外出時に帽子をかぶる、日傘をさすことも忘れずに。
髪質改善トリートメントの効果を長く感じるには、髪へのダメージを極力減らすことが一番重要です。
ちょっとした日々のケアで変わるので、意識してみましょう。
「髪質改善トリートメント」が必要な髪質
では、髪質改善トリートメントはどのような髪質に必要なのでしょうか?
*ダメージで弱っている髪(ブリーチ毛も含む)
まず思い浮かぶのは、カラーやパーマなどの施術ダメージなどで弱ってしまった髪の毛です。
そのため、栄養補給や髪の毛表面のコーティングができる水素トリートメントや酸熱トリートメントは相性が良いと言えます。
*加齢により弱っている髪(エイジング毛)
髪の毛の老化はお肌よりももっと早く、10代半ばから始まります。
そのため、髪質改善トリートメントを行うことにより、ハリコシを与えてクセを改善したりすることで髪の毛がきれいになっていきます。
髪質改善トリートメントは、髪の毛の表面をコーティングしたり、クセを和らげてくれる効果が期待できます。
そのため、髪の毛に悩みのある方は一度試してみて損はありません。
その際は、髪質改善トリートメントに使用されている薬剤を確認出来れば、どう言った効果や持続期間なのかを知ることができるので、不安な方は問い合わせてみましょう!
髪質改善トリートメントの価格
システムトリートメントが5000円くらいに対して若干お高めですが、髪のクセが抑えられまとまりやすくなるならコスパは悪くはありません。
ですが、定期的に通わなければいけない、そしてやはりコスパは悪くないといっても安くはないので悩む・・・という人もいるのではないでしょうか?
そんな人におすすめなのが「kyogokuブラックダイヤモンド」です。
サロンで受ける髪質改善トリートメントと比べると低価格なのはもちろん、自宅でささっとできるので忙しい人にも重宝されるでしょう。
自宅で髪質改善する方法
実ここからはKYOGOKU Professionalで開発した、自宅で髪質改善ができるアイテム「KYOGOKUブラックダイヤモンド」について詳しく紹介します!
KYOGOKUブラックダイヤモンドとは、髪の毛の髪質を改善するための成分を、惜しみなく詰め込んだヘアケアアイテムです。
髪質改善が出来るスプレー
通常のヘアケア剤はオイルタイプやクリームタイプなどが主流です。
しかしKYOGOKUブラックダイヤモンドは、スプレータイプの業界でも珍しいヘアケア剤です。
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- 2022/2月オープン予定「&chaLme」代表
- 美容学校の技術講師
- 2年連続ホットペッパービューティー
人気スタイルランキング全国1位(140万人中)
東京の有名店HAIR DIMENSIONにて技術を学ぶ(有名雑誌のヘアメイクなど担当)。 美容師向けの技術講習会多数こなし、全国的なCM撮影のヘアメイクも担当。 現在は美容学校の技術講師を担当し、2022年2月には自身が代表を務めるヘアサロンをオープン予定。
美容師としての社会的地位を向上させる為に日々研究中。