美容院でカラーリングをしたあとや、自分でカラーをして理想の色味にならなかったという失敗はありませんか?
アジア人の髪質は赤味が強い髪質をしてて、1度カラーリングをすると色素が残留していることもあり、緑色に仕上がってしまうことが多々あります。
今日はイヤな緑色になってしまう原因ヘアケアについてもについてもを詳しくお伝えします!
Contents
ヘアカラーで緑色の髪になる原因
ブリーチした髪に寒色系のカラーを使っている
この黄色みが残っている時に、寒色系の色味を入れると緑色になりやすいので注意が必要です。
寒色系やアッシュ系の色味は、薬剤に青色の染料が多く入っています。
カラー剤を購入してカラーリングをする際は、元の髪色や残留色素などを考慮して塗布しないといけないので、すごく難しいですよね。
失敗して美容院に助けを求めに来られるお客様も居ます。
お直しは髪の毛や頭皮に負担も大きいので、カラー剤を選ぶ時などは1度美容師に相談してみてくださいね。
カラー剤が混ざって化学反応を起こした
このカラー剤は硝酸銀や硫酸銀という成分が配合されていて、光に当たることで化学反応が起こり黒色に発色します。
この成分がアルカリ剤に反応してしまい、カラーの仕上がりが緑色になってしまいます。
カラー剤に含まれているツンとするにおいの成分アンモニア(アルカリ剤)は、カラートリートメントやオシャレ染めに配合されています。
そしてHC染料という、髪の毛の表面に色を付けるカラートリートメントやヘアマニキュアなどに含まれている染料は、「赤・青・黄」の色味が配合されています。
ブリーチが足りていない
日本人の髪質は、1回ではブリーチをしても黄色味が残ってしまいますよね。
白に近い色味までトーンを上げることが出来れば、カラー剤の色味がキレイに入りますが、しっかり黄ばみを抜き切るまでには何度もブリーチが必要です。
ただ、ブリーチは1回でも髪の毛に与えるダメージが大きく、2回が限界という方もいます。
そんな時はどうしても黄ばみが残ってしまうので、カラー剤の配合(カラーレシピ)に注意が必要です。
ブリーチは、髪の毛の内部をお破壊しながら色味を抜いていくので、髪の毛の主成分であるケラチンを補ってあげる必要があります。
サロンで月に1回、高いトリートメントだけでは足りないので、ホームケアが重要です。
ブリーチでしっかり色を抜き、キレイな色味を入れるためにもヘアケアを取り入れてくださいね。
使用しているカラー剤が薄い
市販で売っているカラー剤を使用したとき、1箱では足りないなんてことありませんか?
美容院では、塗布量をしっかり計算して薬剤を配合し作っています。
なので、足りない時は足りない分作り足していませんか?
それは、塗布量が少ないと染料が薄くなってしまい、しっかりと色味が入らないからです。
市販のカラー剤を購入するときは、髪の毛全体にしっかり塗布できる量を用意してくだいね。
緑色になってしまった髪の治し方
シャンプーで色落ちさせる
カラーリングで入れた色味は1回目のシャンプーから褪色し始めます。
それは気に入った色味であっても、失敗したと感じている色味であっても同じです。
私も以前、美容院でカラーリングをした際に「マリモ」のような緑色になってしまいました。
翌日会社でも、同僚に「髪の毛どうしたの」と言われるほどに・・・
さすがにお直しのお願いの電話をしましたが、時間の消費とダメージを受けただけで、入れたばかりの色味の上に色を入れることは難しかったようです。
(当時ブリーチはしていなかったため)
その日から私は毎日シャンプーを2回していました。
1週間ほどでイヤなミ緑色は無くなりましたが、髪の毛の乾燥を感じました。
カラーリングを少しでも早く落とすにはシャンプーは有効です。
ただ、その分しっかりと頭皮と髪の毛の保湿をしてあげてくださいね。
自分でブリーチ剤を使う
今ドラックストアでもブリーチ剤を売っているので、簡単に自宅でもブリーチができますよね。
自分や美容師でない友達に塗ってもらう場合、その調節はかなり大変だと思います。
ブリーチが上手く出来ていないと、ベース事態にムラが出来てしまうので次のカラーリングはもっと難しくなります。
ロングヘアーになればなるほど、ダメージ毛になればなるほど、ベースづくりは難しくなるので注意してくださいね。
美容院でブリーチを頼む
私はブリーチは美容院で受けることをおすすめします。
ブリーチは、お客様の理想のヘアスタイルに向けてベースづくりとして行います。
その人の髪質やダメージ具合、履歴(黒染めやパーマ、縮毛矯正など)によって美容師でも経験が必要な技術になります。
薬剤はドラックストアやネットでも購入できますよね。
でも美容師のセンスや感覚も大きいと言っていいほど難しい技術なので、髪の毛や頭皮のダメージをお最小限に抑える為にもプロフェッショナルへの依頼をおすすめします。
ヘアマニキュアを使う
でも、カラーリング後緑になってしまった・・・
色落ちしてきたら緑になってきた・・・
なんてこともありますよね。
そんな時は、髪の毛へのダメージが少ないヘアマニキュアで髪の毛の表面に色味を足すのも方法の1つです。
ただ、注意点もあります。
【注意点】
- 元の髪色
- 残留色素
- ダメージ具合
ヘアマニキュアやカラートリートメントはダメージが大きい部分に入りやすい特徴もあります。
そして、色ムラや残留色素を把握していないと状態を悪化させてしまうこともあります。
ヘアマニキュアによっても色味や浸透具合が違うので、最初は目立たない内側の髪の毛で色味を試してから全体に使用してくださいね。
ヘアカラーで緑色にならないために気をつけるポイント
ブリーチやパーマと日を空ける
まず最初に、ブリーチとパーマを同じ日に受けることはできません。
そして、パーマもブリーチも単体で受けてもらってもダメージが大きいため、最悪髪の毛がチリチリやゴムのようにぶよぶよになってしまうことがあるからです。
最悪コーミングをするだけで髪の毛がちぎれてしまうという状態になってしまいます。
ブリーチもパーマも、髪の毛の内部のタンパク質を壊し髪の毛表面のキューティクルも剥がしてしまいます。
毛髪内部のタンパク質も、キューティクルも自然に修復することはありません。
なので、少しでもリスクを減らすためにパーマや縮毛矯正とブリーチの同時施術は受けない美容院がほとんどです。
もし両方どうしてもしたい場合は、先にブリーチをしてカラーリングをしたいと少し先の仕上がりまで共有できる美容師さんとのお出かけですか?
しっかりとブリーチをする
先ほどもお伝えしましたが、ブリーチをしても髪の毛の色素が残っているとカラーリングで色味を入れるときの配合が変わります。
個の配合(カラーレシピ)は経験が必要で、その方の髪質やダメージ、残留色素によって大きく仕上がりは変わります。
ムラなくキレイに仕上げるためにも、褪色過程を楽しむためにもしっかりとブリーチをしてベースづくりをすることが必要です。
緑色になりやすいカラーを避ける
3緑系になりやすいカラーは、アッシュ系などのくすんだ色味や寒色系の色味です。
その理由は、アッシュ系のカラーやグレー系のカラーは緑色(青)の染料が多く入っています。
今アッシュ系のカラーが人気ですよね。
その分、「自分でカラーをして失敗した」とお直しに来られるお客様も多いです。
ただ、お客様の髪の毛の状態によってはお直しが厳しい場合もあります。
- ダメージが大きすぎる
- パーマや縮毛矯正をしている
- ヘアマニキュアやカラートリートメントで染めている
美容院でも、理想の色味や仕上がりにならなかった場合、1週間以内ならお直しが無料で出来たりしますよね。
でも、お直しは時間的な負担に加え髪の毛や頭皮の負担もかなり大きくなってしまいます。
ダメージを最小限に抑えるためにも、美容院をと市販のカラー剤を上手にてくださいね。
私個人は、実績のある美容師にあなたの理想を写真や動画で共有して仕上げてもらうことをおすすめします。
ヘアカラーで緑色になってしまう原因と対処法のまとめ
【カラーで失敗しやすい色味】
- アッシュ系の色
- 寒色系の色
今日は髪の毛が緑になってしまう理由や対処法をご紹介しました。
人は髪型や髪色で気分が大きく変わりますよね。
周りに与える印象も違ってきます。
あなたの自己プロディースのお手伝いができる美容師と出会ってもらいたいと願っています。
ヘアケアをしっかり取り入れながら、素敵なヘアスタイルを楽しんでくださいね。
- ファーマプロダクト講師(薬剤師国家試験対策予備校)
- 薬局薬剤師・派遣薬剤師
- 美容専門学校講師
- DI(製薬企業のCC担当)
- 美容師国家試験対策YOUTUBE国内最大登録者数を保有
薬剤師の国家試験対策予備校の講師の資格を持つ薬剤師。 現在は美容専門学校の講師を務める。 生徒アンケートでは、全教員中1位で生徒満足度は99.5%という質の高い授業を行い、学校の国家試験対策のリーダーを務める。 現在は自身が開設した美容師の国家試験対策YOUTUBEチャンネルを運営。 美容師国家試験対策チャンネルとしては、国内最大の登録者数。 また、KYOGOKU ACADEMYの学科主任も務める。