ヘアカラーのなかでも、長い間人気をキープし続けているのが「ミルクティーカラー」です。
その中でも特に人気なのが、程よくブラウンが残ったミルクティーブラウンです。
今回の記事では、ミルクティーカラーの特徴やオススメのレシピなどを解説していきます。
気になっていた方や、やってみたけど上手くいかなかったという方は要チェックの内容となっています!
Contents
ミルクティーカラーとは?
ミルクティーカラーとは、少し温かみを感じる、彩度を抑えた明るめのベージュ系ヘアカラーです。
ブリーチを必要とするカ色味ですが、流行に関わらず不動の人気のカラーですね。
最近では、少しくすませたような赤みの少ない色味が人気なので、日本人の髪質ではどうしてもブリーチをして赤みを抜いてしまう必要があります。
少しの色味でニュアンスを変えることもできるので、好みに合わせて調整できるのも嬉しいポイントですよね!
ミルクティーカラーは失敗が多い
実はミルクティーカラーは、慣れていないと美容師でも失敗してしまうほど難易度の高いヘアカラーです。
暗い髪色からセルフカラーで成功する人は、まずいないでしょう。
ミルクティーカラーは明るめのベージュが基本となるため、キレイなミルクティーを表現するためには、ブリーチでトーンアップさせることが必要です。
赤みのないミルクティーにするなら、最低でも髪の明るさを16レベルまでは欲しいところです。
上の画像は、KYOGOKUリッチクリスタル+というブリーチ剤を使用して、1回ブリーチした髪の毛の明るさです。
これくらいまで明るくペースを整えることができていれば、ミルクティーカラーを綺麗に入れることができます。
ただ従来のブリーチ剤では、1回でここまで明るくなかなかならないので、髪の毛の赤みやオレンジが残らないように複数回ブリーチしましょう!
「KYOGOKU ブリーチモンスター」は、1回の使用でよりホワイトカラーに近づけることが出来ると話題のブリーチ剤です。
日本では珍しい紫色のパウダーで、抜けるスピードと髪の毛のケア成分がアップしたブリーチ剤です。
ぜひチェックしてみてくださいね!
クリア剤が必須
ミルクティーカラーを染めるときに失敗しやすいのが、染料を入れすぎてしまうというパターンです。
ミルクティーカラーは明るいベージュがベースです。
そのため彩度を高めてしまうと、全く違うヘアカラーになってしまいますので、塗布するカラー剤の染料を調整する必要があります。
KYOGOKU IROMEヘアカラーの場合、ダイアモンドというツヤの出るクリア剤を混ぜてカラー剤を作っていきます。
そうすることで染料が濃く入りすぎずに、ミルクティーカラーのニュアンスが崩れずに染めることができます。
さらにダイヤモンドは髪の毛を保護する役割もあるため、ブリーチをしてダメージを受けた髪の毛の表面をコーティングし、手触りやツヤ感を良くする役割もあります。
ミルクティーカラー:レシピの例
ではここで、KYOGOKU IROMEヘアカラーを使用して、ミルクティーカラーを作るレシピを紹介していきます。
今回作っていくのは、ミルクティーカラーのなかでも最高難易度のホワイト系ミルクティーカラーです。
使用した薬剤は、先程解説したクリア剤のダイアモンド、シルバー、ラベンダーシルバーの3種類です。
《ホワイトミルクティーカラーのレシピ》
- ダイヤモンド1:シルバー40%:ラベンダーシルバー10%
- オキシ3%等倍
このレシピでのポイントは、クリア剤のダイヤモンドの割合と、髪の毛のベースを打ち消す補色としてのラベンダーシルバーです。
ラベンダーシルバーは、補色としてとても有能な、淡い青紫の染料を含んでいます。
少し混ぜるだけで簡単にミルクティーカラーへと近づけていくことができます!
ホワイト系ではなくブラウンを出したい場合は、シルバーの代わりにアッシュブラウンなどに変えてあげると、すこしくすんだミルクティーブラウンに仕上げることができます!
是非皆さんも一度、このレシピを使ってみて下さいね!
オススメのミルクティーブラウンレシピ
ここからはオススメのミルクティーブラウンカラーを紹介していきます。
【根元のブリーチからミルクティーカラーが出来るまで】
上の動画はKYOGOKUのYouTubeチャンネルの中でも再生回数が120万を超えている人気の動画です。
毛髪の診断からブリーチでのリタッチなど、ミルクティーカラーを作るためのヒントが盛り沢山です!
この動画でもお伝えしているように、カラーをする前の状態の確認がとても重要です。
髪の毛の状態に合わせてブリーチの塗り方やカラー剤の選定が大きく変わっていきます。
カウンセリングで過去の縮毛矯正や黒染め、ブリーチなどの履歴を聞き、実際にブリーチをして色素残留がないかの確認も大切です。
色素残留が強いと、重い通りの明度にできない場合があるので、その場合はしっかりお客様にもお伝えし、可能なトーンをお伝えし色を決めてくださいね。
仕上がりがイメージと違いすぎてしまうと、お客様とのトラブルや信用問題にも発展してしまうので、カウンセリングと修正は細心の注意が必要です。
【透明感抜群のミルクティーカラー】
上の動画は透明度抜群のミルクティーカラーの作り方を解説しています。
重要なのは、ブリーチでの脱色方法です。
何気なく見ていると気づきませんが、かなり繊細な作業をしていることが分かりますね!
根元から自然なグラデーションを作ることにより、立体感をプラスしているので、動きのある仕上げがとても似合う様になっています。
【KGカラーを使ってピンクヘアからの透明感のあるミルクティーヘアカラー】
ミルクティーカラーの場合、彩度は抑えて作っていくのがセオリーです。
しかしベースのカラーの状態が、動画のような濃い色味が入っている場合はどうでしょうか?
このベースにミルクティーカラーのオーダーは、普通なら断ってしまいそうなものですが、正しい手順を踏めば可能になります。
ベースの調整、補色の追加、染料の濃さの調整の3つのポイントを使いこなすことができれば、さまざまなヘアカラーに対応することができるようになります!
オススメのミルクティーカラー
ではここからは、京極サロンで作るオススメのミルクティーカラーをいくつか紹介します!
①王道ミルクティーカラー
ミルクティーカラーを求める1番の理由は、柔らかさや透明感がほしいからではないでしょうか?
ピンクブラウンを少し配合し、可愛さもプラスした王道のモテヘアーとなっています!
外国人風カラーとしても人気の色味に仕上がっています。
②ミルクティーバレイヤージュ
バレイヤージュを追加して動きとツヤをアップさせた、グラデーションミルクティーカラーです。
ミルクティーカラーは明度が高く彩度は抑え目に仕上げるため、どうしても平坦な印象になってしまったり、褪色が早くなってしまう場合があります。
バレイヤージュやハイライトで立体感をプラスし動きを出すのと同時に、深めの色味も追加できるので褪色しにくく仕上げることが可能です。
ミルクティーブラウンでも、甘くなり過ぎないかっこいいヘアカラーが再現できます。
③アッシュミルクティーブラウン
少し色味を深く入れるミルクティーブラウンも人気があります。
赤味を完全に取り除いたアッシュ寄りのミルクティーブラウンは、やってみたい方も多いのではないでしょうか?
ベースのトーンアップは必須ですが、思っているよりも色持ちが良く柔らかな質感が継続します。
ミルクティーブラウンを長持ちさせるためには?
カラーリング後、1番ベストな色に仕上がっても、その瞬間から褪色は始まります。
乾燥や紫外線でのダメージ、睡眠時の摩擦、シャンプーなどでせっかく入れたキレイな色もどんどん流れ出てしまいます。
褪色過程を楽しめる色ならいいのですが、落ちやすい色とそうでない色があるので、キレイに褪色過程を楽しむためにもカラーシャンプをお勧めします。
カラーシャンプーの色の入り具合は、その方の髪質やダメージ具合などによって異なるので、まず最初はしっかり泡立てて髪の毛に馴染ませた後、1~2分の放置時間で色味を確認してみてください。
毎日使用する事でどんどん色味は入っていきますし、もっと濃く入れたい場合は使用料を増やしたり放置時間を長くすることで色味の入り具合も調節ができます。
KYOGOKUカラーシャンプー
ミルクティーカラーの弱点は褪色が少し早いという点です。
ベースのトーンを明るくしてから染料を薄めながら染めていくので、どうしても色落ちが早くなってしまいます。
そんなときに使用してほしいのがカラーシャンプーです。
KYOGOKUでははートーンの方向けには3種類のカラーシャンプーを用意しています。
ミルクティーカラーの仕上がりによって、使用するカラーシャンプーが異なります。
・アッシュ系ミルクティーの場合はブルーパープル
・アッシュが強く入りすぎてしまった場合はブロンド
・ピンク系・ブラウン系ミルクティーの場合はピンクパープル
ざっくりと言ってこのような使い分けをしてもらえれば間違いありません。
ピンクブラウンがお好みの方は、ピンクパープルカラーシャンプーとブロンドカラーシャンプーを毎日交互で使っていただくと、可愛いお色味を維持していただけます。
KYOGOKUカラーシャンプーは公式オンラインショップで購入もできますので、気になった方はチェックしてみてくださいね!
ブリーチをしていない髪にも補色ができるカラーシャンプー
「KYOGOKU パーソナルカラーシャンプー」はブリーチをしていない方でも今はカラーシャンプーで黄ばみを抑えたり、染料の濃いものを選んで髪の毛に補色をすることもできます。
- ピンクブラウン(イエベ春)
- アッシュグレー(ブルべ夏)
- オリーブアッシュ(イエベ秋)
- ダークグレージュ(ブルべ冬)
ブリーチをしていて、トーンを落としたくない方にはお勧めをしていませんが、ミルクティーのお色味からキレイなブラウンにしたい時は「ダークグレージュ(ブルべ冬)」も人気です。
ハイトーンの後、少し落ち着いたイメージにチェンジしたいという方にも人気のカラーシャンプーです。
ミルクティーは少し黄ばみが残った状態で色を入れるので、色落ちしてきたときはカラーシャンプーで補色をすることで、キレイな色味が維持できます。
カラーシャンプーを変えるだけで簡単に雰囲気を変えることもできるので、是非取り入れてみてくださいね。
ミルクティーカラーについてのまとめ
ミルクティーカラーは、難易度の高いヘアカラー技術を必要としますが、とても人気の高いヘアカラーです。
希望する色味によっても施術内容が大きく変わってきますので、事前に美容師さんにしっかりと希望を伝えるようにしましょう。
気に入ったミルクティーブラウンカラーが見つかったら、是非ともチャレンジして見て下さいね!
イメージを共有するときは、言葉だけでなく出来るだけ写真や雑誌などの目に見えるもので共有していただく事をお勧めします。
光の加減で発色は異なるので、お客様にお写真を見せてもらったら、カラーチャートや他の雑誌の写真などでこれくらいのトーンや色味と説明をしてあげるようにしましょう。
美容師は光も考慮して話をしますが、お客様は見たままの色を求めているので、具体的に説明してあげることで美容師のリスクを減らすこともできます。
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