【2021年版】今後の美容室ディーラーはどうなっていく?Amazonもライバルに!?

美容室 ディーラー
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▼この記事で分かる事▼
美容ディーラーの現在地
美容ディーラーの今後
Amazonが代理店参戦!?
美容ディーラーは全国に約1000店舗あるといわれています。
その内訳は大手から、個人の小さな会社まで様々。
美容全体の市場規模は2000億円ほどです。
このうちの3割が大手4社ダリア、ガモウ、きくや美粧堂、フジシンです。
数年前まではこのパワーバランスで推移していましたが、ここ最近で大きな変化がいくつも起こっているので、解説していきたいと思います。

目次

美容ディーラーの過去と現在

美容ディーラーの役割は、年々変化してきています。
ここ20年程の変化を順番に見ていきましょう!

2000年代

美容業界に長くいる方であれば分かると思いますが、一昔前は業界の情報などはディーラーさんから教えてもらうことがほとんどでした。
今ではSNSが確立され、美容室は、美容ディーラーからではなく、ネットで最新の情報を自ら取得します。
そのため、情報屋さんとしての役割が無くなってしまったのです。これが2000年代での変化です。

2010年代

2010年代は、業務委託の低価格サロンの流行などによる、価格競争が激化しました。
1円でも安く卸してくれる美容ディーラーが求められた結果、資本力のある大手ディーラーや、格安の商材を独占して扱えるディーラーが勢力を伸ばし、個人で経営しているディーラーは価格競争に負け、廃業したり、大手のディーラーに吸収されることとなりました。

2015年以降~

ある程度、価格競争は限界に達し、落ち着いてきました。
高彩度カラーや、酸熱トリートメントなどの髪質改善メニューの流行など、美容室は商品にクオリティーを求めるようになります。
そういった商品を扱っている美容ディーラーが重宝されたりしました。
他にも、美容師が足りない、求人難も訪れました。
新卒が集まらない、求人が上手くいかない、新人教育が上手くいかない等の悩みに対して、対策をしてくれる美容ディーラーも現れるようになりました。
このように美容室が美容ディーラーに対して求めるものが、時代とともに変化してきている事は、分かってもらえたかと思います。
しかし、ここ数年で、その流れも大きく変わる事となります。

美容ディーラーは無くなる!?

「美容ディーラーって近い将来なくなるらしいよ」
美容業界にいる方なら、こんなうわさを聞いたことがあるのではないでしょうか?
これについては、様々な意見があり、未来のことは断定できないとは思います。
しかし、確実に言えることは、「今まで通りのディーラーは無くなるよ」という事です。

なぜ、今までの美容ディーラーは無くなるの?

今までの美容メーカーが無くなっていく理由の一つが、メーカーは美容室と直接取引が出来るようになったからです。
少し前までは、メーカーは日本全国の美容室に、新商品の案内や使用方法を伝える手段が、まだありませんでした。
しかし、ネット環境が発達し、全国の美容室に簡単に情報を伝えることが可能になったのです。
そして、物流環境も改善され、メーカーから直接美容室に商材を下せる環境がそろったのです。
メーカー側としては、美容ディーラーを挟むと、その分利益率が下がります。
そのため、数年前からメーカー直送商品を作る、美容メーカーが増えました。
Amazonが美容の業務品を販売し始めた
美容室 ディーラー
アマゾンのロゴを表示する黒いサムスンギャラクシースマートフォン
2021年にAmazonが美容室向けに、美容業務商品を販売し始めたことはご存じでしょうか?
本来は2020年にスタートする予定だったみたいですが、コロナの影響もあり、少し遅れたようです。
地域の美容ディーラーで仕入れるメリットの一つとして、「急に商品が欠品になったから1つ持ってきて」が出来ることもあると思います。
Amazonが参戦してきたことで、このメリットも脅かされます。
Amazonは現在、日本各地に巨大な倉庫を建設し始めています。
整備が整えば、「カラー剤1本でも数時間以内に届けてくれる」ということが可能になります。
送料も掛からず、注文も簡単になり、ますます美容ディーラーは厳しい戦いになっていきます。
これからの美容ディーラー
美容室 ディーラー
ここまでを聞いていると、なかなか厳しい状況になっていく事は間違いありませんが、各美容ディーラーでも様々な工夫がされています。

対策を始めているところも

自社ブランドのカラー剤を作って、美容メーカー兼美容ディーラーという形を作ったところもあります。
中間マージンが掛からないので、割引き出来る幅も確保できますし、自社で製造する分、利益率を確保できます。
今後こういったメーカーと同じ動きをする美容ディーラーは増えていくのではないでしょうか。
オンラインで簡単に注文できるようにシステムを整備し、クレジットカード支払いにも対応する美容ディーラーも増えてきました。
KYOGOKUでも、ハイクオリティーな、自社ブランドのカラー剤などを開発しています。
美容室 ディーラー
KYOGOKU美容商材
まだまだ、美容室でここまでやっているところはなかなかありませんが、美容ディーラーも美容メーカーも美容室も、大きく変わっていく時代に大砲する必要があるといえるでしょう。

まとめ

美容ディーラーに対して、様々な角度から分析を行いましたが、いかがでしたでしょうか?
かなり踏み込んだ内容になりましたが、美容ディーラーに求める条件も、美容室ごとに異なるはずなので、
時代に合った美容ディーラーはまだまだ必要とされていくと思います。

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この記事を書いた人
難波 優二
  • 株式会社kyogoku専務取締役
  • 美容学校教員
  • 美容ディーラー
  • 美容メーカー勤務
  • 接客の全国大会で全国2位
美容師として勤務ののち、美容専門学校にてヘアメイクの講師を務める。
その後美容代理店、全国チェーンの理美容室のSV、美容メーカーにて勤務。
現在はKYOGOKU PROFESSIONALを運営する株式会社kyogokuの専務取締役に就任。
KYOGOKUの運営する各サイトの管理、KYOGOKU商材の広報活動を統括。
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