トレンドの髪型を提案！似合わせカットの考え方とおすすめスタイルとは？

似合わせカットには様々な理論があります。

お客様のなりたいスタイルをベースに、もっとそのお客様に似合うようにカットすることが求められます。

お客様一人一人に合わせたカット方法なので、どう変化させるのが一番素敵に見えるのか、日々勉強することが大切です。

今回はそんな似合わせカットについて考えてみました。

• 似合わせがあまりよくわからない
• いつも言われたままのスタイルしか作れない
• 提案の仕方が難しい

そんな悩みがある人はぜひ最後までご覧ください。

似合わせカットとは？

似合わせカットとは、その人の骨格や生え癖、髪のボリュームや質感などを考慮した特別なカットです。

例えばお客様が「こんなヘアスタイルにしたい」と写真を見せてきたとします。

それをすべて同じにできることももちろん大事なのですが、プロとしてスタイルをお客様に落とし込むことも必要です。

同じスタイルでも、長さを少し変えればくせ毛が収まりやすい、前髪の生え癖を活かしたカットラインにする、などオーダーメイドのようにそのお客様に「似合う」髪型にするのが似合わせカットの基本。

独断でするのではなく、お客様にはどういった理由で少しスタイルを変えるのかを事前に伝えて了承を得ることが一番大切です。

似合わせカット事例【レイヤースタイル】

例えばこのスタイル。

全体的にレイヤーの入った軽めのカットが魅力です。

比較的どんな顔型でも似合うのですが、顔型によって少し変えてみるともっと似合うスタイルになるのです。

面長さんへの似合わせカット

面長な方には、縦の長さを強調するのはあまりおすすめできないので、この重め前髪や外ハネスタイルは◎。

ただしサイドの一番長い部分を顔が長く見えない位置に、設定するといいでしょう。

どのくらいの長さかはお客様によって変わります。

トップが丸みを帯びているのはシルエット的にもぴったりなので、それは変えずに調整するといいでしょう。

丸顔さんへの似合わせカット

丸顔さんは丸いシルエットにならないようにメリハリを大切に。

このスタイルの場合、くびれ部分をしっかりと作るようにしましょう。

トップは少し高さが出るほうがシュッとした雰囲気に。

前髪を少しだけ分けるようにアレンジするのもいいかもしれません。

似合わせカット事例【ボブスタイル】

前下がりボブも人気のスタイルです。

これもそのまま同じにするのではなく、お客様に合わせた似合わせカットで他との差別化をはかりましょう。

面長さんへの似合わせカット

大人っぽくみえる面長さんは前下がりボブにするとより大人っぽさが強調されます。

この場合、サイドの髪が少しふんわりしたり動きがでるようにして、少し柔らかい雰囲気にもっていくのもいいでしょう。

大人っぽいのが好きな場合は無理して変える必要はありませんが、顔周りの髪のバランスを調整してくださいね。

丸顔さんへの似合わせカット

子どもっぽくみられがちな丸顔さんは、大人っぽくみえる前下がりボブは◎。

ただし前髪が短い場合はサイドに流れるようにカットしたり、サイドにも少しレイヤーをいれて縦ラインを強調したりすると丸さを感じにくくなるでしょう。

似合わせカットの提案方法

似合わせカットをする場合、まずはお客様に説明することが大切です。

例えば丸顔で悩んでいるお客様がシルエットが丸くなるようなスタイルを希望したとき、

「このスタイルをベースに、ここの切り方を少し変えてかっこよく見えるようにしましょう」などと提案してみるといいでしょう。

お客様が了承すれば、提案通りに似合わせカットを行います。

また、一つだけ提案するのではなく複数選択肢を設けるのもおすすめです。

お客様のなりたい雰囲気や悩みに沿って、いろいろな提案をすると信頼感も高まります。

提案するときは必ず「なぜその部分を変えた方がいいのか」を説明することを忘れずに！

似合わせカットをマスターしよう

今回は面長さんと丸顔さんのほんの一例のみの紹介でしたが、輪郭だけでもまだまだたくさん似合わせ方法があります。

さらに顔のパーツや髪質など考慮すると、数えきれないくらいにパターンはあるはずです。

お客様がしたいスタイルを作るのはもちろん大事ですが、一歩進んだ提案力を磨くとより上のパフォーマンスができるでしょう。

そういった技術面は先輩美容師さんに教わるのもいいですが、KYOGOKUアカデミーでも学べます。

全線で活躍する人気美容師の技術が学べる機会はそうそうありません。

KYOGOKUアカデミーならオンラインなので、いつでも自分の好きな場所で最新の情報が得られます。

もっと技術を向上させたい人はぜひこの機会に学んでみてはいかがでしょうか。