最近ではステイホームの機会が増えたのと、気軽に購入出来るセルフカラーの製品の進化により、お家でセルフカラーをする方が増えているようです。
ただ気軽に狙い通りの色に染めやすくなった一方で、セルフカラーには切っても切れないデメリットも存在します。
セルフカラーのデメリットとはなんなのでしょうか?
- セルフカラーのコツが知りたい
- どのカラーを選べばいいのか悩む
- セルフカラーをするか悩んでいる
そんな人はセルフカラーのメリットだけでなく、デメリットもしっかりと理解した上で考えましょう。
セルフカラーの種類
市販のカラー剤は、ひと昔前だとクリームタイプのみでしたが、最近はより扱いやすくするために色々なタイプのアイテムが発売されるようになりました。
はじめに、どんなタイプの物があるのかご紹介していきます!
クリームタイプ
まずはお馴染みのクリームタイプから。
1液2液を混ぜて塗布していくアイテムです。
サロンのカラーのようにクリーム状ですが、セルフだと刷毛で塗るのは難しいので、専用ノズルで塗布できるように工夫されています。
泡タイプ
こちらは約10年前から発売されている物になります。
発売されてから、その塗りやすさと染めやすさで人気があります。
シャンプーをするようにクシュクシュと髪全体を泡で揉みこむように塗布していくのが特徴です。
なんといっても塗りにくい後頭部の根本まで、泡だと塗布しやすいのがメリット。
不器用だからセルフカラーを諦めていた、そんな人でも扱いやすいアイテムとなります。
スプレータイプ
こちらのスプレータイプは主に全頭よりもポイントカラーやハイライトや毛先のブリーチをセルフで行いたい場合に適しているタイプです。
メリットとしては1回の使い切りではなく、ある程度は保存が効くので染めたい時に使えるというところです。
アイテムによっては一日だけ染めるもの、徐々にカラーチェンジをさせるものなど違いがあります。
セルフカラーのやり方
では各タイプごとに具体的な使い方について説明していきます。
クリームタイプのコツ
混ぜるときにしっかりと混ぜ残しがないように気を付けましょう。
クリームタイプは馴染みにくいので、細かくブロッキングしていかないと塗布ムラができやすいです。
カラー剤がついた染まりやすいので全体で放置時間の差がでないように、手早く塗布していく事がムラなく綺麗に染まるコツとなります!
またカラー剤を塗布する前に生え際が染まらないように保湿クリームで保護しておきましょう。
①髪の毛をブロッキング
トップをセンター分けにして左右で1つずつ、後頭部は上下に分けて1つずつ、計4つに分けてゴムで束ねましょう。
②染まりにくい部分から塗布
カラー剤は塗る順番が大切です。
染まりにくい後頭部、襟足から塗り始め徐々に上の部分を塗布していきます。
スライス(横に取り分ける)を各部分で4回以上行うと、きれいにクリームがつくので塗布ムラを防げます。
伸びてきた黒の部分のみ狙って塗布していきましょう。
③トップを塗布
②と同じ要領でトップ2箇所を塗布していきます。
顔周りの産毛は染まりやすいので最後に軽く塗布する程度で大丈夫です。
④全体にカラー剤を塗布
根本の塗布が完了したら、毛先までの髪全体に塗布していきます。
①と同様、ゴムで束ねなくても良いですが、細かくブロッキングして塗布して行った方が塗りムラを防げます。
⑤ラップを巻き指定時間放置
ラップを巻く事で自分の体温で保温され、より染まりがよくなります。
⑥放置が完了すればしっかりシャンプーで洗い流します。
トリートメントも忘れずに行いましょう!
泡タイプのコツ
こちらも細かくブロッキングしていく事と、泡の量で染まり具合が変わってしてしまうので、量を均等に塗布して行く事が成功のコツとなります!
またこちらもカラー剤を塗布する前に生え際が染まらないように保湿クリームで保護しておきましょう。
①髪の毛をブロッキング
トップをセンター分けにして左右で1つずつ、後頭部は上下に分けて1つずつ
計4つに分けてゴムで束ねましょう。
②染まりにくい部分から塗布
カラー剤は塗る順番が大切です。
染まりにくい後頭部、襟足から塗り始め徐々に上の方を塗布していきます。
ポンプから一度手に出して髪の毛の中間から乗せ、毛先に広げていきます。
根本付近で一度泡を足して根本へと揉み込むイメージで泡を広げましょう。
この時に頭皮に泡を付けすぎると頭皮ダメージの原因となってしまうので、頭皮は直接狙わないように注意。
後頭部の塗布が終わったら一つにまとめます。(乾燥を防ぐ&保温の為)
③トップを塗布
②と同じ容量でトップ2箇所を塗布していきます。
こちらも顔周りの産毛は染まりやすいので最後に軽く塗布する程度で大丈夫です。
全体を塗布出来たら手ぐしで馴染ませます。
④ラップを巻き指定時間放置
ラップを巻く事で自分の体温で保温され、より染まりがよくなります。
⑥放置が完了すればしっかりシャンプーで洗い流す
トリートメントも忘れずに行いましょう!
スプレータイプのコツ
主に「ミストブリーチ」として販売されている事が多いスプレータイプ。
ポイントやハイライトなどの部分的に脱色したい場合に適しています。
使い方としては
①脱色したい部分にスプレーする。
②好みの明るさになればシャンプーして洗い流す。
という感じで、とても簡単に手軽にセルフカラーができます。
ブリーチ剤が入っているので頭皮や肌には付けないように気を付けましょう。
セルフカラーで気を付けるポイント
塗り分け
新生部(黒髪部分)と既染部(一回染めている部分)がある場合は、新生部から塗りましょう。
新生部は一度もカラーをしたことがない部分なので染まりにくいです。
泡タイプは塗り分けが難しいので、クリームタイプを使って塗り分けていきましょう。
乳化
ヘアカラーを流すときにもポイントがあります。
いきなりシャワーで流すのではなく、カラー剤とお湯を馴染ませる「乳化」という作業をすることでカラーの塗りムラを目立たなくさせたり、カラーの持ちをよくさせたり、頭皮に付いたカラーを浮かせてくれたりします。
やり方は簡単です。
少しずつお湯をカラー剤が付いた部分に馴染ませて柔らかくしていきましょう。
カラー剤がトロトロになったら、全体に馴染ませてシャワーで流します。
その後はシャンプーでしっかり洗ってくださいね。
セルフカラーでグラデーションできる?
では今トレンドの『グラデーションカラー』はセルフでは出来るのでしょうか?
答えは「どちらとも言えない」です。
よほど数をこなし手慣れた方だと成功するかもしれませんが、
グラデーションカラーはサロンで行う方が無難でしょう。
おすすめセルフカラー
今回はセルフカラーについて説明をしていきましたが髪質や技術には個人レベルがあり、なかなか思った通りに再現が難しいもの。
初心者の方には『カラーシャンプー』や『カラートリートメント』がおすすめです。
ベースはサロンでプロに作ってもらい、色落ちが気になる頃にご自身で色味を足すイメージですね!
これなら髪ダメージもなく失敗が少ないセルフカラーと言えるでしょう。
セルフカラーのメリット&デメリット
ではセルフカラーのメリットとデメリットについてまとめていきます!
メリット
①手軽な価格でカラーチェンジができる
②美容室が苦手な方にはとても良い
③忙しくてサロンに行く時間がない方も好きな時に染められる
デメリット
①頭皮、髪ダメージが出やすい
②失敗する可能性も
③黒染めなど染まり過ぎてしまうと次に明るくすることが難しい
まとめ
以上が「セルフカラーのメリットデメリット!やり方のコツとおすすめカラー」についてでした。
どうしてもヘアサロンが苦手、行く時間がない。
という方はご自宅でセルフカラーをする際に参考にしてみてください。
またその際はしっかりトリートメントを行う事を忘れないでほしいです!
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- 2022/2月オープン予定「&chaLme」代表
- 美容学校の技術講師
- 2年連続ホットペッパービューティー
人気スタイルランキング全国1位(140万人中)
東京の有名店HAIR DIMENSIONにて技術を学ぶ(有名雑誌のヘアメイクなど担当)。 美容師向けの技術講習会多数こなし、全国的なCM撮影のヘアメイクも担当。 現在は美容学校の技術講師を担当し、2022年2月には自身が代表を務めるヘアサロンをオープン予定。
美容師としての社会的地位を向上させる為に日々研究中。