さまざまな業種で働き方改革に注目が集まっています。
私のいる美容業界もパートやフリーランスの方が増えてきました。
そういう私も現在、フリーランス美容師として活動中です。(2022年現在で6年目)
そこで今回は、「美容師の働き方って?パートやフリーランスでの実際の生活」というテーマでシェアしていきます。
この記事は以下のような悩みを抱えてる人にぴったりです。
- パートとフリーランスの違い
- パートやフリーランスになる方法
- パートやフリーランス美容師の実態が知りたい
美容師の働き方と生活
2019年から本格始動をした働き方改革。
美容業界では、どのような働き方改革が行われているのでしょうか?
パート勤務
「美容室側も負担が少ない」
パート勤務のほとんどがママ美容師です。
もともと美容師として働いていたけど、結婚や出産が理由でパートで働いてる方々です。
パート勤務の場合、1日中サロンワークをするわけではありません。
どちらかというと以下のような感じでスポット的に働いています。
- 午前や午後のみ
- 平日や土日祝飲み
- 美容室が忙しいときだけ
パート勤務の働き方は、少しだけアルバイトに近い感じかもしれません。
一般的なアルバイトのように、素人の状態から手取り足取り教えてもらえません。
美容室側からするとパートを雇う場合、即戦力として期待しています。
ある程度スタイリストとしてスキルを積んでおかないと、パートになるのは難しいでしょう。
フリーランス
『フリーランスは個人事業主』
全国には美容師が約50万人以上いると言われています。
その中でフリーランス美容師として、活動しているのは約10万もいるそうです。
そんなフリーランス美容師の働き方は、美容室をレンタルするところから始まります。
美容室に支払うレンタル費用に関しては、大きく分けて3つです。
- レンタル代金のみ
- 売上のパーセンテージ
- レンタル代金+売上のパーセンテージ
これらを支払った残りが収入になります。
一方、フリーランス美容師を受け入れる美容室は、そのレンタル費用が不労所得収入として得ることができます。
私がフリーランス美容師として活動を始めた6年前までは、働ける美容室はごくわずかでした。
しかし、今ではフリーランス専用の美容室が多く存在します。
私が働いている福岡の天神には、さまざまな形態のフリーランス専用美容室があります。
美容師の働き方としては、6年前と比較して働きやすくなってると言えるでしょう。
この点から考えると、ますますフリーランス美容師は増えていくと予想されます。
パートやフリーランスになるためには
「最低でもスタイリストデビューは必須」
パートやフリーランスとして活動するなら、スタイリストとしての技術をマスターしておかないといけません。
なぜなら、アシスタントのパートやフリーランスはほとんど存在しないからです。
もし、将来的にパートやフリーランスとして活動したいなら、最低でもスタイリストデビューをしておきましょう。
そうしないとパートやフリーランスにはなれません。
たまに美容学生で「卒業したらフリーランス美容師になりたい」と言う人を見ます。
これに関しては、100%ではありませんが限りなく難しいです。
なぜなら、スタイリストとしてのスキルを身につけていないからです。
美容専門学校と美容室とでは、習得したスキルのレベルが全く違います。
パートやフリーランスとして活動を目指すなら、まずは美容室でスタイリストデビューを目標にしましょう。
パートとフリーランスの違い
『パートとフリーランスは全く違う』
パートとフリーランスは、似ているようで違います。
冒頭でも説明したようにパートはどちらかというと、アルバイトに少し近いです。
パートの場合だと極論を言えば、お客様を担当しなくても時給が発生します。
しかし、フリーランスはお客様を担当しない限り給料が発生しません。
私の経験上ですがフリーランス美容師になるなら、顧客が100名近くいないと難しいと思います。
スタイリストデビューをしたからといって、すぐにフリーランス美容師になるのは危険です。
まずはスタイリストとして顧客をつけるところから始めましょう。
パート美容師とは
『スポットで働く』
冒頭でも紹介した通りパート美容師は、1日中サロンワークをする機会は少ないです。
このような働き方は、雇う美容室側からしてもメリットが大きいと言えます。
なぜなら、忙しいときに働いてもらうため時給に対しての生産性が高いからです。
美容室側は暇な時間帯と忙しい時間帯、どちらも同じ額の給料を払わなければいけません。
そのため、美容室側からしてもパート美容師はありがたいポジションと言えます。
パート側も子育てをしながら、隙間時間で美容師ができるので助かる部分も多いです。
そういった意味では、美容室とパートの関係はwinwinかもしれません。
フリーランス美容師とは
『自分自身が美容室と考える』
フリーランス美容師は、個人事業主です。
働き方は先ほども紹介した通り、美容室の一部をレンタルします。
フリーランス美容師の中には、顧客が少ない人も存在します。
そんな方は業務委託をしている美容室を探してみるのもありです。
あと、フリーランス美容師は仕事以外にもやることが多いです。
- 情報発信
- 確定申告
- 経費や売上の計算
これらの部分は美容室に雇われているときは縁がなかったと思います。
私自身、フリーランス美容師となって「雇われていた頃は楽だったな」と感じるくらい大変です。
しかし、個人事業主となりフリーランス美容師として活動するには必須になってきます。
「フリーランス美容師=楽に働ける」と考えてる人は注意してください。
とにかくはじめは経験値を上げよう
今回のテーマ「美容師の働き方って?パートやフリーランスでの実際の生活」についてまとめていきます。
- フリーランス美容師は個人事業主扱い
- パートは即戦力でないと雇われるのは難しい
- パートやフリーランスはスタイリストとしてのスキルは必須
- 美容室側にとってパートは生産性高く雇えるメリットがある
- パートは美容室が忙しい時間帯だけスポットで働く場合が多い
- フリーランス美容師は現在10万人と言われ今も増え続けている
- 美容室はフリーランスを雇うと不労所得収入が得られるメリットがある
- さまざまな形態のフリーランス美容師専用のシェアサロンが増えている
- フリーランス美容師になるなら経費や売上の計算、確定申告をしないといけない
パートやフリーランスの働き方は、あくまでスタイリストデビュー後にあるものです。
私のフリーランス美容師としての経験上、スタイリストになって3年以上は働いた方がいいです。
しっかりと、スタイリストとしてのスキルを身につけてからでも遅くありません。
今回の記事が少しでも役に立つと嬉しいです。