[フリーランス美容師] 実際のところどうなの!?具体的なこと、聞いてみた

[フリーランス美容師] 実際のところどうなの!?具体的なこと、聞いてみた
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フリーランスとして働くことを検討する美容師さん、時代に合った働き方としてかなり増えています。

収入が増えるって本当なの?施術時間が短くて良いパフォーマンスが出来ないんじゃないの?どんな人が向いているの?

色々な疑問について、実際のフリーランス美容師さんにも聞いてまとめてみました!

目次

フリーランス美容師ってどんな働き方?

フリーランス美容師ってどんな働き方?
  1. 業務委託サロン

業務委託サロンとは、基本的な集客をサロン側が行い、お客様への施術を委託されたスタイリストが責任を持って担当するサロンになります。

最低限の材料、道具は揃っており、ハサミさえあれば仕事ができるシステムです。

フリー客の場合、歩合は40%前後、指名客の場合、歩合が50%〜60%のところが多いです

  1. 面貸しサロン

面貸しサロン、もしくは美容室の一席を借りて賃料を払って施術を行うサロンは、集客も材料を揃えるのも全て自分になります。

歩合率は70%〜80%前後と比較的高い傾向にあり、自分のお客様が多い方には非常に効率の良い稼ぎ方になるでしょう。

業務委託サロンで働く場合はどうなる?

  • 業務委託サロンで働く場合のメリット

業務委託サロンで働く最大のメリットは、集客をサロンにしてもらえることです。

明日からでも、自分の顧客が一人もいなくても、サロン側の集客が順調な場合、出勤すればある程度収入が見込めます。

お店によっては収入補償をつけているサロンもあります。

そして立地や過去のクチコミ、価格帯などを見て、ある程度お客様が普通に入っていそうなサロンであれば、収入面で生活に困るようなことはないでしょう。

  • 業務委託サロンで働く場合のデメリット

業務委託サロンは低価格でクーポンサイトなどで集客をしていることが多いです。

限られた時間・薬剤のなかで、自分のパフォーマンスを展開する必要があります。

薬剤にこだわりのある方、仕事に時間がかかる方は大幅に自分の仕事を見直す必要があります。

また、新規のお客様が多いので、過去にどんな履歴があるのか、髪質が読みづらい傾向にあります。

限られた時間の中でも、カウンセリングを慎重に行わないと大変なことになる場合もあるので気をつけましょう。

  • どんな人が業務委託サロンに向いている?

ある程度薬剤の知識があり、融通を利かせられる技術力がある人、順応性の高い人、仕事のスピードを一定に保てる人、コミュニケーションの高い人の方が好ましいでしょう。

ある程度美容師としてバランスの良い人の方が向いています。

面貸しサロンで働く場合はどうなる?

  • 面貸しサロンで働く場合のメリット

1番のメリットは歩合が良いことです。

基本的に面貸しサロンは席を時間で借りることが多いので、70%〜80%になることが多いです。

一般的な美容室の一席を借りたり、シェアサロンを契約して借りる方法があります。

自分の仕事に思いっきり集中できるので、よりお客様に寄り添った仕事ができます。

  • 面貸しサロンで働く場合のデメリット

顧客を自分で開拓しないといけないこと、材料の調達も自分でやる必要があることです。

良い道具、良い材料が最高のパフォーマンスを引き出します。

KYOGOKUの道具、材料はお客様の満足度も上がります。

一度試してみてください。

  • どんな人が面貸しサロンに向いている?

SNSフォロワーなどが多く、自分でする集客が継続して見込めそうな人。

元々顧客をたくさん抱えている人。

薬剤にこだわりのある職人肌の人などに向いている働き方でしょう。

他に副業があり、自由な時間が必要な人にも向いています。

▼フリーランス美容師のメリット▼

  • 働く時間を自分で決められる。

一人で仕事することになるので、時間は自由です。

今までプライベートの時間が無かった人でも、自由な時間を作ったり、家族と過ごす時間を作れるようになります。

また、美容師以外にもやってみたい事業やビジネスがあれば、それに挑戦する時間も作れるようになります。

  • 入客した分だけ、収入増に直結する。

基本給は無いものの、完全歩合制なので、入客した分だけシンプルに収入増に繋がります。

  • 自分の好きな勉強会だけ、自分で選べる。

決まった勉強会が無いので、自分が参加したいと思った講習会やオンラインサロンを自分で選んで、学べます。

今はたくさんのオンラインサロンがあるので、スキルアップが効率良くできる時代になりました。

全て一流のスキルが効率良く学べるオンラインサロン で、フリーランスでもどんどんスキルアップが可能です。

  • 自分が購入した材料、機材、仕事に関係するものを、経費に計上することで税金を抑えられる。

こだわりが出てくれば来るほど、持ち出しの自費購入品が増えてくるのが美容師。

自分が使いたいと思った物は購入し、経費として計上すれば、多少税金が安くなります。

  • 税金が経費分無くなるわけでは無いので気をつけましょう!※意外と勘違いしている初心者も多いです!

▼フリーランス美容師のデメリット▼

  • 全責任を自分で取らないといけない

例えば急なお休みの時には、予約が入っているお客様には全て自分で連絡をして予約を変えて頂かないといけません。

また施術のお直しで他の担当者に変えてもらいたいと言われた場合は、自分で他のスタイリストに交渉して、担当してもらえることになればそのスタイリストに報酬を支払わなければいけません。

  • 固定給がないので、休んだらその分収入は無くなる

予期せぬ長期休暇を強いられることになったとしたら、その間の収入は0になります。

ある程度の生活をしていける手段や、最低限の貯金は用意しておきましょう。

  • チームプレーではないので、時間配分は自己責任で予約を捌いていく必要がある

お客様とカウンセリングでメニューを増やしたいということがあっても、次に別のお客様のご予約が入っている場合は、時間を増やすことができないということを意識しておく必要があります。

時間がずれて掛け持ちということになっても、自分が借りている席以上にお客様を待たせることは出来ないので、時間を守る意識はしっかりと持ちましょう。

  • 確定申告、納税を忘れないようにする。

納税は所得税、住民税、健康保険料(税)、個人事業税、消費税(前々年の売上が1000万円を超える場合などの条件有り)があります。

納めるのを忘れないようにしましょう。

また、税金とは別にプラスで国民年金もあるので気をつけましょう!

将来はどう考えてる?

収入が増えて貯蓄が増えると、仕事についての視野が広がってきます。

貯金を元手に自分のサロンをオープンしたり、時間を調整して無理のない範囲で副業に挑戦してみたり、業務委託サロンの経営本部に社員として誘われたり。

確実に準備を進めながら、自由に羽ばたいていく人が多いです。

また長くフリーランス美容師を続けて、貯蓄を増やしながら自分の生活を楽しんでいる人もいます。

自立したスタイリストの集まりなので、新しい美容情報や、ビジネスの情報を交換しあったりして良い刺激をもらう場合もあるようです。

まとめ

フリーランス美容師といっても、周りの人と関係がゼロになるわけではなく、むしろポジティブに協力しあったり、交渉したり、人間力が成長できるきっかけになります。

また、今まで教育してくれたサロンのありがたさを感じたり、自由にスキルを伸ばせる時間ができたり。

自分のプライベートを充実させながら、収入と両立して生活を成り立たせたりできるようにもなるでしょう。

フリーランス美容師はどんどん増えてくるようになると思いますが、美容業界には教育型サロンも必要です。

フリーランス美容師をお考えの皆さん、ぜひ一度は挑戦してみてください。

自由と成功を手に入れたら、今度は人材育成と美容師の労働環境向上の両立も、一緒に考えていきましょう。

この記事を書いた人
森田
森田 佳奈
  • ファーマプロダクト講師(薬剤師国家試験対策予備校)
  • 薬局薬剤師・派遣薬剤師
  • 美容専門学校講師
  • DI(製薬企業のCC担当)
  • 美容師国家試験対策YOUTUBE国内最大登録者数を保有
薬剤師の国家試験対策予備校の講師の資格を持つ薬剤師。
現在は美容専門学校の講師を務める。
生徒アンケートでは、全教員中1位で生徒満足度は99.5%という質の高い授業を行い、学校の国家試験対策のリーダーを務める。

現在は自身が開設した美容師の国家試験対策YOUTUBEチャンネルを運営。
美容師国家試験対策チャンネルとしては、国内最大の登録者数。
また、KYOGOKU ACADEMYの学科主任も務める。
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