▼この記事で分かる事▼
- 美容師免許国家試験について
- 美容師になってからの勉強方法
いつも爽やかな笑顔で明るく話かけてくれて、お洒落で清潔感のある美容師さんに一度は憧れたことがあるのではないでしょうか。
髪型や服装だけではく、美術やアートに関しての感性も豊かな人が多いというイメージもありますよね。
将来美容師になりたいという方だけではく、すでに美容師になって働いている方にも必見の
内容ですので、ぜひ最後までご覧ください。
美容師になるには?
まずはどうやったら美容師になれるかについてご紹介させていただきます。
美容師になるためには国家資格である「美容師免許」が必要です。
美容師免許取得のためには「美容師免許国家試験に合格すること」が条件なのですが、
その為、「美容師になりたい!」といってもすぐになれる訳ではないんですね。
美容師免許国家試験
続いては美容師免許国家試験の内容についてご紹介いたします。
美容師免許は国家試験ではありますが、年によって多少変化するものの、約50%~70%の合格率なので、そこまで難しい試験ではないといえるでしょう。
【筆記試験の内容】
- 関係法規・・・美容師に関しての制度や法律
- 衛生管理・・・公衆衛生、環境衛生、感染症の知識や、衛生環境を維持するための知識
- 美容保険・・・人体の構造及び機能、皮膚や髪についての知識
- 美容の物理・科学・・・美容用具や美容師が使用する薬剤に関する知識
- 美容理論・・・美容師の実務や運営知識
筆記試験の合格基準は以下の通りです。
- 50問中60%以上の正答率
- いずれ問題にも無得点がないこと
【実技試験】
実技試験では「カッティング」と「セッティング」の2種類の試験があります。
また「美容の基礎的技術」や「衛生上の取り扱い」の観点からも採点されます。
- カッティング・・・決められた条件で髪のカットを行います。(20分)
- セッティング・・・決められた条件を満たす髪のセットを行います。(25分)
実技試験の合格基準は以下の通りです。
- 美容の基礎的技術でカッティングの減点が40点以下、セッティングの減点が50点以下であること。
- 衛生上の取り扱い試験における減点が30点以下であること
どちらの試験も一見ハードルが高そうにも見えますが、過去問や対策本も多数販売されているのでご安心ください。
美容学校でもしっかりと実技の練習ができますので、事前に対策しておきましょう。
オススメの試験対策勉強法
美容師試験の筆記試験は過去問を集中して解いていれば合格できる確率が高いです。
美容師試験は暗記問題ばかりなので数年分の過去問を解けば自然と傾向が分かってきます。
さらに出題はすべて4択の問題なので、似たような問題ならすぐに答えにたどり着くことができるので、なるべく多くの過去問を解いておくことがオススメです。
それでは美容師試験対策にオススメの教材とアプリをご紹介いたします。
【美容師国家試験過去問題集】
こちらの教材は今までに出題された過去問を豊富に取り上げています。
分野別にまとまっているので、苦手な分野を中心に学習することもできます。
【集中マスター 2021-2022年版 美容師国家試験合格対策&模擬問題集】
美容師国家試験(筆記試験)対策の演習問題集で、令和元年度から始まる新制度にも対応しています。
分野ごとの「重要チェックポイント」もあるので、対策がとりやすいのがメリットです。
さらに過去の問題集はアプリでも学習できます。
- 美容師 国家試験 過去問題集
- KOREBI
上記のアプリは過去問を中心にスマホで学習することができるので、通学中や通勤中の隙間時間にも学習出来てとても便利ですね。
美容師になってからも勉強が必要!
例えば、お客様との会話の幅を広げるための知識や、お客様を集客するための戦略など、美容学校だけでは学べないことは独学で勉強しておきましょう。
ここでは、美容師になってから学習しておくべき項目をいくつかご紹介させていただきます。
◆ビジネススキル
お客様に来店してもらうため、キャリアアップに繋げるためには施術の技術だけではなく、ビジネススキルも必要です。
特に以下のスキルは美容師としてだけでなく、どの業界でも必要なのでしっかりと勉強しておくようにしましょう。
- 集客スキル
SNSの運営、マーケティング、ブランディング、コピーライティングなど特に将来フリーランスを目指している人に必要なスキルです。
※フリーランスとは、特定の会社や団体には所属せず、自分自身で仕事を取って働く人のことをいいます。
「給与」が貰えるわけではなく、自分の仕事に対して「報酬」という形でお金を受け取る仕組みなので、お客様が来なければその分給料にも影響します。
- 経営や会計
税金と確定申告、人材育成、在庫管理など日本国内で約25万軒以上ある美容室。
今でも毎年1万軒以上増え続け、業界は飽和状態になりつつあります。
そこで生き残る為には、美容室経営に関する勉強と知識の習得は必要不可欠です。
美容師として腕がいいだけではやっていけません。
例えば、売上を把握する為に、サロンでは以下の数字の分析が必要になります。
- 売上(1日/月間/年間)
- 客数(新規客数/既存客数)
- 客単価(月別/累計)
- リピート率(月間/リピーター割合)
- 顧客別売上(月間/年間)
これらを分析することでお客様の動向を把握し、どうすれば売上が上がるのかを予測して行動します。
◆接客スキル
会話術、カウンセリングスキル、サービス業の知識、話題の蓄積など
美容師をする上で最も重要なスキルといえます。
ちょっとした会話の中からお客様のニーズを汲み取り、求めているものを提案するスキルは美容師には欠かせないスキルですね。
接客をする上でオススメしたい本はこちらです。
トップ美容業コンサルタント橋本 学さんが書いたもので、カウンセリングのスキルや、
コミュニケーションスキルについて学ぶことができます。
さらに、最新の美容業界のトレンドをフォローすることも重要です。
ファッションや流行というのは日々変化するものなので、常に最新の情報にアンテナを張っておきましょう。
特に以下の項目は最低限チェックしておくようにしましょう。
- モデルやインフルエンサーのinstagramやTwitterなど、人気のアカウントをフォローする
- 最新のファッション雑誌に目を通す
- 日本国
- 内だけでなく、海外のトレンド情報をチェックする
オススメ!Kyogoku ファミリー会員
ここまで様々な勉強についてご紹介させていただきましたが、最後にとっておきの学習法をお伝えさせていただきます。
Kyogoku ファミリー会員になると、200本以上の美容教育動画を観ることができます。
これからカットやカラーの技術について学習する美容学生はもちろん、すでに美容師の人にもオススメです。
その理由の一つとして、動画には「競合との差別化について」「リピートにつなげる戦略」「セールスライティング」など、マーケティングに関わる情報も豊富だからです。
さらに、KYOGOKUの商品を購入の際に送料無料やポイント3%還元など、お得がいっぱいですので、ぜひ気になる方はチェックしてみてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は美容師の勉強方法についていくつかご紹介させていただきました。
これから美容師を目指す方は、自分が働きたいサロンについて調べることで美容師として活躍するイメージトレーニングもできるようになり、モチベーションアップに繋がると思います。
憧れの美容師を目指して日々の勉強を頑張ってくださいね。
- 2022/2月オープン予定「&chaLme」代表
- 美容学校の技術講師
- 2年連続ホットペッパービューティー
人気スタイルランキング全国1位(140万人中)
東京の有名店HAIR DIMENSIONにて技術を学ぶ(有名雑誌のヘアメイクなど担当)。 美容師向けの技術講習会多数こなし、全国的なCM撮影のヘアメイクも担当。 現在は美容学校の技術講師を担当し、2022年2月には自身が代表を務めるヘアサロンをオープン予定。
美容師としての社会的地位を向上させる為に日々研究中。