髪をすくとは?メリット・デメリットや失敗しないための注意点を解説

髪をすくのは良くない?メリット・デメリットや注意点を解説
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今のトレンドはシースルーバングや透け感のあるヘアスタイルですよね。

髪の毛をすいて作るヘアスタイルは、メリットもあればデメリットもあります。

適した髪質もあるので、今日は詳しくまとめてみます!

目次

髪をすくメリット

髪の毛をすく理由は、毛量を減らしたい方やトレンド感を出したい方などそれぞれ理由がありますよね。

今日は髪の毛をすいた時のメリットやデメリットをまとめてみたいと思います。

まずはメリットから!

髪の毛を乾かすのが早くなる

髪の毛をすくことで、髪の毛の量が減るのでドライヤーを当てる時間も短く済みます。

時間の短縮になるだけでなく、ドライヤー熱によるダメージも軽減できます。

スッキリした印象になる

前髪すいておでこが空けて見えることで、表情が明るく見えます。

そして眉毛もしっかり見える事もあり、表情が伝わりやすく交換持たれやすいというメリットもあります。

ただ面長さんなど、輪郭によっては前髪を空くことで輪郭を強調してしまうこともあるので注意が必要です。

アレンジする際に扱いやすい

髪の毛を空くことで髪の毛の量が減りますよね。

アップやまとめ髪を作るときには、毛量が少ない方が扱いやすいです。

ヘアクリップやピン止めなどもアレンジをするときは毛量が少ない方がまとめたり留めたりしやすいので、扱いやすいですよ。

小顔効果がある

前髪に隙間を作り、縦のラインを強調することで小顔効果が期待できます。

そして表情が際立つので、明るい印象を与えることができます。

ただ、面長さんはあまりすきすぎてしまうと縦の長さを強調してしまうので注意が必要です。

毛先を少し遊ばせたり、前髪の長さを調節することでオシャレに仕上げることができますよ。

動きのあるアレンジがしやすい

髪の毛をすいて軽くすることで、重さが減る分毛先を遊ばせやすくなります。

せっかくコテで動きを作りワックスなどのスタイリング剤を使っても、毛先に重さがあると崩れやすくなってしまいますよね。

すくことでヘアセットがしやすく、長持ちするというメリットも嬉しいですね。

髪をすくデメリット

次にデメリットをまとめてお伝えします!

髪の毛全体が広がりやすくなる

メリットでもお伝えしましたが、髪の毛を空くことで重さが減ることで広がりやすくなります。

髪の毛全体が広がりやすくなる

ブリーチやカラーリング、毎日のヘアセットによる熱ダメージなどで髪の毛内部のタンパク質は破壊されます。

髪の毛の中に空洞(ダメージホール)ができる事で、髪の毛は空気中の水分を吸収しやすくなるので、広がりを抑えるためには日々のヘアケア(ダメージ補修)が大切になります。

他には髪の毛をスタイリング剤やスプレーでしっかりコーティングをしたり、固めることで広がりを抑えることもできます。

パサつきが目立つ

毛先はダメージが目立ちやすいですよね。

髪の毛をすくことで毛先がが軽くなり、少しの風だけでも飛び出しやすくなります。

ピンピンと飛び出たアホ毛が目立つようになるイメージです。

さらに乾燥や湿気の多い日のうねりも影響を受けやすくなるので、パサついたように見えしまいます。

髪の毛をすくと髪の毛全体に毛先が散らばりますよね。

ダメージケアをしっかりして保湿をしてあげることでピンピンと跳ねる髪の毛を抑え、ダメージが目立ちにくくなります。

まとまりづらくなる

先ほどもお伝えしましたが、髪の毛をすくことで毛先の長さがバラバラになります。

その為、乾燥が目に見えやすくなります。

さらに乾燥して髪の毛が軽くなると、広がりやすくまとまりにくくなります。

でも、ヘアセットをして、しっかりスタイリング剤で仕上げてあげることでセットを維持できたりまとまりをよくすることができますよ。

あとは日々のヘアケアをしっかりしてあげる事が大切です!

スタイリングが難しい

髪の毛をすくと、スタイリングが難しいという相談をよく受けます。

髪の毛のボリュームが多いからとすく方が多いですが、髪の毛をすかないほうがいい方もいます。

元々クセ毛の方やダメージ毛で広がりやすいという方は、髪の毛をすくことで軽くなるのでクセやうねりが出やすくなってしまいます。

朝セットしたての時はキレイに仕上がっていても、湿気の多い日や風の強い日は崩れやすくなってしまいます。

毛量が少なくなった分、重ためのワックスを使用するとベタっとした仕上がりいなってしまったり、ハードのスプレーをつけ間違えるとパリパリになってしまったりもしますよね。

【スタイリングのポイント】

  • ワックスやバームは少量ずつ手に取り手のひらで温めながらしっかり伸ばしてから髪の毛につけていきます。(つける時は髪の毛の表面ではなく内側から馴染ませましょう)
  • スプレーは固めたいスタイルに固定して、15cmほど離してふきかけます。(固めたい具合で吹きかける量は調節してください)

髪をすく方法

セルフカットをする際時のポイントは、内側からすいていきます。

表面からハサミを入れてしまうとピンピンと跳ねて出てきてしまうことがあるので、必ず内側からカットしてくださいね。

そして根元から切ってしまうと、短くなった髪の毛もピンと立ち上がってしまうので、すくときは中間からハサミを入れてくださいね。

少量ずつかっとしていく事もポイントです。

髪をすく際に失敗しない方法

事前に美容師さんに髪質を伝える

美容院へ行ったとき、カット前のカウンセリングで自分の髪の毛の状態を伝えてください。

【カウンセリング時に伝えるポイント】

  • 縮毛矯正やパーマの有無
  • ブリーチやカラーの履歴
  • スタイリングでいつも難しいと思っている事(クセが強い部分など)

美容院へ行くときは、しっかりヘアスタイルを決めていくことの方が多いですよね。

その状態で美容師はクセまできっかり見極めることができない場合があります。

なので、梅雨の時期はココが広がったりうねったりするとか、前髪の根元がうねりやすいなど日常に悩みを伝えることで、カットでカバーできることもあります。

カウンセリングはすごく大事なので、恥ずかしがらずにしっかりと自分の髪の毛の特徴や悩みを伝えてくださいね。

少しずつすいてもらう

今毛量の少ない透け感のあるヘアスタイルが流行っているので、髪の毛をすきたいというお客様も多いです。

ただシースルーバングに初めてエアリー感のあるヘアスタイルに挑戦するという方は、少しずつすいて様子を見せてもらえるようにオーダーしてみてください。

すいてしまった髪の毛は戻らないので、イメージよりすかれ過ぎてしまうとかなりショックですよね。

ある程度すいてもらった後の微調整は、手ぐしを通したりいろんな角度から見ながら切り進めてもらうことで満足度が変わってきます。

理想のスタイリング写真などを見せる

更に、より美容師とイメージを共有するためには理想のヘアスタイルの写真を美容師に見せながら伝えましょう。

出来ればサイドやバックも分かる写真や動画があれば理想です。

口頭だけではどうしてもイメージ違いが生まれてしまう事があるので、目で見て確認し合う事が重要ですね。

カットやカラーの途中で「ちょっと違う」と思ってもなかなk言いにくいというお客様も多いと思います。

オーダーを細かく伝えるのおが苦手、という方は特に画像や動画を用意して美容室へ行ってくださいね。

髪をすいた後に広がらないようにするための注意点

油分の多いスタイリング剤を使う

髪の毛を広がらないようにするためには保湿が重要です。

スタイリング剤もたくさん種類がありますが、サラサラのワックスではなく油分の多いワックスやバームの使用をお勧めします。

ただつけ過ぎてしまうと、逆にベタっと不潔感を連想させてしまう仕上がりになるので注意が必要です。

少量ずつ手にとって髪に馴染ませてくださいね。

乾かす前に洗い流さないトリートメントをする

髪の毛は洗ってタオルドライをした後から、水分の蒸発が始まります。

ドライヤーでしっかりキューティクルを閉じてあげないと、どんどん乾燥が進んでバシバシの髪の毛になってしまいますよね。

そしてドライヤーも熱ダメージを加えてしまうので、洗い流さないトリートメントを髪の毛に馴染ませてからドライヤーをしてください。

髪の毛が濡れている状態でキューティクルが開いている時は、栄養成分も入れ込みやすいので、髪の毛の主成分である栄養分(ケラチン)配合のものを選ぶことが重要です。

さらにアルガンオイルなどしっかり髪の毛もコーティングして守ってくれるトリートメントをおすすめします!

毎日のこのひと手間で髪の毛の状態は大きく変わりますよ。

この記事のまとめ

【今日のポイント】

  • 美容院でのオーダーのポイント
  • 髪の毛をすくメリットとデメリット
  • スタイリングのポイント

上記のポイントを中心にお伝えしました!

ただ髪の毛のボリュームを無くしたい方、オシャレなシースルーカットにしたい方が居ますよね。

髪の毛をすく理由は様々ですが、ご自身のクセやなりたいイメージをしっかり持って美容院で美容師に伝えてくださいね。

あなたの悩みも考慮したうえで、扱いやすいヘアスタイルにカットしてくれると思います!

この記事を書いた人
森田
森田 佳奈
  • ファーマプロダクト講師(薬剤師国家試験対策予備校)
  • 薬局薬剤師・派遣薬剤師
  • 美容専門学校講師
  • DI(製薬企業のCC担当)
  • 美容師国家試験対策YOUTUBE国内最大登録者数を保有
薬剤師の国家試験対策予備校の講師の資格を持つ薬剤師。
現在は美容専門学校の講師を務める。
生徒アンケートでは、全教員中1位で生徒満足度は99.5%という質の高い授業を行い、学校の国家試験対策のリーダーを務める。

現在は自身が開設した美容師の国家試験対策YOUTUBEチャンネルを運営。
美容師国家試験対策チャンネルとしては、国内最大の登録者数。
また、KYOGOKU ACADEMYの学科主任も務める。
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