フリーランス美容師は自由な働き方ができるので人気。
雇われているのとは違い、すべて自分に決定権があるので挑戦する人も多くなってきています。
そんなフリーランス美容師で気になるのが必ず必要な「材料費」のこと。
今回はそんなフリーランスの材料費事情について考えてみました。
すべて自分で材料を発注
美容室に務めていると、材料の発注係がお店にある材料の減りや例年の動向を踏まえて、メーカーに材料を発注してくれます。
雇われて働いているときは、減れば追加される材料なのであまり気にしたことがなかったかもしれませんが、フリーランスになると一転、全て自分が担うことになります。
もちろん自分の好きなメーカーやアイテムを選んで発注することもすべて自由なのですが、支払いも当然自分です。
使えば使うほど支出になるので、より一層無駄にしないよう注意する人もいるかもしれません。
フリーランスの材料発注のメリット
ちょっと面倒な材料の発注。
しかし、悪い面ばかりではありません。
メリット1.好きな材料を選べる
先ほども記述したように、自分の好きなメーカーやアイテムを選ぶことができます。
フリーランス美容師はアイスタントを雇わなければ基本的にすべて自分が施術に関わることになるので、自分の好みのものが使えるのはスムーズな作業にもつながります。
メリット2.減り具合がわかりやすい
自分一人しか使う人がいないので、誰かが使っていて在庫が0!なんて焦ることがなくなります。
減り具合を常に把握できるので、「もうすぐなくなるな」と思ったらすぐに発注可能。
さらに、無駄にすればその分支出も増えるので、気を付けて使うようになるのもメリットです。
メリット3.必要最低限を頼める
得意が決まっている、お客様の傾向が偏っているなら、当然使う材料も一部に限られています。
複数人で様々な施術を行う美容室と比べると、自分一人がやる作業のものを発注するだけなので意外と材料費は抑えられます。
材料費はいくら?
一般的に材料費は売上の8~10%ほどだといわれます。
それ以上になると、ちょっと一度見直してみたほうがいいでしょう。
フリーランス美容師の支出は材料費以外にも、水道光熱費や保険などたくさん。
特別な薬剤を使って差別化する場合は、その分高めに施術代を設定できるのもフリーランスの強みです。
材料費も考慮した価格設定をしましょう。
材料費を明確化しよう
何となく注文して、使っていくことはもちろんできますが、できたら月にいくら材料費が出るのか把握するほうがいいもの。
売上に対する材料費を知ることで、問題がないかをチェックすることになるからです。
施術する上での材料費を知るには、店販用の仕入れを引いた材料費を計算する必要があります。
当然、パーマやカラーが多い月はその分使う材料も多くなるので、材料費は多くなるでしょう。
逆にパーマやカラーが少ないのにも関わらず、材料費が変わらず多いのであれば使いすぎや無駄が多い場合があります。
数字にして見える化すると問題点が把握しやすくなりますよ!
まとめ
フリーランス美容師は材料費を上手に抑えるのも大切ですが、こだわりのアイテムを使うことも良いスタイルを作るうえで欠かせません。
材料代を見直すときは、まず作り過ぎて捨てている分はないかを意識してみましょう。
よい道具やアイテムにこだわることで、周りとの差別化メニューができ、結果的に集客にもつながります。
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2021年5月より京極琉のオファーを受諾しThe Diamond Kyogokuにディレクターとして移籍。
海外有力誌の表紙や巻頭特集を飾るなど国際的に活躍。
ヘアスタイリスト界のオスカー:NYのThe IBI Award2020で日本人初となるファイナリスト入りを果たし世界3位を受賞。
世界最大の美容の祭典:ロンドンのALTERNATIVE HAIR SHOW2021に於いて次世代のアーティスト20に選出。ヘアショーに出演。
2022年春夏ミラノコレクションで日本の2つのブランドでヘアメイクディレクターを務めた。
ヘアデザインの芸術的認知を目指して東京から世界に発信を続けている。