ダッカールで技術が伸びる!?意外と知らない美容師のこだわり

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美容師には欠かせない道具でもあるダッカール。

カットやカラーなど施術中のいらない毛束を留めておくのに、なくてはならない存在です。

そんなダッカールですが、ちゃんと使いやすいものを選んでいますか?

同じように見えてそれぞれ違いがあるので、自分の使いやすいものを見つけましょう。

  • 作業効率を上げたい
  • 好みのダッカールを見つけたい
  • 選び方が知りたい

そんな人はぜひ参考にしてみてください。

目次

ダッカールとは?

ダッカールとは、カットやセット、カラーリングの時などに、髪を束ねて作業しやすくするためのクリップのことです。

ダッカールという名前の由来は、元々「duck curl」と言って、アヒルのくちばしに似ていることからつけられたと言われています。

基本的には飾りではなく、美容師の作業をしやすくするものです。

ダッカールの使い方

ダッカールは頭の丸みに沿ってカーブしているので、地肌に沿って留めましょう。

  • 髪が長い場合

まず髪をブロッキングして、下にまとめて持ち、上にねじり上げて留めます。

  • 前髪だけ留める場合

落ちてくる方向と逆に引き上げるようにしてパチっと挟みます。

  • 短い髪の毛のブロッキング

根元を起こすようにコーミングしたら、髪を立たせてスライス線がはっきり見えるようにして、根元付近でしっかり留めます。

100均でもいい?

100均にあるものについてですが、コーム付きだったり、ワニクリップだったりして、毛の量が多い方でも留められるように工夫されている物も多いですね。

自宅で、自分用として使われるのには十分だと思います。

実際近くの100均にも行ってみたのですが、意外と種類も形もたくさんあって驚きました。

本当に便利ですね。

しかし触った感じは、バネの部分や留める本体の素材部分の耐久性がちょっと弱そうです。

落としたり、何度も量の多い髪を留めたりしていると、わりとすぐに壊れてしまいそうだなと、個人的には思いました。

ダッカールの選び方

では、どのようなダッカールを選べば良いのでしょうか?

長さやデザインでそれぞれの特徴をお伝えします。

長さで選ぶ

ダッカールの長さは、だいたい8センチから12センチくらいが多いと思います。

  • 長いタイプ

長くて多い髪をまとめるのに便利です。

また、髪の毛は乾いている時は硬いので、ブローやドライカットなど、短いダッカールだと留まりにくい場合に重宝します。

  • 短いタイプ

短くて量の少ない髪に使うことが多ければ、短い物をお勧めします。

細かくブロッキングを取る場合や、お子様など頭の丸みの小さい方に使うときには、小回りのきく短めダッカールがおすすめです。

デザインで選ぶ

デザインというと、色や装飾をお気に入りのもので揃えるのもありですね。

好きなカラーや素材にこだわると、使うときの気分も上がります。

ダッカールの形にもいくつか種類があります。

  • ワニクリップ・ドラゴンクリップ

ワニの口のようなデザインのダッカールです。

ホールド力がしっかりしていて、挟む部分がギザギザなので、量の多い髪の毛をがっつり留めるのに向いています。

乾いている髪を、ざっくりと分けるときに使うことが多いです。

逆に濡れていて量が少ない髪だとギザギザの部分に髪が引っかかりやすいので、用途を選んで活用しましょう。

  • シンプルで一般的なダッカール

美容師さんがカットの時や、濡れた髪をブロッキングしてまとめる時ブローの時などによく使っているシンプルなダッカールです。

8割方、これで十分です。

しかし挟む量が多すぎると髪の毛が落ちてきてしまうことも。

そして少ない量を細かく留めていきたいときには少し大きいので、重さで落ちてきたり跡が付いてしまわないよう、気を付ける必要があります。

  • ステンレスダッカール

セットの時などに使うダッカールです。

少ない髪をひねったりせずに、そのまま面でパチっと留めるのに向いています。

根元の跡がつきにくいので、縮毛矯正のアイロンの時にも使ったりします。

ダッカール、気づくとだんだん本数が減ってくるんです。

なのであえて他のスタッフと被らない色やデザインの物を選んで、自分のだとわかるようにすることもあります。

また、白などの明るい色はカラー剤がついて落ちなくなるとすぐに汚れが目立ってしまうので、暗めの色の方が人気が高い傾向にあります。

KYOGOKUのおすすめダッカ―ル

ここからは、KYOGOKUで取り扱っているダッカールを2つ紹介いたします。

どちらも通常のものとは違い、作業効率を上げるための工夫が施されています。

技術力を上げるには、使いやすい道具を選ぶことも重要なのでぜひ参考にしてみてください。

無痕クリップ

一般的なダッカールは「ホールド力の高いものは引っかかりやすい」という難点がありましたが、KYOGOKU無痕クリップはダッカールの挟む部分にシリコンの部品があり絡みにくいのが特徴です。

さらに、

  • 留めた痕が残りにくい
  • しっかり留まる

など、今までのダッカールに欲しい要素が全部これに集まっていますね。

ショートヘアに使ってもしっかりとまり、ロングヘアでもホールド力もしっかり。

シリコン部分のおかげでクリップ痕もつきにくく、キレイな早い仕事をしっかりとサポートしてくれます。

KYOGOKUマジッククリップ

そして次に紹介するKYOGOKUマジッククリップは、カラーやブローのときにぜひおすすめしたいダッカールです

あまり見かけない形のダッカールですが、この大きめのクリップが施術中に大活躍します。

トップにダッカールを固定し、ダッカールの上に付いているブラシの部分に留めておきたい毛束を固定していきます。

1.トップに留める

2.上のブラシに避けたい毛束を挟む

どんどん毛束をいる分だけ下ろしていけば、効率的に。

一回一回ダッカ―ルを外したり留めたりしなくてもいいので、作業スピードがあがります。

これがあればカラーや薬剤の塗布やブローが素早くなること間違い無いですね。

特におすすめなのが、ロングヘアへの薬剤塗布です。

長い髪の毛は絡まりやすく、何度もダッカールを外して留めるという作業は地味に時間がかかります。

そんなときにすごく便利なツールなので、一人で塗布することが多い方などの作業効率化のためにも、ぜひ試してみてください。

ダッカールをこだわって効率アップしよう

ダッカールと言っても、用途用途で色々なこだわりや工夫がされています。

ぜひこちらを読まれた方が、良い道具に出会って少しでも作業がしやすくなったり、効率が上がってスピードアップにつながってくださると嬉しいです。

KYOGOKUでは使いやすい道具を開発しているだけでなく、オンラインの美容学校も開校しています。

「Kyogoku Academy」はオンラインでいつでもどこでも、最先端の知識と技術を身に付けることができます。

アカデミーに入学すると美容師としてのスキルが上がるだけでなく、モチベーションもキープできるでしょう。

今行動して未来をもっとよいものにしませんか?

無料体験もあるので、気になる人はぜひチェックしてみてくださいね。

この記事を書いた人
井尾充将
井尾 充将
  • 2022/2月オープン予定「&chaLme」代表
  • 美容学校の技術講師
  • 2年連続ホットペッパービューティー
     人気スタイルランキング全国1位(140万人中)
東京の有名店HAIR DIMENSIONにて技術を学ぶ(有名雑誌のヘアメイクなど担当)。
美容師向けの技術講習会多数こなし、全国的なCM撮影のヘアメイクも担当。
現在は美容学校の技術講師を担当し、2022年2月には自身が代表を務めるヘアサロンをオープン予定。
美容師としての社会的地位を向上させる為に日々研究中。

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