レイヤーカットは古い?ダサい?わかりやすく美容用語を解説!

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髪の表面に段が入り、軽い印象が特徴的なレイヤーカット。

過去にはウルフカットや、レイヤーカットなどの印象的な髪型も流行りましたよね。

現在は、どうでしょうか?

そこで今回は、「レイヤーカットは古いかな?」と感じている方に、レイヤーカットの種類や用途などをご紹介します。

目次

レイヤーカットとは?

レイヤーカットとは?

レイヤーとは「層」「階層」といった意味があり、レイヤーカットとは「層」「階層」を付けたカットのことです。

レイヤーカットは、「段を入れる」と表現されることもあります。

レイヤーを入れて表面に段が入ることで髪全体の厚みが減りボリュームダウンにも繋がりますり、軽やかな流れも作れを作りやすくアレンジがしやすいヘアスタイルです。

レイヤーといっても、段差の幅によってデザインや雰囲気が変えられます。

毛先に段差が入っているものをローレイヤー、カットラインが上下とも同じ長さでカットするスタイルをセイムレイヤーと呼び、他にもさまざまなデザインが存在します。

また、求めている髪型や長さによってもレイヤーの入れ方を変えます。

ショートからロング、重めのボブスタイルにもレイヤーが対応できるカット方法です。

もちろん、女性だけでなく男性のソフトモヒカンやツーブロック、マッシュヘアなどのスタイルにも応用でき、全体的にスッキリとした印象が生まれます。

レイヤーカットは古い?ダサい?

レイヤーカットは古い?ダサい?

トレンドの入れ替わりは早く、近年では「リバイバル」「個性派」などの言葉が出てきたように王道トレンドはなくなりつつあります。

そのため、レイヤースタイルに対しては若者を中心に「古い」といった印象は少ないでしょう。

また、好みは人それぞれのため一概には「ダサい」とは言えません。

「レイヤーのないスタイルが好き!」という方には「ダサい」と感じるかもしれませんが、それはレイヤーのないスタイルも同じです。

過度に気にすることはなく、自分らしく好きな髪型を試してみてください。

しかし、「レイヤー」と「シャギー」は異なるスタイルなので、混合しないよう注意してください。

美容院では「レイヤー」と「シャギー」を組み合わせてカットすることもあるため、間違えやすいです。

以下で「レイヤー」と「シャギー」について詳しくご紹介します。

  • レイヤー

段を入れながらカットしていく方法です。ローレイヤーやセイムレイヤーなどさまざまなデザインが存在します。へアイロンなどを使用することで、動きが出しやすいスタイルです。

  • シャギー

毛先を軽くカットして、動きを出すスタイルです。段差は入れず、カミソリやハサミで毛先にいかけて細く削いでいきます。毛先の重さがなくなり、癖がある人は広がりやすくなるため注意が必要です。

髪の毛の段を消したい!

髪の毛の段を消したい!

もし、段のあるイヤーカットをやめたい方はワンレングスに切り替える必要があります。

レイヤーをなくすためには、一番短い髪の長さに合わせましょう。

スタイルによって順序はさまざまですが、基本的には徐々に長さを揃えていくようにカットします。

外側が長いレイヤーカットの場合は、アシンメトリーにもっていくなど変化も可能です。

外側が短いレイヤーカットの場合は、全体の長さを揃えられる長さまで伸びてからになります。

レイヤーをなくした後、どんなイメージになりたいかを明確にしておくことが重要です。

髪色でその人の印象は大きく変わるので、キレイの手助けをしたいですね。

どんなクセがあって、セットするときに何に困っているのか、カットでサポートできるようにしましょう!

毛先レイヤー

「レイヤーカットに抵抗がある。でも髪を軽くしたい!」という方には、毛先にレイヤーをプラスすることを提案してみてはいかがでしょうか。

毛先レイヤーは「ローレイヤー」といわれるカット方法です。

短い段を入れることなく、髪に動きをだして軽さを演出してくれますよ。

髪の厚みや重みに悩んでいる方には、ぜひ提案したいレイヤーです。

毛先レイヤー

レイヤーカットオーダーの仕方

レイヤーカットオーダーの仕方

先述したように、レイヤーといっても、段差の幅によって呼び方が異なります。

ここでは、種類別にまとめているのでオーダーの参考になれば嬉しいです。

ハイレイヤー

ハイレイヤーとは、頂点付近(トップ)の髪の毛を短くカットし、下(アンダー)にいくにつれて長くなるように段差をつけるカットです。

軽さや動きの出やすい人気のスタイル。

ハイレイヤーの一種には「ウルフカット」があります。

ハイレイヤーは髪の全体だけでなく、顔まわりだけなど一部に入れることもできます。

ローレイヤー

ローレイヤーとは、重さを残しつつも動きを付けたい方におすすめのスタイル。

毛先に幅の狭い段差を付けることで、ヘアアイロンなどで動きが出ます。

また、カールのキープ力も期待大です。

落ち着いた雰囲気ですが、フェミニンな印象に仕上げられますよ。

セイムレイヤー

セイムレイヤーは頭の形に沿って、同じ長さにカットして自然な段差をだす方法です。

頭皮に対して髪の毛を90度に引き出してカットします。

やさしい雰囲気に仕上がるため、男女問わず人気のスタイルです。

インナーレイヤー

インナーレイヤーは、「インナーセニング」といった技法で毛量を減らす目的でカットしていきます。

カットのために引き出した髪の毛の上を深く下を浅く頭皮に向かってカット。

また、その逆の技法にはインナーグラデーションがあります。

どちらも頭の形やボリュームを出したい位置やクセによって調節できる技法です。

ラウンドレイヤー

ラウンドレイヤーは、頭頂部を中心に髪の毛をおろしていき、頭の位置に沿ってハサミを入れて段を付ける方法です。

基本的な技法ですが、1mmのずれで雰囲気が変わる難しいものでもあります。

やわらかく、女性らしい丸みのある印象に仕上がりますよ。

スクエアレイヤー

スクエアレイヤーは、真ん中(センター)から髪の毛を縦に引き出し、床と垂直な位置でカットする方法です。

外ハネスタイルにおすすめの技法といえます。

レイヤーカットの切り方

レイヤーカットの切り方

次に、人気のセミロングレイヤーカットについて詳しくお伝えします!

セミロングレイヤーカット

基本的なラウンドレイヤー×セミロングヘアの方法です。主な工程は以下のとおり。

  1. 頭頂部でレイヤー(段)の長さを決める
  2. センターをガイドに合わせてカットする(イヤーツーイヤーまで)
  3. オンベースでハチまわりのレイヤーを切って長さの設定をする
  4. ハチまわりの毛をガイドに耳まわりをカット(イヤーツーイヤーまで完了)
  5. 正中線状の髪のカットに入る。縦スライスでカットする
  6. イヤーツーイヤーより後ろの髪の毛を正中線から放射線状にカットしてつなげる

頭頂部でレイヤーの長さを決めるさいは、1.5cm〜2cmの幅でスライスを取ります。

はじめにカットした髪をガイドに、センター部分を同様に1.5cm〜2cmのスライスでカット。

均等に重さを取りたいため、頭の丸みに合わせて引き上げた状態でのカットが重要です。

センターのガイドを見ながら、片方のハチまわりの髪を放射線状にカットした後、耳まわりの毛もカットします。

そして、もう一方も同様にカットです。

イヤーツーイヤーまでの髪がカットできたら、後ろの髪もガイドに合わせて切っていきましょう。

まずは頭頂部のガイドから、正中線をカットします。

つむじまわりは、長さに余裕を持たせるため少し長く残しましょう

ガイドに合わせて前下がりにカットすることで、長さが残ります。

つむじまわり以外は、頭の丸みに合わせてオンベースです。

最後に、イヤーツーイヤーから後ろの髪を正中線のガイドから放射線状に片方ずつカットしてつなげて完成!

注意点として、左右対称にカットするため体の重心も上手に使う必要があります

スクエアレイヤー×セミロングのカットはこちらです!

他にも基礎のカット技法や最先端のカラー技術も公開しているので、KYOGOKU ACADEMYの動画をチェックしてみてください。

レイヤーカット|セットの仕方

レイヤーカット|セットの仕方

レイヤーカットは動きを出しやすいため、上手にセットしてアレンジを楽しみましょう!

ドライヤーを用いたレイヤーカットのセット手順は以下のとおりです。

  1. 根元から持ち上げるように乾かす
  2. 分け目を作らずに頭頂部に手のひらをのせて、前髪から後ろに乾かす
  3. ある程度乾いたら、自然に分かれるところまたは、作りたいところで分け目をつけてしっかり乾かす

ミディアムのレイヤーカットは、ドライヤーだけでもふんわりとした仕上がりになります。

また、軽くなった毛先はヘアアイロンでセットしやすくキープ力も良いです。

レイヤーパーマ

レイヤーパーマ

軽さの出るレイヤーカットですが、パーマとの相性もバツグンです。

毛先のワンカールは、内巻き・外巻きをランダムにすることでセミロングの「肩にあたって髪が変にハネる!」といった悩みもパーマによって解決できます。

毛先だけでなく、根元からのゆるいパーマは抜け感が魅力的です。

カジュアルからモードな雰囲気まで演出できますよ。

朝のセットをよりカンタンに仕上げたい方は、パーマにも挑戦してみてください。

まとめ

段を入れることで、髪全体を軽くする効果のあるレイヤーカット。

レイヤーカットにはさまざまな種類があり、悩みや用途によって使い分けます。

重みのあるボブスタイルやマッシュスタイルも、レイヤーを入れることで動きが出せる技法です。

レイヤーカットの注意点として、レイヤーによって毛先が軽くなっているため、毛先のダメージが目立ちやすいです。

光の当たり具合では、傷みが目につきやすくなります。

レイヤーカットによって時短になったセットの時間を、つや髪をキープすることに注力してみてはいかがでしょうか!

すぐに使える実践的なレイヤーカットを学ぶには「KYOGOKU ACADEMY」

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