美容師なのに会話が苦手!?使える会話術とおすすめ本5選

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カットやパーマなどのメニューによっては、お客様が美容院で過ごす時間は長時間に。

また、一対一で過ごす時間もあるため会話を取り入れる美容師も多いです。

美容師の会話は、その場を和ますだけでなくお客様の生活スタイルから考えられる悩みや希望などを引き出す大切なツールでもあります。

そこで今回は、「会話が続かない」と悩む美容師の方に、すぐに使える会話術とおすすめの本をご紹介します。

会話術を磨いて、お客様にも自分にとっても居心地の良い空間を作りましょう!

目次

美容師は会話が得意じゃないとダメ?

美容師は会話が得意じゃないとダメ?

美容師は、ヘアカット・スタイリングをメインに施し、お客様をより一層輝かせる職業です。

そのため、会話が得意でなくても美容師になれます。

しかし、会話を行うことでよりお客様に寄り添った提案が可能です。

施術中のなにげない会話は、お客様の生活スタイルを伺ういい機会。

生活スタイルを理解することで「夜、髪の毛を乾かす時間がない」「紫外線による痛みが気になる」など、些細な悩みが見えてきますよ。

また、なかには「大事な約束の前日に気合いを!」といった学生・社会人の方から、「月に1度のリラックスタイム」のママやパパもいます。

大切な時間を一緒に過ごす者として、来店からお見送りまでの過程も心地よく楽しく過ごしてもらえると嬉しいですよね!

会話のきっかけになるネタとは

「心地よい時間を過ごしてもらいたい!でも、やっぱり会話が苦手」そんな美容師の方へ、会話のきっかけとなるネタをいくつかご紹介します。

以下のように目に入ってくるもの、自分が得意とするものなどをネタにすると良いでしょう。

  • 希望するヘアスタイルについて
  • 身につけているファッションについて
  • 天気や気温などの季節ネタ

カウンセリングを終えて施術に入る際、いつものセット方法など、希望するヘアスタイルについて深掘りしていくとお客様の悩みが見えてきます。

また、目に入った身につけているファッションを褒めてから会話につなげると、お客様の趣味なども引き出せます。

それでも、「何を話していいかわからない!」という方は「寒い」「暑い」「雨が多い」などの季節・気候ネタがおすすめです。

まずは、当たり障りのない会話でその場を和ませましょう。

そうすることで、お互いリラックスした時間が過ごせ会話がはじまるきっかけにもなります。

失礼・疲れる・うざい会話の例とは

会話は大切なコミュニケーションですが、友人との会話とは別物です。

そのため、内容には気をつける必要があります。

ここでは、失礼・疲れる・うざい会話の例をそれぞれご紹介します。

お客様にとって失礼な会話例

あえて批判・否定するような言葉を発する美容師はいません。

しかし、美容師が行ったアドバイスに対して「否定された」と感じるお客様もいます。

「髪の毛が傷んでいる」「髪のくせが強い」などのフレーズは、悪気はなくても気をつけて使う必要があります。

髪の毛について悩んでいることはないかなど、ワンクッション挟んで聞き出すのも有効です。

また、親しみを込めたタメ口も、相手によっては「失礼な人」といった印象を与えます

年齢に関係なく、常に丁寧で穏やかな言葉遣いを心がけましょう。

お客様にとって疲れる会話例

会話はサービスするにあたっての情報を得られるツールですが会話をしたくないお客様も一定数います

「会話が苦手!できれば雑誌を読んで静かに過ごしたい!」という方へ、会話につながるネタを無理に投げても、お客様は疲れるだけです。

無理に会話をする必要はありません。

「会話を投げても一言で終わる」「雑誌から目を離さない」などの行動は、「会話が苦手」というサインとして受け取りましょう!

また、接客は会話だけではありません。

会話は最低限にして、お客様が穏やかに過ごせる雰囲気づくりに徹底しましょう。

お客様がうざいと感じる会話例

上手なコミュニケーションは、語りではなく聞き方が重要です。

そのためお客様は、「美容師の話が長い」「やたらと自分のことを話す」ことに対し、「うざい」と感じます。

基本的に美容師は聞き手にまわり、お客様の話を聞きます。

適度な質問を入れると、なおいいでしょう。

いずれも、お客様の表情を見て判断し、先述した当たり障りのない会話から、徐々に話題を広げていくのがベストです。

会話が続かない人におすすめの本

ここまで、会話のきっかけとなるネタや不快感を抱かれる例をご紹介しました。

それでも、「美容師としてもっと上手に会話したい!」という方へ、おすすめの本をご紹介します。

会話で悩んでいる方だけでなく、「指名が少ない」「売り上げが上がらない」と悩んでいる方も必見です。

美容師が教えるプロファイリング会話術

いかにも、求めている内容が期待できるタイトルの一冊が『美容師が教えるプロファイリング会話術』

美容師である著者の経験などから得た、プロファイリング会話術が掲載されています。

「会話が続けられない」と悩んでいる方にぴったりの内容です。

職場だけでなく、さまざまなシチュエーションで使える技術が詰まっていますよ。

本が苦手な方でも、さくっと読める本です。

話すより10倍ラク! 聞く会話術

口下手な人にはもってこいの一冊が 『話すより10倍ラク! 聞く会話術』です。

元ラジオDJの著者が、うまく話を引き出す会話術を紹介しています。

相手が気持ちよく話すことで、会話が途切れて気まずい雰囲気になることがありません。

初対面の方と一対一で会話する機会の多い美容師にとってありがたい術ではないでしょうか。

ぜひ、一度は目を通しておきたいですね!

本音に気づく会話術

『本音に気づく会話術』は、先述した『話すより10倍ラク! 聞く会話術』と同じ著者西任暁子さんの本です。

はじめてのお客様との会話は、うわべだけの会話になりがち。

しかし、本音に気づくことで信頼が深まる会話も可能です。

この本の内容を学べば、会話の奥に隠された本音を知ることができ、会話・サービスの質の向上も期待できます。

接客・会話 5つの魔法 〜お客様の「喜び」「納得」「満足」を120%引き出す!〜

『接客・会話 5つの魔法 〜お客様の「喜び」「納得」「満足」を120%引き出す!〜』の著者は、日本スキンケア協会代表理事の小野浩二さん。

美容師とは異なる「販売」の接客術ですが心理学のような内容で、とても参考になる書籍です。

第二章の「姿勢編」では会話以外でプラスのアプローチをする方法が掲載されています。

会話が苦手な方でもすぐに挑戦できるのではないでしょうか!

元ルイ・ヴィトン トップ販売員の接客フレーズ言いかえ事典

『元ルイ・ヴィトン トップ販売員の接客フレーズ言いかえ事典』は、そのタイトルどおり、高級ブランドの販売員だった著者が実際に使っていたフレーズや言いかえ術を公開している1冊です。

職業は違えど、第二章の「ヒアリング」は美容師の「カウンセリング」に近いものがあります。

お客様の希望を引き出して提案する過程は同じといえるでしょう。

フレーズひとつで、お客様との信頼を得られる術が身につきますよ。

まとめ|会話術も大事

美容師は、目の前のお客様を希望・悩みに応えたカット技術が必要です。

お客様の希望や悩みの大部分は、施術中の会話から見つかるといっても過言ではありません。

また、居心地の良い空間づくりは、お客様の満足度にも直結します。

そのため、技術だけでなく会話術もひとつの大切なスキルとして身につけましょう!

会話が苦手な方でも、今回ご紹介したおすすめの本を手にとって会話のコツを掴んでください。

アカデミー

KYOGOKU ACADEMYでは、美容師に必要なすべての技術に対し、講師や仲間から直接アドバイスが受けられる環境を提供していますよ。

この記事を書いた人
石川 舞
石川 舞
  • スピードマツエクのディプロマ取得
  • SABFAのメイク講習で検定ディプロマ取得
  • MSOJメイク検定2級取得

ナチュラルな大人可愛いから今時の可愛いまで、お客様に合わせたヘアデザインをご提案させて頂きます。メンズ似合わせカットや、透明感カラーが得意です。またアイリストのディプロマ取得済み。早いスピードと丁寧な技術でアイの施術も行っているのでヘアと合わせたトータルな似合わせのご提案は是非お任せ下さい。

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