美容師で年収1000万円は可能？不可能？達成に必要な事を解説

美容師は「給料が安い」というイメージを持っている方は多いのではないでしょうか？

それでも、カリスマと呼ばれるような美容師はかなり稼いでいるようにも見えたりします。

今回は美容師でも、年収1000万円は達成できるのかどうかを解説していきます！

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年収1000万円はどれくらいいる？

国税庁の民間給与実態統計調査（H28年度版）によると、男女別の年収区分は以下の通りです。

年収1000万〜1500万の、日本国民（労働者人口）全体に対する割合は男性で5％、女性で1％となっています。
逆に最も年収分布が多いのが

• 男性＝300〜400万 全体の18％
• 女性＝100〜200万 全体の25％

美容師の平均年収は？

理美容師の平均年収がこちら。

• 平均年収：約260万円
• 平均月収：約21万円
• 平均賞与：約58万円

• 20代の平均年収：男性211万円、女性205万円
• 30代の平均年収：男性310万円、女性265万円
• 40代の平均年収：男性342万円、女性260万円
• 50代の平均年収：男性322万円、女性259万円

1000万円、月収はいくら？

10000を12か月で単純に割ると、月に84万円が必要になります。

30代での平均年収が男性で310万円、女性で265万円なので、それぞれ月収に変換すると男性が26万、女性が22万円なのでかなりの差があることが分かります。

美容師で年収1000万は個人売上いくらあればOK？

では、年収1000万円を達成するためにはどのようにすればよいのでしょうか？

美容師の給料システムを考えたときに、やはり個人売上によるインセンティブ給で稼ぐことが必要になってきます。

給料の計算方法はサロンごとに異なりますので、厳密にいくら売り上げがあれば確実ということは言えません。

ただ、人件費という計算である程度は出せそうなので計算してみましょう。

美容室の人件費の割合

美容室での売り上げに対しての人件費の割合は約50％とが適切だと言われています。

そのため、月収84万円であれば、月間の売り上げがその倍の168万円あれば人件費がまかなえるという計算になります。

ただ、人件費以外にもサロンの運営にはコストがたくさんかかります。

アシスタントの人件費なども考えると、168万円の売り上げでは少し厳しいでしょう。

このことから、年収1000万円を達成するには、最低でもおおよそ200万円以上の月間売り上げが必要ではと仮定出来そうです。

月間売上200以上の美容師はどれくらいいる？

では、最低条件の月間売上200万円以上の美容師はどれくらいいるのでしょうか？

業界紙などでの統計によると、月間売上200万円を達成している人は全国でも2％ほどだそうです。

100人いたら2人です。

もっと言うと、月間売り上げが200万円では足りない可能性が大いにあるので、さらに少ない事が予想されます。

この結果から、美容師で1000万円は不可能ではないけど、難しいということが分かりました。

では、1000万円を達成している美容師はどのような努力をしているのでしょうか？

1人美容室 経費

美容師さんが独立をして一人でお店を回す場合、どれくらいの経費がかかるのでしょうか。

まず必要なのは毎月かかる費用は、大きく分けて固定費と変動費があります。

初期費用と経費、お店を開く場所や、初期費用の蓄えなどで経費は変わってきます。

まずは変動費です。

【変動費】
・広告費
（チラシのポスティングなど）
・ホットペッパーなどに記載
（月に2万円くらいからのプランがあります）
・SNSを使った宣伝
・お客様へのドリンクやお菓子の購入費
（雑誌やカタログ）
お客様用のお菓子屋雑誌などは、一人で経営している店舗だと月々5千円くらいが目安です。

家賃

家賃の目安は、売り上げ金額の10パーセントです。

想定の売り上げが月80万円なら、8万円の家賃以内の家賃の店舗を探しましょう。

集客しやすかったり、駅から近い物件はどうしても家賃が高いですが、固定費はできるだけ安く抑えたいですね。

仕入れ費（物販と材料）

物販は、美容室で使用した商品（シャンプーやトリートメントなど）を客様が購入して下さり、利益につながります。

商品を購入してもらうのが得意な人と、苦手な人で仕入れ額は変わります。

売り切れはもったいないですし、在庫で売れなかった場合は経営にダメージを与えてしまいます。

あと、カラー剤やシャンプーなどの材料費は、技術料（技術売り上げ）の5パーセント以内で考えましょう。

開業費（借入の返済）

そして、開店費で借り入れをした人はその返済がありますよね。

地域の物価などで変動はありますが、美容室の開業資金は1000～2000万円が目安のようです。

一人で営業する場合は、シャンプー台やスタイリングチェアーも数はいらないと思うので、開業資金は800万円～1,000万円が平均のようです。

何より、美容室は内装工事費が高額になるようです。

毎月の返済もは慎重に計画を立てましょう。

水道と光熱費

美容室は照明にもこだわっているお店が多いですし、冷暖房も使用時間は長くなります。

• 電気
• ガス
• 水道
• ネット回線

光熱費や水道、ネット回線の費用は月5万円前後が平均のようです。

実際の使用料などに応じてお得なプランもあるので、少しでも抑えましょう。

そのほかにも、保険や税理士費用など、必要経費はあります。

今自分にどれだけのお客さんがついていて、継続してきてもらえるか。

初期の宣伝費用をかけて、新規のお客様を獲得することも大切です。

目標金額と、見込み金額をしっかり算出してみてください。

1人美容室 平均年収

1店舗のお店の経営者（オーナー）一人でお店を回している方の年収は、平均400～500万円だそうです。

月収にすると38万円前後になります。

お店を一人で運営しているオーナーは、その時の来客数などが大きく給与に影響します。

お店が繁盛していて給与を上げたい時は、人を雇い集客を増やすか、人材を育成して店舗を増やす事で利益を上げることが可能です。

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今はネットで調べることはできますが、自分と全く同じ環境の人の情報はなかなか見つかりませんよね。

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美容師年収 表参道

表参道って聞くと、オシャレな場所で物価も高く、セレブやカリスマ美容師が集まっているイメージがりませんか？

もちろん表参道の美容師の給与は、すごくいい印象です。

でも実際は・・・

表参道の美容師の年収は、360万円です。（アシスタントも含んだ数字です。）

月収では30万円前後になります。

店長クラスで年収500万円前後だそうです。

月収では42万円前後になります。

お客様からいただく金額も高いですが、表参道は土地代も高いため、美容師の給与にはあまり反映されていないようです。

スタイリスト年収高い？

・アシスタントの年収は平均200万円。
月収では17万円前後になります。

・スタイリストの年収は平均350万円。
月収では29万円前後になります。

そして、スタイリストにもランクがあるお店が多く、トップスタイリストなどにキャリアアップすると年収400～1000万円まなど、可能性は大きく広がります。

カリスマ美容師 年収

美容師は拘束時間も長いのに、お給料が安いイメージがありますよね。

でもカリスマ美容師と言われている人の年収は、800万円前後と言われています。

月収にすると67万円前後です。

ただ、このレベルの美容師は美容師全体の約10％ほどだそうです。

お店によっては完全歩合制など、美容師も働き方の多様化が出てきています。

カリスマ美容師と言われるくらい、技術と接客能力があれば歩合制の方が給与を上げることができます。

今、1つの店舗に業務委託という形で雇用される働き方も今注目されていますよね。

フリーランスです。

シャンプーやカラーカット、薬剤の調合からドライヤーまで全部を一人で実施します。

休日の日数や給与体制を自分で選ぶことができるので、将来自分のお店を持ちたい人を中心に今広がっています。

子育て中の方も活躍していて、自分のお客さんを大事にしながら家族との時間も優先できると人気働き方です。

ただこの業務委託での働き方は、店舗での独り立ちが完了している事が前提となります。

この業務委託で、給与が2倍や3倍になったという話もよく聞きます。

新しい情報には常にアンテナを張っていたいですね。

美容師も、メディアに取り上げられたり、自分で商品の開発や発信ができるようになると、1,000万円も不可能ではないと感じています。

誰よりも情報収集をして行動をすることで、未来は大きく変わりますよ。

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