美容室のシャンプー台の種類と特徴、オススメのメーカーを解説

美容室 シャンプー 台
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美容室の設備の中でも、必要不可欠なのがシャンプー台ですよね。
美容室オープン時に設備投資をした後は、よっぽどのことが無い限りすぐに買い替えたりはしません。
そのため、シャンプー台選びは慎重に行う必要があります。
今回の記事は
・サロンの開業を近々検討されている方
・シャンプー台の種類や特徴を知りたい方
・開業後長い間シャンプー台を変えていない方
このような方を対象としています。
シャンプーの心地よさをも左右する為、シャンプー台は美容師が思っている以上に重要な設備です。
今回この記事でシャンプー台について改めて考えるきっかけになってもらえればと思います!

目次

何故、シャンプー台にこだわる必要があるのか?

ではまず、なぜシャンプー台にそこまでこだわらなければならないか?
ここから考えていきましょう。

シャンプー台で気分が悪くなってしまう人が一定数存在している

美容室 シャンプー 台

実はシャンプー台で気分が悪くなるという方が、結構いることをご存知でしょうか?
その原因は、首の位置とそらし方だと考えられています。
シャンプー台で髪の毛を洗ってもらう時の姿勢は、首を後ろへ反らせる姿勢で固定される様になってます。
そのため無理な姿勢が続き、脳へつながる動脈が圧迫されてしまい、血流の低下や体調不良を引き起こしてしまいます。
美容室でしてもらうシャンプーは好きな人からすれば嬉しい時間ですが、気分が悪くなってしまう方にとってはかなり苦痛の時間となってしまいます。
ヤフー知恵袋でこんな投稿を見つけました。↓


出典:ヤフー知恵袋
ヤフー知恵袋でもシャンプー台がつらく、いくのが億劫という質問をしている方が何人もおられました。
こういった方の為にも、心地の良いシャンプー台を追求することは大切です。
例えばですが、1か月に来店されるお客様の総数がざっくり1000人くらいのサロンだとします。
その中の僅か1%の方が、そのお店のシャンプー台が痛いということで、再来店しなくなってしまったとします。
カットカラー10000円の単価とすると、月に10名100,000円の損失となり、年間で考えると120万円の売上がうしなわれてしまいます。
売上だけの為に心地よさをつい供する訳ではありませんが、これだけ大切なことであるという事はご理解いただけたと思います。
では、次にシャンプー台の種類とそれぞれの特徴を見ていきましょう!

シャンプー台の形に関して

実はシャンプー台にはいくつかの種類があります。
そんなの知ってるよという方も今一度再確認してみましょう。

サイドシャンプー台の特徴とメリット

サイドシャンプーは、少し前までは美容室のほとんどが導入していたシャンプー台の種類です。
髪の毛をしっかりと洗うことに特化していて、水圧がかなり強いのが特徴です。
そのため、をしっかりと早く流すことに優れています。
頭を脇で抱え込むような立ち位置でシャンプーを行っていくので、顔にはフェイスガーゼを掛けます。
ただ、耳の裏や首後ろが流しづらく、襟をぬらす事が多いのは、この再度シャンプーです。
また、美容師とお客様両方の姿勢に負担がかかりやすく、気持ち悪くなってしまうシャンプー台はこのサイドシャンプー台であることが多いです。

バックシャンプー台の特徴とメリット

バックシャンプーは少し前からだんだんと広まってきて、今では一番シェア率の高いシャンプー台の種類となってます。
バックシャンプーはマッサージが目的のシャンプー台と言われています。
(また、リアシャンプーとも言われることがあります。)
再度シャンプーと違い、お客様の後ろから施術に入るので、フェイスガーゼは無くても問題ありません。
両手で洗えるので、左右対称に力を入れやすく、心地の良いシャンプーがしやすくなります。
美容師とお客様双方が無理のない姿勢を保つことが出来るので、シャンプー台で苦しくなってしまう可能性を減らすことができます。
ただ、デメリットとしては、首の下が少し洗いづらいのと、水圧が弱いことが多いため、
カラー剤やシャンプーの泡を落としにくいのが欠点です。

その他シャンプー台

少数ですが、サイドシャンプーやバックシャンプー以外にもいくつか種類があります。
フロントシャンプー台
理容室のシャンプー台と言えばこのフロントシャンプーです。
家のお風呂で髪の毛を洗う姿勢とほぼ同じ状態で洗えるので、姿勢で苦しくなることはほぼありません。
ただ、顔に水がしっかりと掛かってしまうので、メイクをしている方には向いていません。
もしかすると高齢の方はこちらになれてる人が多いかもしれません。
オートシャンプー台
2000年代前半に一次流行した全自動でシャンプーをしてくれる、シャンプー台です。
一台の価格が物凄く高いですが、人件費が掛からないので、今はカラー専門店などでよく活用されています。
コスト面と、営業の効率化を図る事が出来ますが、シャンプーが気持ちよくないという欠点があります。

シャンプー台の種類と比較

シャンプー台の種類を比較できる表を作成してみました!

種類美容師負担お客様負担営業効率価格
サイドシャンプー高い高い高い中くらい
バックシャンプー低い低い中くらい安い~高い
フロントシャンプー中くらい高い良い安い
オートシャンプー無し中くらいかなり良い高い

比較してみても、やはりバックシャンプーが高性能であると言えますね。
サイドシャンプーは美容師の腰にかなり負担がかかるので、あまりお勧めできません。
美容師の業務環境の改善の為にも、お客様の負担軽減のためにも、バックシャンプーの導入が良いのではないでしょうか?

シャンプー台メーカーを比較してみた

シャンプー台をバックシャンプーに決めたところで、ではどのメーカーのモノが良いかでまた迷ってしまいますよね?
国内メーカーでシェア率の高い3つのメーカーを紹介していきます。

タカラベルモント”YUME ユメ”


出典:タカラベルモント
良く夢シャンと言われるシャンプー台タカラベルモントから発売されているYUMEユメです。
世界のシャンプー台シェア率No1のたらベルモントが、このようなフルフラットのシャンプー台のパイオニアとも言えるでしょう。
ベットに寝っころがっているような感覚になるよう、180度まで倒れることで首の負担を極力にまで軽減します。


出典:タカラベルモント
定価が80万円と少し高めですが、その分高品質であることは間違いありません。

ビューティガレージ”RUBINO”



出典:ビューティーガレージ
タカラベルモントのYUMEが市場を独占していた中、現れたのがビューティガレージのRUBINOというバックシャンプー台です。
YUMEと同様、フルフラットまでの横倒しが可能になっています。
シャンプーボウルが取り外せるため、アイラッシュの施術などにも対応します。
2年保証が付いている上に、価格もYUMEの1/3以下という圧倒的なコスパが人気となり、今一番売れているシャンプー台です。

大広製作所「IYASHI」



出典:大広
デジパや名のスチームなどで有名な大広製作所のIYASHIシリーズです。
ヒーターがついているので、冬場などには活躍します。
イスの高さもかなり低く設定できるので、お客様への負担軽減が可能になっています。
価格はYUMEの半額程度となっています。

美容室を開店するなら書籍で勉強

まとめ

これから美容室をオープンしたり、シャンプー台を買い替えるのであれば、バックシャンプー台で、メーカーは今回紹介した3種類がおすすめです。
ただ、サイドシャンプーとバックシャンプーでは、シャンプーの技術が変わってしまうため、注意が必要です。
お知らせ
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少しでも気になった方は、お気軽にご登録くださいね♪

この記事を書いた人
井尾充将
井尾 充将
  • 2022/2月オープン予定「&chaLme」代表
  • 美容学校の技術講師
  • 2年連続ホットペッパービューティー
     人気スタイルランキング全国1位(140万人中)
東京の有名店HAIR DIMENSIONにて技術を学ぶ(有名雑誌のヘアメイクなど担当)。
美容師向けの技術講習会多数こなし、全国的なCM撮影のヘアメイクも担当。
現在は美容学校の技術講師を担当し、2022年2月には自身が代表を務めるヘアサロンをオープン予定。
美容師としての社会的地位を向上させる為に日々研究中。
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