髪の毛をキレイなストレートにしたいけど、縮毛矯正やストレートパーマをして不自然なストレートにはなりたくないという方も多いですよね。
先天的なくせ毛は遺伝の可能性が高く、遺伝でくせが強い方は縮毛矯正で髪の毛のタンパク質を伸ばして上げることが1番時間と手間もかかりません。
ただ、くせはいろいろな理由で出てくることがあるので、今日はその対処法などを詳しくお伝えしていきます!
縮毛矯正しないで髪の毛をストレートにする方法
元々はストレートだったのに急にくせ毛になったという方は、原因は遺伝ではなくほかにある場合が多いです。
原因によって、ケアするポイントも変わります。
【くせ毛の原因】
- 先天性(生まれつき:遺伝)
- ホルモンバランスの変化(生理の開始や出産など)
- 睡眠不足
- 過度なストレス
- 食生活の偏り
- 頭皮の乾燥
- ダメージ
が主な原因です。
ストレスや食事の偏り、乾燥などで頭皮環境が悪くなってしまい毛穴が歪んでしまったときにも新しく生えてくる髪の毛はくせを持ってしまいます。
まずは頭皮の保湿と生活習慣の見直し、ホームケアを取り入れる事で改善できる事もあります。
髪質改善
ブリーチやカラーリングで髪の毛にダメージがある場合、髪の毛をキレイなストレートにするには髪質改善が有効です。
髪の毛の主成分はタンパク質(ケラチン)です。
タンパク質は熱や薬剤でダメージを受けると、毛細内部のタンパク質が破壊されます。
ダメージによくうねりなど、くせ毛になってしまっている時は、髪質の改善が有効です。
毎日のシャンプーを、しっかり栄養成分(ケラチンやヘマチン)配合の物に変えたりするだけでも髪質は変わります。
手触りが気になったときなど、1週間に1回お風呂で使用する洗い流すトリートメント(インバストリートメント)でヘアケアを取り入れてあげる事も有効です。
ストレートアイロン
ですが、先天性のくせ毛のような全体的にくせの強い方は毎日のヘアアイロンも大変ですよね。
温度も180℃くらいまで上げないとなかなかキレイに伸びてくれないと思います。
長時間高温でヘアアイロンを当てる場合、しかも毎日ヘアアイロンやコテを使用する方はヘアケアもしっかりしてあげてくださいね。
【髪質別ヘアアイロンの適正温度】
- ブリーチやカラーリングで傷んだ髪の毛には100℃~140℃
- 髪質が細い方やカラーリングをしている髪の毛には140℃
- ダメージのないキレイな髪の毛には150度前後
- 髪質が太くくせ毛がある場合は160℃
ロングヘアの場合は特に、頭頂部と毛先でダメージ具合が違うので、低めの温度でヘアアイロンを当てる時間を変えるなどの調整が必要です。
髪の毛の内部のタンパク質は90℃でダメージを受けはじめ、180℃でタンパク質の変性を受け始めるので、出来るだけ180℃より低い温度で使用してください。
トリートメント
【トリートメントの種類】
- 洗い流す用のトリートメント(インバス)
- 洗い流さないトリートメント(アウトバス)
髪の毛の内部までしっかり補修成分を入れ込んであげることでうねりが軽減できて、日々のヘアアイロンから受けるダメージも軽減できます。
そして洗い流さないトリートメントもたくさん種類が出ていますよね。
どれを使用したらいいか迷われる方も多いです。
【洗い流さないトリートメントの種類】
- オイル
- クリーム(バタータイプ)
- ジェル
- ミスト
ドライヤー前に髪の毛に馴染ませて上げることで、熱で髪の毛に浸透します。
そして熱が取れると固まるので、ドライヤーでしっかり根元から伸ばしてあげることで、形状記憶の効果があります。
クセ毛が出にくいカット
髪の毛が短ければ短いほど、毛先の重さがないのでうねりやすいという方は、くせ毛の方はカットの仕方で抑えることもできます。
【くせ毛のタイプ】
- 波状毛(ウエーブがかった髪)
- 捻転毛(不規則なうねりがあり広がりやすい髪)
- 縮毛(ツヤがなくチリチリの髪)
- 連珠毛(デコボコで手触りが良くない髪)
くのタイプにもよりますが、波状毛の場合はクセの強い部分や弱い部分などを把握することで、くせを生かしたカットで仕上げることもできます。
カット後ヘアアイロンをしていない状態です。
ヘアアイロンの時間がかなり短縮できますね。
どの部分のくせが気になるか、セットの時に何が大変かを美容師に伝えてくださいね。
頭皮のマッサージ
ストレスや緊張などで血管が収縮していると、頭皮も乾燥をしてしまいます。
頭皮が乾燥すると、髪の毛に栄養が行き届かなくなるだけでなく、毛穴が歪んでしまうので真っすぐの髪の毛が生えてくることができなくなります。
頭皮が潤うことで、頭皮にハリが生まれるので毛穴も正常な丸みに戻り、真っすぐな髪の毛が生えやすい環境になります。
そして頭皮が引き締まる事で、頭皮と顔の皮膚は繋がっているのでリフトアップにも期待ができますよ。
毎日のスキンケアにプラスして、頭皮マッサージも取り入れてみてください。
クセ毛になる原因
遺伝的なクセ毛
生まれつきくせ毛の方や、成長過程でくせがどんどん強くなる方は、遺伝の可能性が高いです。
遺伝の場合、両親または母親の家計が遺伝しやすいと言われています。
でも、どんなくせ毛でもダメージをケアしてあげることで、髪の毛にツヤを出したりくせ毛を緩和することはできます。
湿気によるクセ毛
梅雨の時期や雨の日は、どんなに頑張って朝セットをしてもすぐに崩れてしまいますよね。
湿気が多いと、空気中の水分を髪の毛が吸い込み髪の毛が広がってしまったり、うねり毛になってしまいます。
これは、先ほどもお伝えした髪の毛の空洞(ダメージホール)が大きければ大きいほど大きなくせ毛になりやすいです。
日々のダメージはどうしても避けることができないものもあります。
なので、しっかりホームケアでダメージ補修をしてくださいね。
ダメージによるクセ毛
【日常で髪の毛が受けるダメージ】
- ブリーチやカラーリング、縮毛矯正やパーマなど
- 毎日のスタイリングによるダメージ(ドライヤーやヘアアイロンなど)
- 就寝時の枕やマフラーなどによる摩擦(静電気)
- 紫外線(日焼け)
- 冷暖房による乾燥
毎日生活しているだけでも、髪の毛や頭皮はダメージを受けています。
このダメージをしっかりケアしてあげることで、髪の毛のうねりや広がりを抑えることができます。
美容院で受けるトリートメントも大切ですが、1番大事なのは日々のダメージをその都度補えるヘアケアです。
クセ毛を和らげる方法
トリートメントで潤いを与える
今トリートメントはいろいろな種類が出ています。
ご紹介していきますね。
使用する際は、そのトリートメントの成分や特徴をしっかり把握し、1番効果的な使用方法で使用しましょう。
例えば、ミストタイプ(アウトバス)のトリートメントは、洗髪後キューティクルが開いてる状態の時にしっかり揉み込む。
粘度の強いオイルトリートメントは、ドライヤー後髪の毛のコーティングで使用し、就寝時の摩擦を防ぐ。(ドライヤー前に粘度が強いトリートメントを使用すると乾きが悪くなるため)
など、使用するトリートメントの特性を理解し、ベストな状態で使用することで効果が上がります。
上から下にタオルドライする
髪の毛を上から下にタオルドライをしてあげることで、キューティクルを整えることができます。
ただ、きつくこすってしまうと、髪の毛の表面のキューティクルを壊してしまう事もあるので、優しく上から下へタオルドライをしてみてください。
オイルを使う
オイルトリートメントは、粘度(テクスチャー)がサラサラのものをドライヤー前に使用することで、髪の毛をコーティングしてドライヤー熱から守ってくれます。
ストレートヘアを作るには日々のケアも大事
ストレートヘアを維持するためには、ダメージケアと、ドライヤーの時のブローがとても大切です。
髪の毛はダメージを追うごとに髪の毛内部がスカスカになり、うねりや広がり、更に酷くなると枝毛や切れ毛に繋がります。
キレイなストレートで、ツヤのある髪に仕上げたいときは日々のケアが何より重要です。
くせがない方で、どれだけキレイにカラーリングをしても、色落ちしてダメージケアをしていないとここまで髪の毛は艶もなく広がってしまいます。
なので、くせ毛の方で毎日頑張ってストレートアイロンをしている方は特に、ヘアケア&カラーケアを取り入れていただきたいです。
この記事のまとめ
【今日のポイント】
- くせ毛の種類
- 縮毛矯正をしないでストレートにする方法
- トリートメントの種別使用ポイント
- ダメージ補修の重要性」
今日は上記を中心にまとめてみました。
くせ毛具合やダメージ具合により、縮毛矯正をしなくてもキレイなストレートを維持できます。
自宅でのダメージケアを取り入れていただき、ぜひ1度美容院でも相談してみてくださいね。
- ファーマプロダクト講師(薬剤師国家試験対策予備校)
- 薬局薬剤師・派遣薬剤師
- 美容専門学校講師
- DI(製薬企業のCC担当)
- 美容師国家試験対策YOUTUBE国内最大登録者数を保有
薬剤師の国家試験対策予備校の講師の資格を持つ薬剤師。 現在は美容専門学校の講師を務める。 生徒アンケートでは、全教員中1位で生徒満足度は99.5%という質の高い授業を行い、学校の国家試験対策のリーダーを務める。 現在は自身が開設した美容師の国家試験対策YOUTUBEチャンネルを運営。 美容師国家試験対策チャンネルとしては、国内最大の登録者数。 また、KYOGOKU ACADEMYの学科主任も務める。