- 黒染めしたけど明るくしたい!
- 黒染め後のブリーチはできるの?
- 黒染めしたあとのブリーチは、髪のダメージが心配!
こんな悩みを解決できる記事を用意しました。
本記事では、黒染めからブリーチをする前に知っておきたい注意点から、髪のダメージを抑えて明るくする方法を紹介します。
後から後悔しないために重要な内容となっていますので、最後までご覧ください。
Contents
黒染め後にブリーチをする前の基礎知識
「黒染めしたけど、また明るくしたい!」とお考えの方に、ブリーチをする前に知っておくべき2つのことを紹介します。
- 黒染めの仕組み
- 黒染め後にブリーチで明るくできるのか
それぞれ順番に解説していきますね。
1.黒染めの仕組み
そもそも「黒染め」とは、必ずしも「黒い薬剤で染めること」とは限りません。
なぜなら日本人の髪が黒色のように見えるのは、実は「赤系の色素の集合体」だからです。
赤系の色素を多く集めることで、結果的に黒髪を作れるということです。
つまり、一般的に知られている「黒染め」とは、「赤い色素を主な成分とする薬剤を使って、黒色に見えるように染めること」と理解しておきましょう!
2.黒染め後にブリーチで明るくできるのか
結論だけ言うと、「黒染め後にブリーチで髪を明るくすること」はできます。
しかし、完全に黒染めがなかったことにはなりません。
過去の黒染め経験がブリーチの成功に影響するので、施術前に担当美容師に相談することが重要です。
後から後悔しないために、事前に黒染めからブリーチをする際のデメリットを知っておきましょう。
黒染めからブリーチをする時のデメリット3つ
黒染めからブリーチをする際のデメリットは以下の3つです。
- 色が上手く抜けない
- 髪に赤・オレンジ色が残る
- 黒色を落とす際の髪ダメージがある
それぞれ詳しく説明します。
1.色が上手く抜けない
1つ目に、黒染めをした髪にブリーチをすると、根本の髪色だけが抜けないまま残ってしまう可能性があります。
黒染め前、
- 根元がプリンだった
- 黒染めして時間が経っている
これらの特徴がある方は、特に注意してください。
なぜなら、元々暗かった部分にさらに黒染めで色素をいれているので、ブリーチでは色が抜けづらくなっているからです。
この場合、以下のような施術が根元の色を抜くのに有効です。
- 根元だけ強めのブリーチを行う
- 根元だけブリーチの回数を増やす
このように、黒染めからブリーチをする場合、一回だけでは上手くいかないかもしれません。
2.髪に赤・オレンジ色が残る
2つ目に、ブリーチ後の髪に赤・オレンジ色が残る場合があります。
これは、黒染めの色素が髪に残ってしまっているためです。
前述の通り、黒染めは基本的に「赤系の色素」でできています。
明確に色の希望がある方は、思い通りの色にならない可能性がある点に注意してください。
3.黒色を落とす際の髪ダメージがある
3つ目に、黒染めの色素を落とす過程で、髪に負担がかかります。
なぜなら、カラーを落とす際には、色素をとるためキューティクルを開くからです。
薬剤を使用する以上、髪へのダメージは避けられません。
特に黒染め前にブリーチをしていた方は、その際のダメージが髪に残っている可能性があります。
そのため、ブリーチの回数が増えると、髪が傷み、結果として髪の潤いがなくなってしまうリスクも考慮しましょう。
黒染めしてからブリーチをした結果
次に、黒染めしてからブリーチを1回〜3回した際の結果を紹介します。
ブリーチ前(黒染め)の状態によっても結果が変わりますので、以下4パターンで解説しますね。
- 3トーン黒染めからブリーチした場合
- 4〜5トーン黒染めからブリーチした場合
- 6〜7トーン黒染めからブリーチした場合
- 8〜9トーン黒染めからブリーチした場合
それでは、詳しくみていきましょう。
3トーン黒染めからブリーチした場合
まず、3トーン黒染めからブリーチした場合を紹介します。
ブリーチをした髪に黒染めをしたい方や、色落ちを最小限に抑えたいと考える方によく選ばれる色ですね。
3トーン黒染めからブリーチした場合、1回目のブリーチでは色が抜ききれないため、赤みが強く、濃いオレンジ色に仕上がります。
2回目のブリーチでは、赤みが少なくなり、より鮮やかなオレンジ色に。
3回目のブリーチでは、オレンジ色から徐々に黄色になっていくことが多いです。
ブリーチ回数と結果
- 1回目→濃いオレンジ色
- 2回目→鮮やかなオレンジ色
- 3回目→徐々に黄色へ
しかし、暗い黒染めからのブリーチは、髪への大きな負担を避けられません。
結果として、切れ毛や絡まりが発生し、髪の艶感や潤いが失われるリスクがあります。
4〜5トーン黒染めからブリーチした場合
赤色が使われた塗料で黒染めをするため、1回目のブリーチでは赤みのあるオレンジ色になるでしょう!
2回目のブリーチでは、より明るいオレンジ色へ、3回目では黄色とオレンジが混ざった色味になります。
ブリーチ回数と結果
- 1回目→赤みのあるオレンジ色
- 2回目→明るいオレンジ色
- 3回目→黄色とオレンジが混ざった色
もし暖色系のカラーにしたい場合は、1回目のブリーチだけで実現ができますよ。
しかし、より鮮やかで寒色系のカラーにしたい場合、2回以上のブリーチが必要となることを覚えておいてください。
6〜7トーン黒染めからブリーチした場合
やや茶色を感じるため、自然な印象を与えます。
したがって、6〜7トーンの黒染めは、フォーマルなシーンよりも、カジュアルなシーンでの使用が適切でしょう。
2回目のブリーチでは、色味は黄色に近いイエローオレンジになりますよ。
3回目のブリーチを行う場合は、イエローの髪色になりますが、パサつきが出やすくなるため、注意が必要です。
ブリーチ回数と結果
- 1回目→明るいオレンジ色
- 2回目→イエローオレンジ
- 3回目→イエロー
このように6〜7トーンの黒染めは、3〜5トーンの黒染めに比べて赤みが控えめなため、1回目のブリーチで明るいオレンジ色に近づきます。
しかし、より寒色系や明るく鮮やかな色にしたい場合は、同様に2回ブリーチが必要です。
8〜9トーン黒染めからブリーチした場合
一般的に「暗染め」とも称されます。
8〜9トーンの黒染めは、赤みの染料が最も少ないため、ブリーチを1回すると、黄色みが強いイエローオレンジになることが多いです。
2回目のブリーチを行うと、赤みがほとんど感じられないクリアなレモンイエローに。
3回目のブリーチでは、さらに薄いペールイエローになります。
ブリーチ回数と結果
- 1回目→イエローオレンジ
- 2回目→クリアなレモンイエロー
- 3回目→ペールイエロー
このように8〜9トーンの黒染めは、色素が強く残りません。
したがって一時的に髪色を暗くした後で、明るいハイトーンにしたい場合に適しています。
黒染め後のブリーチをする際の注意点2つ
ここでは、実際に黒染めしてからブリーチを行う際の注意点を2つ紹介します。
具体的には以下の2点を頭に入れておきましょう。
- 黒染め後のブリーチ効果は予測できない
- ある期間を過ぎると色が抜けなくなる
それぞれ紹介します。
1.黒染め後のブリーチ効果は予測できない
はじめに、ブリーチによって髪がどれほど明るくなるかは、予測が難しいです。
なぜなら、実際の結果は多くの要因に左右されるからです。
具体的には、以下のような要因が考えられます。
- 自分の髪質
- 美容師の技術レベル
- 使用された黒染めの染料の濃度
- 選んだカラー剤のブランドや種類
上記のように様々な要因が絡み合い、ブリーチ後の髪色は期待以上に明るくなったり、逆に期待ほどの変化が見られなかったりと思い通りにならないことが多いです
そのため、ブリーチ後の色味については、あくまで目安として考えましょう。
2.ある期間を過ぎると色が抜けなくなる
黒染めした髪は、時間が経つほど色が染みつき、ブリーチで明るくするのが難しくなります。
これは、キッチンの油汚れやお風呂の水垢が時間が経つにつれて落としにくくなるのと似ていますね。
黒染め後に髪を明るくしたい場合は、3週間以内にブリーチすることをおすすめします。
その理由は、3週間を過ぎると、ブリーチで色を抜きにくくなるからです。
黒染めから時間が経つほど、より多くのブリーチ回数や時間、費用が必要となり、髪への負担も大きくなるので注意しましょう。
黒髪をダメージ少なく明るくする4つの方法
ここまで黒染めからブリーチをする際のリスクや注意点について触れてきました。
黒染めからのブリーチは、髪への負担が大きいため、基本的には推奨される方法ではありません。
しかし、「どうしても黒染め後に明るい髪色にしたい!」という方のために、髪のダメージをできるだけ軽減しながら、明るくするための4つの方法を紹介します。
具体的には、以下の4つがあります。
- 1回のブリーチで明るくなりやすい黒染めをする
- 3週間以内に黒染めを落とす
- 髪のダメージが少ないカラーを行う
- カラー後のケアを大切にする
それぞれ詳しく解説します。
1.1回のブリーチで明るくなりやすい黒染めをする
一時的に黒染めをし、すぐに明るいカラーへと戻す予定がある場合は、どの黒染めを使うかが重要です。
これは、選択した黒染めの種類によって、ブリーチ後の色に影響をおよぼすからです。
例えば、ブルーブラックやダークアッシュなどの寒色系の黒染めは、色落ちがしやすく、後のカラーチェンジをスムーズに行えます。
- ブルーブラック: 光の下で見ると美しい青色に見えます。
- ダークアッシュ: 濃いグレーで透明感があり、洗練された印象を与えます。
このように、黒染め後に明るい色へ変更したい場合は、今後のカラーチェンジを見越して、適切な黒染めを選択することが大切です。
おすすめのカラー剤:KYOGOKU IROME チタンシルバー
KYOGOKUのIROME チタンシルバーは、明るさを元に戻す予定がある「今だけの黒染め」に適切なカラー剤です。
この製品は、瞬時に美しい黒色を叶えながら、髪に必要な艶や潤いを提供します。
さらに、後のカラーチェンジを容易にするために、色の残留が少ない設計となっているので、ブリーチ後に理想の髪色を作りやすくなりますよ。
画像引用:https://kyogokupro.com/product_review/31/list?pageno=1
「一時的に黒髪にしたい」
「髪にダメージの少ない黒染めがしたい」
上記の方におすすめのカラー剤です。
2.3週間以内に黒染めを落とす
黒染め後に髪を明るくしたい場合は、3週間以内にブリーチをしましょう!
なぜならば、時間が経つほど黒染めの色が髪に染みつき、ブリーチで色を抜きにくくなるからです。
黒染め後、早めにブリーチをすることで、髪へのダメージを少なくし、均一でキレイなカラーに染まりやすくなります。
3.髪のダメージが少ないカラーを行う
髪ダメージをなるべく最小限にするために、ブリーチやカラーリングの方法を慎重に選びましょう。
なぜなら、適切な方法と製品を選択すると、髪の健康を守りながら美しいカラーリングが可能となるからです。
髪に優しく輝くカラーを!Kyogoku Salonのダブルカラー
Kyogoku Salonのダブルカラー技法は、ブリーチをした後にさらに色を加え、クリアな発色と美しい輝きを実現します。
さらに、Kyogoku Salon独自のカラー剤やブリーチ剤を使うことで、髪の毛の負担を抑えて透明感のある色味を叶えられます。
画像引用:https://kyogokusalon.com/price/doublecolor/
4.髪に栄養を与えるカラー剤を使用する
カラーリング後のケアは、色持ちを良くし、ダメージを修復するために重要です。
なぜなら、適切なトリートメントやシャンプーを使用することで、色落ちを防ぎ、髪の健康を維持できるからです。
髪を健康に美しく保つ!KYOGOKU カラーケアシャンプー
以下のような特徴がある方には特におすすめのケアシャンプーです。
- 色味をキープしたい
- 乾燥・パサつきが気になる!
- 傷んだ髪を強くしたい!
- サラサラで潤いのある髪を作りたい
KYOGOKU カラーケアシャンプーは、シルクが髪をコーティングし、カラー後の綺麗な髪色を長く保ちます。
また、繰り返し使うことで、弱った髪にハリやコシを与えてくれますよ。
画像引用:https://kyogokupro.com/products/detail/491
まとめ:黒染め後のブリーチは期間やケアが重要!
本記事では、黒染め後にブリーチを行う際に大切なことを紹介しました。
- 黒染め後にブリーチをする前の基本知識
- 黒染めからブリーチをする時のデメリット3つ
- 黒染めしてからブリーチをした結果
- 黒染め後のブリーチをする際の注意点
- 黒髪をダメージ少なく明るくする方法
黒染めからのブリーチは、その人の髪質や状況に応じてアプローチが変わるため、特に慎重に行う必要があります。
実際に行う場合には、計画的なカラーリングと髪のケアを大切にしましょう。
そして、不安な点があれば、プロの美容師に相談することをおすすめします。
本記事は以上です。
黒染め後のブリーチに関するよくある質問
最後に、黒染め後のブリーチに関するよくある質問に答えていきます。
- ブリーチした後に黒染めはできますか?
- 黒染めからブリーチで、色が抜けない理由を教えてください。
- ブリーチ後の黒染めは、髪にダメージがありますか?
- ブリーチしてから、黒染めをするデメリットはありますか?
同じような悩みを抱えている方は、参考にしてください。
それでは順に回答していきますね。
1.ブリーチした後に黒染めはできますか?
はい、ブリーチした後に黒染めは可能です。
しかし、ブリーチによって髪の毛が非常にデリケートな状態になります。
したがって、ブリーチ黒染めの色持ちは通常より短くなる傾向があり、一般的に3ヶ月〜6ヶ月ほどしか持たないと考えておきましょう。
また、黒染めをする際は髪へのダメージを最小限に抑えるために、保湿成分や髪を補修する成分が含まれたカラー剤を選ぶことが重要です。
2.黒染めからブリーチで、色が抜けない理由を教えてください。
黒染めからブリーチする際、色が抜けにくいのは黒染めの色素が髪に染み付いているからです。
特に、長期間黒染めを繰り返していると、色素が髪の内部に蓄積され、ブリーチだけではこれらの色素を完全に取り除くことが難しくなります。
また、黒染めの種類によっては、ブリーチ時に赤やオレンジ色が強く残ることもあります。
3.ブリーチ後の黒染めは、髪にダメージがありますか?
ブリーチ後の髪は非常に繊細です。
したがって、ブリーチした後に黒染めを行うと、通常よりもダメージが大きくなるリスクがあります。
特に、ブリーチで既にダメージを受けている髪にさらに負担を与えるため、髪の乾燥や切れ毛などが発生しやすくなるでしょう。
ダメージを抑えながら黒染めを行うには、髪に優しいカラー剤の選択や、適切なヘアトリートメントで髪を保護するなどのケアが重要です。
ブリーチ後の黒染めに関する注意点は、別記事で詳しく纏めていますので気になる方はご参照ください。
>ブリーチからの黒染めは要注意!色落ちの期間や対策を徹底解説
4.ブリーチしてから、黒染めをするデメリットはありますか?
ブリーチ後に黒染めを行う主なデメリットとしては、以下の5点が考えられます。
- 髪ダメージがさらにかかる
- 黒染めの色が均等に入らない
- 色持ちが悪い
- 予想とは違った色になる
- 黒染めをした後は色が抜けにくい
ブリーチ後に黒染めをする際には、デメリットを十分に理解し、慎重に進めましょう。
黒染め後のブリーチに悩んでいる方へ
黒染め後のブリーチは、出来上がりの予想は難しいので、以下のように悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
- 思い通りのヘアカラーになるか不安
- 自分の髪質にあった黒染め・ブリーチ方法を知りたい
- 黒染めやブリーチ後のケア方法に自信がない
分かります!
特に黒染め後のブリーチは、髪質や使うカラー剤などによっても適切な施術内容やケア方法が異なるので不安ですよね。
このように黒染めやブリーチに関して不安な方は、プロの美容師の方に相談することをおすすめします。
KYOGOKU SALONでは、ひとりひとりにあった施術内容を紹介できるだけでなく、しつこい残留を除去する施術や髪へのダメージの少ないカラー剤などを揃えています。
- 2022/2月オープン予定「&chaLme」代表
- 美容学校の技術講師
- 2年連続ホットペッパービューティー
人気スタイルランキング全国1位(140万人中)
東京の有名店HAIR DIMENSIONにて技術を学ぶ(有名雑誌のヘアメイクなど担当)。 美容師向けの技術講習会多数こなし、全国的なCM撮影のヘアメイクも担当。 現在は美容学校の技術講師を担当し、2022年2月には自身が代表を務めるヘアサロンをオープン予定。
美容師としての社会的地位を向上させる為に日々研究中。