美容師というと、お給料が安い上に休みも少なく体力仕事という、ネガティブなイメージを持っている人も多いのではないでしょうか？
では実際のところはどうなのかを知っていれば、美容師になりたいという夢があった場合、自分の将来設計もしやすくなりますよね？
今回は、美容師の給料や平均年収を、初任給～スタイリストといったランク別の収入や障害年収に関して解説していきます！
美容師になりたいけど不安。。。といった方は要チェックです！
美容師の給料・平均年収について
まず美容師は他業種に比べて、どれくらいのしゅうにゅうがあるのでしょうか？
厚生労働省が発表している資料を参考に見ていきましょう。
ただ、統計上は美容師と理容師が混ざった状態で集計されているので、美容師のみのデータではないことだでご了承ください。
平均年収と平均月収
理美容師の平均年収がこちら。
平均年収：約260万円
平均月収：約21万円
平均賞与：約58万円
平成29年に調査された結果では、 理美容師の平均年収は260万円という結果に。
他の業種と比較しても、やはり低賃金であることは否めません。
さらに美容師の多くは営業後の練習やミーティングなどがあったりと、拘束時間も長い職業です。
労働時間も長いので、時給換算するとさらに低水準であるとえます。
しかし、一般的な職業とは違って、美容師は歩合などによって大きく収入に差が生じる職業でもあります。
正しく自己ブランディングを行い、売れるための努力を行えば、大きく収入をなバス事も出来るのが美容師の魅力です。
実際にＫＹＯＧＯＫＵが運営する京極アカデミーでは、最速で高い収入を再現できる仕組みを作っています。
年代別でみる給料
では次に、年代別にみる給料の違いを見ていきましょう。
20代の平均年収：男性211万円、女性205万円
30代の平均年収：男性310万円、女性265万円
40代の平均年収：男性342万円、女性260万円
50代の平均年収：男性322万円、女性259万円
年代別でみると男性の場合40代、女性の場合は30代をピークに弧を描くように推移しています。
多くの男性美容師は40代になると、現場の仕事からは離れて、運営やマネジメントにまわる傾向にあります。
また、女性は30代で結婚や出産などによって現場から離れる傾向がある事が関係しそうです。
企業規模でみる給料
さらに、企業の大きさに分けて、収入の違いを見てみましょう。
企業規模10～99人 ：平均年収256万円、賞与56万円、超過労働時間平均2時間
企業規模100～999人 ：平均年収266万円、賞与54万円、超過労働時間平均9時間
企業規模1,000人以上：平均年収264万円、賞与95万円、超過労働時間平均20時間
企業の規模が大きくなるにつれて、平均年収もアップしていることがわかります。
ただ、その分超過労働時間も増えてしまっています。
当然もらえる給料が増える分、仕事量が増えることは理解できますが、バランスが大切です。
公私のバランスを崩さないように、注意が必要かもしれません。
地域別でみる給料
美容師の収入は、地域によっても差が生じます。
東京や神奈川などの首都圏ではスタイリストであれば25万円からスタートする場合がほとんどです。
しかし、大阪や京都ではもう少し低い22万円ほどになります。
また、名古屋や福岡になると20万円ほどにまで下がってしまいます。
しかし、その分東京などは家賃や物価も高いため、生活水準を考えれば地方の方がゆとりがある場合もあります。
一概に収入の額面だけでは判断しにくい結果となりました。
ランクや地域によってどのくらい格差があるの？
ほとんどのサロンでは、アシスタントからスタイリスト、トップスタイリストなどのランク分けで給料設定がおこなわれています。
この基本給だけでは少し厳しかったりはしますが、お客様からの指名が多い美容師は、歩合給を沢山もらえる場合もあります。
中には月収50万円以上という美容師もいたりします。
次は美容師のランク分けや、地域別の差によって給料がどれくらい変わるのかを見ていきましょう。
アシスタント
アシスタントとは、お客様をメインで担当する美容師になる前の、見習い期間の人達を指します。
雑務やシャンプー、各技術のサポートなどがメインの業務となります。
アシスタントの給料は、他業種を含めてもかなり低めで、平均月収13〜17万円前後です。
意外かもしれませんが、都心部の有名サロンほど給料が低い傾向にあります。
高い賃金を払わなくても、人が集まるのがひとつの要因です。
また、地方のサロンではアシスタントの平均月収が16万円前後になると言われています。
有名サロンははじめはかなり低賃金ですが、その後スタイリストとなって有名になれば、かなりの高収入へとキャリアアップできる可能性を秘めています。
Jr.スタイリスト
アシスタントの期間を経て、カットができるまでに成長したスタイリストになりたてのランクがjr.スタイリストです。
カットもできることから、お客様をメインで担当することが可能になり、生産性がうまれるのでアシスタントより給料は高くなっていきます。
月収の平均は16～23万円前後です。
お客様を担当出来るようになったとはいえ、この時期はまだ指名がたくさんもらえることは少ないです。
そのためお客様から指名される技術や、自己ブランディングが必要になっていきます。
スタイリスト
サロンによっても呼び方や条件は異なりますが、どんなお客様でも施術可能な技術を習得できれば、スタイリストとして働けるようになります。
月の平均は20～30万円程度です。
また、スタイリストになると指名数によって報奨金や役職がつき始めるので、同時期に入った美容師でも給料の差が異なってきます。
トップスタイリスト
スタイリストの中でも、人気と実力を兼ね備えた人だけがトップスタイリストと呼ばれます。
トップスタイリストの中には、月収が50万円以上になる人も！
下積みが長く厳しい業界ですが、それだけにあきらめずに技術を磨いてきた美容師だけがなれるトップスタイリストはすべての美容師の憧れですよね。
経営者・サロンオーナー
スタイリストとしての経験を積んだ後は、経営者として活躍するようになる人もいます。
スタイリストとしてのスキル以外に、経営のスキルも必要になってきます。
1店舗だけの出店では、大きく収入を上げることは難しいですが、何店舗も経営するようになってくると、中には年収2,000万円を超す人もいるそうです！
生涯年収について
平均収入があまり高くない美容師ですが、生涯年収はどれくらいなのでしょうか？
美容師の生涯年収は1億4000万円ほどといわれています。
それに対して、一般的な大卒の生涯年収は2億5000万円といわれています。
比較してみるとかなり差があることが分かります。
国家資格年収ランキングでも下位って本当？
美容師は国家資格を持っていないとなれません。
しかし国家資格の年収ランキングで調べると、美容師のランキングは最下位。
国家資格を持っている職業の中では、年収はかなり低いと言えます。
理美容師が同じ程度の金額で最下位となり、その上に保育士やヘルパーさんなどがランクインしています。
どちらも人と接することが多く、体力の必要な仕事が下位にいる印象です。
他にも、調理師や栄養士、歯科衛生士などは国家資格の中では年収が低い職業とされています。
ちなみに、国家資格年収ランキングで上位を占めているのは、医師、弁護士、公認会計士などです。
医師や弁護士の年収は、ほとんどの場合1,000万円を超えます。
他にも、税理士、不動産鑑定士、社会保険労務士などが国家資格年収ランキングで上位にランクインしています。
上位にランクインしている国家資格は、資格を持っていれば独立することができるものばかり。
美容師も独立開業し経営がうまく軌道に乗れば年収はアップしますが、やはり他の国家資格の方が、独立しても年収が高いようです。
美容師のボーナスは多い？ 少ない？
美容師の世界は人気や技術力がものを言う実力社会です。
そのため一般企業のようにスタッフ全員に対して、ほぼ均一のボーナスが支給されるサロンは少ないです。
では実際にはどれくらいの額なのでしょうか？
厚生労働省の「平成27年賃金構造基本統計調査」を見てみると、理美容師の年間賞与は61,500円でした。
ボーナスを年2回用意しているサロンもなかにはありますが、より多くの賞与を貰おうとするならば、売り上げを上げてサロンに貢献した方が多くもらえる場合がほとんどです。
そのため、ボーナスが支払われないサロンだとしても、月の売り上げを上げることで直接給与にはんえいされるほうが安定的に給料アップを狙えるかもしえません。
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- 株式会社kyogoku専務取締役
- 美容学校教員
- 美容ディーラー
- 美容メーカー勤務
- 接客の全国大会で全国2位
美容師として勤務ののち、美容専門学校にてヘアメイクの講師を務める。 その後美容代理店、全国チェーンの理美容室のSV、美容メーカーにて勤務。 現在はKYOGOKU PROFESSIONALを運営する株式会社kyogokuの専務取締役に就任。 KYOGOKUの運営する各サイトの管理、KYOGOKU商材の広報活動を統括。
