海外アーティストや、ハリウッドセレブなど、カラーの根元が伸びっぱなしに見えてもなんかかっこいい。
そんなヘアスタイルをしてみたいと思ったことはありませんか?
そういうカラーデザインのことを、ダークルーツやシャドウルーツといいます。
今まで「プリン」にならないように毎月染めてきたのに、あえて根元を暗く染めるなんて勇気が入りそうですが
ポイントとやり方を知れば、ダークルーツがおしゃれに見えるのです。
それではご紹介していきます。
ダークルーツのメリット
ダークルーツの最大のメリットは、根元が伸びてきても自然なおしゃれができるということです。
なかなか美容室に行くことができずに伸びてしまっても、自然にかっこいいカラーデザインをキープできます。
自然なデザインに
ダークルーツは根元をあえて暗い色で染めて、グラデーションで毛先を明るくしていくデザインです。
根元が暗いので伸びてくる地毛の色とよく馴染み、自然にグラデーションを楽しめます。
根本と毛先の境目をきれいになじませたり、あえて色濃い色と明るい色で強弱をつけてコントラストを早く強くしたり、ハイライトの幅を狭くしたり広くしたり、と色々アレンジすることが可能です。
伸びても気になりにくい
根元の色を暗くするので、暗い色の自毛が伸びてきても自然にいい感じに馴染んでくれます。
毛先の退色はカラーシャンプーでケアしていくことで、美容室に行けない日が続いてもいつでも綺麗な髪色をキープできます。
ダークルーツヘアカタログ
ここで実際、ダークルーツヘアの写真をいくつか紹介していきたいと思います。
シルバーデザイン
ダークルーツの部分と毛先のコントラストが効いていて、カッコいいデザインになっています。
毛先のシルバーもとてもいい色ですね。
パールピンク
パープルピンクがかった色も、ハイトーンなのに艶々でとても綺麗です。
暖色シルバー
自然できれいなグラデーション、ロングヘアでハイトーンなのに艶とまとまり感、カラーデザインで立体感が出ています。
どれもすてきなスタイルに仕上がっているので、やってみたくなりますね。
ではどのようなやり方でカラーしていくのか、お伝えしていきます。
ダークルーツのやり方
ここで、基本的な手順を説明します。
まずダークルーツは基本的に全頭をブリーチしていきます。
そのときに髪のダメージレベルに合わせた2剤の強さ、ブリーチの濃度を決めてください。
KYOGOKUプレミアムブリーチに、KYOGOKUダイヤモンドを10%混ぜて使うと手触りもよくおすすめです。
その次に根元から毛先にかけてグラデーションになるように色を決めていきます。
2色だけだと中間が暗くなりすぎるので、「根元の濃い色」「中間の色」「毛先の明るい色」の3色で作っていくのがおすすめです。
まず最初に濃い色を根元に塗っていきます。
トップ以外の、「根元の暗い色:毛先明るい色」の割合が4:6くらいになるように塗っていきます。
トップは、「根元の暗い色:毛先明るい色」の割合が2:8くらいになるように塗っていきます。
(1番上のトップのセクションだけは根本の薬と毛先の薬、2色だけで塗っていきます。)
次に中間部分の薬を塗ります。
このときは根本との境目がパツッとしないように、指でしっかりとなじませながら塗っていくことがポイントです。
(トップのセクションは触らない)
最後に毛先の明るい色を塗っていきます。
トップのセクションの毛先にも、指で境目をしっかりとぼかしながら塗っていきます。
ダークルーツにおすすめカラー
KYOGOKUカラーのチタンシルバーという色は根元のデザインにおすすめです。
特徴としてはローライトでありながらブラウンでトーンダウンさせるような染料の配合ではないので、残留色素が少なく、今だけ暗くしたいという方にぴったりな色です。
KYOGOKUカラーのチタンシルバーの色の特徴は、オレンジが消せるというものです。
毛束に染めるとこんな感じです。
ダークルーツのデザインの場合、根元の暗くしたい部分のカラーはチタンシルバー単品の3%で使うのもおすすめです。
KYOGOKU IROMEのシリーズは、1剤に対して2液が2倍なので実はコストパフォーマンスもいいカラー剤になります。
薬も柔らかくてなめらかで塗りやすいという特徴もあります。
ダークルーツに挑戦しよう
ダークルーツカラーはどんな長さの髪でもお勧めできます。
ただし根本に使うカラー剤を、残留の強いアルカリカラーで染めてしまうと、次のカラーに影響が出る場合があります。
ぜひ残留アルカリの少ないKGチタンシルバーを使っているサロンで、ダークルーツに挑戦してみてください!
KYOGOKUアカデミーではもっと様々な技術をオンラインで学習することができます。
講師陣には最先端に立つトップ美容師が揃っており、最新のデザインはもちろん国家試験に役立つ知識も得ることが可能。
気になる人はチェックしてみてくださいね。
2021年5月より京極琉のオファーを受諾しThe Diamond Kyogokuにディレクターとして移籍。
海外有力誌の表紙や巻頭特集を飾るなど国際的に活躍。
ヘアスタイリスト界のオスカー:NYのThe IBI Award2020で日本人初となるファイナリスト入りを果たし世界3位を受賞。
世界最大の美容の祭典:ロンドンのALTERNATIVE HAIR SHOW2021に於いて次世代のアーティスト20に選出。ヘアショーに出演。
2022年春夏ミラノコレクションで日本の2つのブランドでヘアメイクディレクターを務めた。
ヘアデザインの芸術的認知を目指して東京から世界に発信を続けている。