ブリーチなしでインナーカラーができるならやってみたい、そんな人も多いのではないでしょうか?
一般的にインナーカラーはブリーチベースに色を入れるイメージですが、実はブリーチなしでも可愛いインナーカラーは作れるんです。
ですが作れる色には限りがあるので、どの色味ができるのかを知っておくとオーダーしやすいでしょう。
自分で染める場合の注意点も解説します。
ブリーチなしでもインナーカラーはできる?
結論からいうと、ブリーチなしでもインナーカラーは可能です!
べ―スの色素が影響するためビビッドな色味は難しいですが、ブリーチなしで染められると髪のダメージも軽減できるのでハードルが下がります。
ではどんな色ができるのでしょうか?
14トーンまでなら可能
それ以上になってくるとブリーチをしないとなかなか髪が明るく抜けません。
インナーカラーはインナーカラーを入れない部分との明度差で強調されるデザインになるので、目立たせたい人はより明るく抜く必要があります。
ブリーチなしでできる14トーンまで明るくしたら、インナーカラー以外の部分は少し暗めに染めるとより効果的です。
髪質によって入る明るさは変わる
ブリーチなしで染める場合、一般的にアルカリカラーで髪を明るくしていきます。
明るくなりにくい髪質の人は、1回だけでなく2回、3回とくり返して施術することでだんだんと明るい色味にしていくことも可能です。
また、同じトーンでも青や緑よりも黄色やオレンジのほうが明るく見えやすいので、色が抜けにくい人は黄色系、オレンジ系を選ぶといいでしょう。
ブリーチなしでインナーカラーのおすすめ10色
ビビッドではないですが、さりげなくおしゃれな印象にしてくれますよ。
レッド系
暖色系なので、顔周りに入れることで血色感をアップ。
しっかりした赤を入れるとアグレッシブかつクラシカルな雰囲気に。
派手差が気になる人は狭い範囲でのアクセントカラーとして楽しむのもおすすめです。
ピンク系
こちらも暖色なので血色感アップ。
レッド系ほど強いカラーではないので、親しみやすい優しい雰囲気を演出します。
グレージュ系
くすみ感がおしゃれなグレージュ系。
顔周りに入れることでグッとしまった印象にしてくれます。
少し暗めになるので透明感あるお肌に見せてくれる効果も。
光にあてるとさらに綺麗な色味を感じられるので、スタイリングで束感をだしたり立体感をだしたりして色味を楽しみましょう。
アッシュ系
青味がかったアッシュ系はクールな印象に。
くすんだ色味なのでこなれ感を演出します。
濃い目のアッシュで顔周りだけトーンダウンして陰影のあるスタイルにするのもおすすめです。
イエロー系
キュートで明るい印象のイエロー系。
顔周りを華やかに演出してくれます。
ベースの色味によって目立ち方は変わりますが、主張しすぎないかわいいデザインが作れます。
ブラウン系
インナーカラーにブラウンを入れると落ち着いた大人な印象になります。
自然な色味の印影を作れるので、ナチュラルな雰囲気が好きな人におすすめです。
さりげないデザインでスタイルに立体感をプラスしましょう。
オレンジ系
ポップな印象のオレンジ系。
元気で華やかなイメージにしてくれます。
赤味が強い髪質の人でもオレンジ系は馴染みやすいのでおすすめです。
シルバー系
洗練されたクールなイメージのシルバー系。
顔周りのインナーカラーに入れることで上品で艶やかな雰囲気にしてくれます。
アッシュほど暗くならずに寒色にくすむので絶妙な陰影を演出します。
青系
濃くいれるとブルーブラックのようなかっこいい色味で引き締め効果が期待できます。
緑系
やわらかなくすみ感が感じられる緑系。
さりげなく人とは違うカラーでおしゃれな印象にしてくれます。
ベースがブラウンだとグリーンのニュアンスカラーになり、個性的な雰囲気を演出します。
ブリーチなしでインナーカラーを入れる方法
ブリーチなしでインナーカラーをする場合、
- アルカリカラーで色を抜きながら入れる
- 元々の髪色にカラーバターなどで色味を追加する
2通りの方法があります。
美容院でお願いする
美容院でインナーカラーをお願いするメリットは、
- どんな色が似合うかアドバイスが貰える
- ベースの髪色や髪質に対して最適な薬剤を選んでもらえる
- インナーカラーを入れる範囲をしっかりと確認してブロッキングしてもらえる
- インナーカラー以外の部分も別の色で染めることも可能
- 極力ダメージレスで施術できる
などたくさんあります。
どんな色味にしたいかにもよりますが、アルカリカラーやカラーバタ―などを使って希望のインナーカラーにしていきます。
カラーバターを使って自分で染める
カラーバターを使って自分で染める場合、気をつけなければいけないのがベースの色味です。
元々インナーカラーを入れたい部分がブラウンなら、その色と混ざる色味に。
カラーバターをのせる部分が明るければ明るいほど色味が鮮やかに発色します。
またベースの色とのせる色の相性も考えないといけません。
緑と赤、青とオレンジなど相対する色同士は打ち消し合ってしまうので、赤味が強いベースだと鮮やかな緑にはなりにくい、オレンジっぽいベースだと鮮やかな青にはなりにくい、ことを忘れずに。
それぞれが打ち消し合う色味(一例)
- 赤⇔緑
- 黄色⇔紫
- オレンジ⇔青
暗めのブラウンだと思った発色にならないこともあります。
心配な人は一部分のみテストしてから染めましょう。
この記事のまとめ
インナーカラーをブリーチなしで染めるには、アルカリカラーで染める方法とカラーバターで色味を入れる方法の2種類があります。
今回10種類紹介した色味の中から自分のイメージや理想の仕上がりに合うものを選んでみてくださいね!
- 2022/2月オープン予定「&chaLme」代表
- 美容学校の技術講師
- 2年連続ホットペッパービューティー
人気スタイルランキング全国1位(140万人中)
東京の有名店HAIR DIMENSIONにて技術を学ぶ(有名雑誌のヘアメイクなど担当)。 美容師向けの技術講習会多数こなし、全国的なCM撮影のヘアメイクも担当。 現在は美容学校の技術講師を担当し、2022年2月には自身が代表を務めるヘアサロンをオープン予定。
美容師としての社会的地位を向上させる為に日々研究中。