ブルーブラックはただ暗いだけじゃない、光に当たると青く透明感を感じるカラーです。
では、このブルーブラックはどのくらい色落ちしないでしょうか?
この記事では綺麗な色味をキープする方法や、どんな風に色落ちしていくのかを解説しています。
ブルーブラックはブリーチなしでできる?
ブルーブラックはブリーチをした上に色味をのせるイメージですが、ブリーチをしていない髪でも作ることは可能です。
ニュアンスカラーならできる
ブリーチなしなので、ベースの髪色が残っているままブルーブラックの色合いを作るので、ニュアンスカラーとして楽しめます。
ブルーの補色はオレンジなので、ブリーチで明るくしていない髪でもほどよく透明感のある髪色になるでしょう。
黒髪にブルーを入れると艶っぽいブルーブラックも作れます。
どんな色味にしたいかを決めたら、ブリーチなしでもできるのか美容師さんに相談してみましょう。
青みを強くしたい場合はブリーチが必要
青はオレンジの補色です。
ですので、ベースにオレンジ味があればあるほど青っぽさが見えにくくなってしまいます。
ブリーチなしでブルーブラックにする場合、ベースに赤味やオレンジ味が強く残っている事が多いので青味が消されてしまいます。
ブリーチしてブルーブラックにした際の色落ち期間
ブリーチをすることで元のオレンジ味を取る事ができるので、その後にのせる色味がダイレクトに綺麗に反映されます。
1週間ほどで青みが落ちてくる
ブルーブラックにした髪は、徐々に青味が落ちてきます。
毎日のシャンプーで少しずつ取れていくのですが、通常1週間ほど経つと青味がなくなってきてグレーのような色味に変化していきます。
ブルーブラックからグレーに徐々に変化していく過程も綺麗なので色落ちも魅力です。
1カ月ほどで茶髪になる
グレーになると、さらに色味は落ちていきます。
最終的にはベースの色味に近くなるのですが、それまでにグレーからグレージュ、さらに濃いブラウンから明るいブラウンに変化していきます。
ブルーブラックに染めた後、だいたい1ヵ月ほどで茶髪になるので、色落ちしたくない人はカラーシャンプーなどを活用して色味をキープしましょう。
- ブリーチ1回だと色落ち後はアッシュブラウン~ミルクティーのような茶色
- ブリーチ2回だと色落ち後はシルバー~グレー系の茶色に変化します。
ブリーチなしでブルーブラックにした際の色落ち期間
1カ月かけて徐々に落ちていく
ブリーチなしでブルーブラックにした場合は、元のベースの髪のダメージが少なめなので色落ちしにくいです。
それでも青色は色落ちしやすいカラーなので1ヵ月もすれば青味が失われます。
ですが、一気に落ちるというより、徐々に色落ちしていくので色落ちの過程も魅力のひとつになっています。
ブリーチなしだと色落ち後はモカブラウンよりの茶色に変化します。
ブルーブラックの色持ちを良くする方法
ブルーブラックの色持ちを良くするためには通常のヘアカラーのケアと同様、毎日のお手入れを継続しましょう。
ぬるめのシャワーで髪を洗う
毎日髪を洗うたびに色落ちは続きます。
髪を洗わないことが色落ちを防ぐことにはなりますが、これは現実的ではありませんよね。
洗うときの工夫で極力色落ちを軽減させることが色持ちを良くすることにつながります。
まず気をつけたいのがシャワーの温度。
当然、濡れたままの状態だとキューティクルが開いて色が流れやすくなってしまいます。
洗った後、すぐ乾かすのも忘れずに。
濃い色を入れておく
色落ちは必ずしていくものなので、最初から濃い目に入れておくのも1つの方法です。
ブルーブラックの色素をしっかりめに入れることで、通常時よりも少し長めに色味をキープできます。
元から暗い色なので加減して調合しましょう。
紫シャンプーかネイビーシャンプーを使う
ブルーブラックは色味が落ちていくと青味が感じられなくなってしまいます。
そこで、青味を補えるネイビーシャンプーや、黄ばみを抑える紫シャンプーを使うことで綺麗な色味をキープ。
kyogokuのアイテムであれば、ブルーパープルカラーシャンプーやシルバーカラーフォームコンディショナーがおすすめです。
KYOGOKU ブルーパープルカラーシャンプーBP 200ml
紫だけでなく、青味も入っているkyogokuのブルーパープルシャンプーはブルーブラックの色を綺麗にキープしてくれます。
青味もしっかりと補うのでクリアで透明感のある色味に。
Kyogoku シルバーカラーフォームコンディショナー 200g
ブルーパープルカラーシャンプーよりもさらに濃い色素を配合しているシルバーカラーフォームコンディショナー。
泡タイプなのでムラになりにくく、簡単にケアが可能です。
ベースがトリートメントなのでしっかりとケアしながら穏やかに洗い上げます。
ブルーブラックの色落ちが汚くなった場合の対処法
綺麗な色落ちを期待していたのに、なんだか汚くなってしまった…そんなときの対処法を紹介します。
緑色に落ちてきたらピンクシャンプーを使う
通常グレー系に褪色していくブルーブラックですが、元の色味や薬剤の関係で緑っぽく退色してしまうこともあります。
その場合は、緑の補色(反対色)の赤系であるピンクシャンプーを使うことで緑を相殺していきましょう。
使うタイミングは緑を感じたらでOK。
ピンクシャンプーによっては色素が赤寄り、紫寄りなど様々なのでわからない場合は美容師さんに相談してください。
KYOGOKU ピンクパープルカラーシャンプーPP 200ml
kyogokuのピンクパープルカラーシャンプーはピンクだけでなく紫も配合しているので、気になる黄ばみも消してくれます。
緑に傾いた嫌な髪色を柔らかく綺麗な色味に補正していけるでしょう。
放置時間1分でOKなので、毎日色味を見ながら調整してくださいね。
美容室で染め直す
ベースがムラになっている場合、色落ちもムラになることがあります。
ムラになっている髪は自分で綺麗にすることは難しく、染め直しても余計に汚くなる可能性も。
市販のカラー剤はパワーが強く失敗するとさらにムラが酷く扱い辛くなります。
どうしていいかわからない場合は、まずはプロに相談することが得策でしょう。
この記事のまとめ
ブルーブラックは色落ちが綺麗なカラーです。
- ブリーチなしでも透明感のある素敵なカラー
- 色持ちをよくするために日々のケアが重要
- グレーっぽく色落ちするので色落ちも楽しめます
- 汚くなった場合はカラーシャンプーを使う、または美容師さんに相談しましょう
参考にしてみてくださいね。
- 2022/2月オープン予定「&chaLme」代表
- 美容学校の技術講師
- 2年連続ホットペッパービューティー
人気スタイルランキング全国1位(140万人中)
東京の有名店HAIR DIMENSIONにて技術を学ぶ(有名雑誌のヘアメイクなど担当)。 美容師向けの技術講習会多数こなし、全国的なCM撮影のヘアメイクも担当。 現在は美容学校の技術講師を担当し、2022年2月には自身が代表を務めるヘアサロンをオープン予定。
美容師としての社会的地位を向上させる為に日々研究中。