美容師が教える‼美容専門学校の選び方と、卒業後の学び方

美容 学校 選び方
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長い間、人気の職業ランキングで上位をキープしている美容師。
いちばん新しい統計によると、その数は全国で52万人以上にのぼります。
今回は、これから美容師になりたいけど、どうやって美容学校を選んだらいいかが分からない方に向けて、学校の進路担当の先生では分からない、リアルな美容師目線でのアドバイスも行なっていきます。
特に、美容学校を選ぶポイントに関しては必見です!

目次

美容専門学校とは?

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美容師になるための技術や知識を習得する学校

美容専門学校とは、美容師になるための国家資格対策に加え、学校ごとのカリキュラムによってメイクやネイルなどトータルで美に関する知識と技術をまなぶことが出来る学校です!
また、国家資格を受験するには、厚生労働大臣か、各都道府県知事の指定する美容師養成施設でなければいけません。
美容師の国家資格は、美容師以外の、ヘアメイクさんや、アイラッシュサロンで働くときにも活躍したり必須になっていたりします。

入学に必要な条件

美容専門学校の入学に必要な条件は、高等学校卒業認定資格があるかどうかです。
つまりは、高校をちゃんと卒業できるかどうかだけなので、ハードルはあまり高くありません。
入試も、面接のみの学校がほとんどです。
美容の仕事に携わりたいという、強い気持ちが必要だといえますね!
また、高校卒業まで待てない!という方は、少数ですが、美容師の国家試験を受けられる高校もあります。
高校卒業が出来る授業単位と、美容師の国家試験を受けるための授業単位を同時に取得し、美容師の国家試験を受けます。
大変ではありますが、通学が可能な範囲にその学校があれば検討してみても良いでしょう。

美容専門学校・各課程の違い

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美容専門学校には、大きく分けて3つの課程があります。

①昼間課程

昼間課程は、平日の朝から夕方にかけて授業がある、授業課程です。
3つの課程の中でも、いちばん授業時間が多く、その分カリキュラムの内容が豊富です。
たくさんの幅広い美容の知識と技術を身に付けたいかたに向いている課程といえます。
ただ、授業数や使用する教材も多くなるので、学費は一番高い傾向にあります。

②夜間課程

夜間課程は、夕方以降から授業が始まる授業課程です。
昼間に働いている方や、大学などとの掛け持ちで通われている方が多い印象です。
また、昼間はメイクの専門学校に通い、夜間は美容師の国家資格を取得するために、夜間過程に通うといった方もいます。
カリキュラム内容は、基本は昼間課程と同じですが、確保できる授業数に限りがあるため、美容師の国家試験対策以外のカリキュラムは少なめの課程といえます。
また、受け入れを行なっている美容専門学校の数は少ないのが現状です。
通学が可能な範囲にあれば、検討してみてもいいかもしれませんね。

③通信課程

通信課程は、日本理容美容教育センターというところから送られてくるカリキュラムを中心に、普段は自宅などで学習していく授業課程です。
定期的にレポートを提出し、添削を受けて学ぶほか、月に1回程度の「スクーリング」という面接授業があります。
そのため、月に1回程度は通える範囲内の学校を選ぶ必要があります。
通信課程に通う人は、学校に通えない理由がある方、仕事で毎日通うのが困難な方、学費面で不安な方など様々です。

必要な学費・その他の費用

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美容専門学校に入学し学ぶために必要な学費は、先ほど説明した授業課程によって大きく異なるほか、用意されているカリキュラムと教材費、海外研修費などによって変化します。

昼間過程

昼間過程での学費総額は2年間で200~300万円が相場です。
初年度の入学にタイミングで、入学金や教材費、1年目の学費の合計150万円ほどを入金することになります。
その他、海外研修費用も別途用意する必要がある場合があるので、事前に確認しておきましょう。

夜間課程

夜間課程での学費総額は昼間課程よりも少し安い150~200万円が相場です。
(通学期間は2~2年半)
昼間課程に比べ、授業単位数が昼間課程よりも少なく、カリキュラムも限定的なため教材費が抑えられるので、その分安くなる傾向があります。
国家資格を受けるために必要な授業単位数は、法律で決められています。
そのため、授業を休みがちになってしまうと、いくら知識と技術が身についても、国家試験を受ける権利を得られなくなってしまうので注意が必要です。

通信課程

通信課程での学費総額は、3年間で50~70万円です。
全課程中、一番学費を安く抑えられます。
中夜間課程に比べ、設備費や人件費がほとんどかからないため、費用を最小限に抑えられます。
ただ、自宅で自主的に学ぶ事が基本になってくるので、強い意志を持って学んでいく姿勢が重要になってきます。
各課程を学費で選ぶのではなく、自分に合った学校を選ぶことが重要になってきます。
次は、学校を選ぶときポイントを詳しく解説していきます。

美容専門学校を選ぶときに比較するポイント

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①自分の現状や目標を明確にする

一番大切なのが、自身の現状と将来の目標設定を明確にすることです。
このポイントが、曖昧であったりすると、学校選びを正しく行う事が出来なくなってしまう可能性があります。
まず、自分の現状を確認しましょう。
1.学校の為に引っ越し(1人暮らし)は可能か?
学校選びの優先順位で、通える範囲は重要になってきます。
いくら、カリキュラムが自分に合っていても、通学が困難な距離にある学校だと、選択肢に入れる事が出来ません。
2.学校以外にやらなければいけないことはないか?
学業に集中することが出来るかどうかも重要です。
学費や生活費を稼ぐために、アルバイトや仕事をしなければいけない場合、夜間課程や通信課程も選択肢に入ってきます。
3.就きたい職業は何か?
美容師の国家資格は、美容師になるために活躍しますが、そのほかの美に携わる仕事にも生かすことが出来ます。
ただ、ヘアメイクさんやメイクアップアーティスト志望の方であれば、美容師免許は必須ではないので、学校選びが大きく変わっていきます。
なりたい職業にあわせて学校ごとの、独自のカリキュラムを選別することもできるので、明確にしておきましょう。
4.将来どのような方向に進みたいか
将来的にどのような道に進んでいきたいかも、非常に重要です。
将来は独立を目指すのか、特定の美容室に入社したいのかによって、選ぶ学校が変わってきます。
例えば、将来的に海外で美容師をしたい場合などは、海外での美容師活動に役に立つ「国際ライセンス habia japan美容技能証明HIQ」が取得できる学校もあります。
最低でもこの4つは明確にしておきましょう!

②学費・教材費・海外研修費用

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学費のどの、金銭面もないがしろにしてはいけません。
学費は昼間課程で300万円近く必要になる場合もあるので、実際に支払いが可能かどうかを、保護者の方や、ご自身の貯蓄などと相談しなければなりません。
奨学金や教育ローンを利用する場合も、卒業後に月々いくら返済が必要か、何歳までローンが残るのかも調べておきましょう。
美容師は、人気のスタイリストやサロンオーナーになれば、高収入を目指すことが可能ですが、働きはじめの時期などは決して高いお給料をもらえる訳ではありません。
給料が低く、奨学金を返せないという問題もゼロではないので、夢をかなえるためにも、シビアに見ておきましょう。

③教員や・非常勤講師

学校選びで、意外と条件に入れていない人が多いのですが、学校の教員や非常勤講師も重要です。
国家試験対策以外の、学校ごとに用意されているカリキュラムも、内容の組み立てなどは教員などが中心になって行われています。
学校の雰囲気を知るためにも、教員がどんな経歴を持っているかなど知っておいて損はありません。
メイクやネイルの授業、そのほかの選択授業などは、担任の教員ではなく非常勤講師が担当することがほとんどです。
そのため、非常勤講師のレベルによって学べることが大きく変わってきます。
選ぶポイントとしては、現役で美容業界で活躍している事です。
例えば、ヘアメイクのコンテストで優勝したいという目標があっても、メイクの非常勤講師がコンテスト出場経験が無ければ、教えてもらえる内容が限られてしまいます。
他にも、ネイリスト協会の認定講師であっても、授業以外に仕事をしていない人だと、美容業界の新しい情報が入ってきません。
美容業界は、流行を知っておくことも非常に重要なので、非常勤講師がどんな人なのかも知っておくようにしましょう。

④学びたいカリキュラムが用意されているか

学費や、学校の雰囲気で学校を選ぶと、カリキュラムの内容を正確に知れていない可能性があります。
学校のパンフレットには、入学してほしいという強い意図があるので、楽しそうな雰囲気や良い印象を持ってもらうための戦略が詰め込まれています。
もちろん嘘は書かれていませんが、学校が用意しているカリキュラムを正しく知るためにも、パンフレットは詳細まで目を通すようにしましょう!
また、学校のホームページなどでも、年間行事や授業風景を掲載していることもあるのでチェックしておきましょう!

⑤通える範囲にあるか

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意外と後回しにしてしまいがちですが、非常に重要です。
大学の中退率は2.5%ほどですが、専門学校の中退率は15%と約6倍!
さらに美容専門学校に至っては、入学者数に対して、卒業者数が50%以下の学校が約半数を占めます。
入学のハードルが高くない分、途中でやめてしまうひとが多いので、通える範囲にあるかどうかも重要な学校選びのポイントになってきます。
また、カリキュラム優先で、実家から離れた学校の近くで一人暮らしする場合も、家賃や光熱費などが必要になってきます。
生活費を稼ぐために、アルバイトを優先してしまって、学校に行かなくなってしまう人も多くいるのが現実です。
出来るだけ、学校に通いやすい環境を整えることも重要です。

⑥オープンキャンパスは積極的に参加する

オープンキャンパスには、積極的に参加しましょう!
ただ、手当たり次第に行くのではなく、事前にホームページや資料請求をして選別します。
数校まで絞ることが出来たら、1つの美容専門学校に2回行くのがおすすめです。
1回目は、雰囲気や学校説明を聞くことでいっぱいいっぱいになってしまい、それでは学校選びを行うための情報が少なくなってしまいます。
それに、1回目の学校説明などは、教員もかなりの数をこなしているので、どうしても台本を読んでいるような状態になってしまいがちです。
そこで2回目、在校生との会話や教員との会話をしっかりと行いましょう!
そうすることで、顔も覚えてもらえますし、本音を聞き出しやすくなります。

⑦在校生の様子・作品を見よう

オープンキャンパスで、在校生と会話をしましょうと言いましたが、在校生同士の会話にも耳を傾けてみましょう!
オープンキャンパスに参加している人たちは学校からするとお客様です。
在校生もきっちりしようという意識があります。(そうでない場合は論外です…)
在校生同士の会話は、普段の学校の雰囲気を知れるチャンスなので、逃さないようにしましょう!
また、学校には在校生が作製した作品が飾られていたりします。
作品のクオリティーや、情報更新の頻度などでも学校の取り組みや、レベルなどを把握することが出来ますので、要チェックです。

⑧国家試験の合格率と就職率の見方

次に、美容師国家試験の合格率と就職率の見方についてです。
どちらのパーセンテージも高いに越したことはありませんが、別で見ておく数字があります。
それは、受験者数と就職人数というパーセントではなく実数の方です。

入学者数国家試験
受験者数
国家試験
合格者数
国家試験
合格率
就職
人数
就職率
美容専門学校A100人20人18人90%18人100%
美容専門学校B300人270人216人80%200人92%

2つの専門学校を比較してみましょう。
美容専門学校Aは、合格率90%、就職率100%とかなり高水準です。
対して、美容専門学校Bは、合格率80%、就職率92%と、Aに比べ数値が低くなっています。
しかし美容専門学校Aの入学者数に対しての就職率は、18÷100×100=18%
対して、美容専門学校Bは200÷300×100=67%となります。
国家試験の合格率と、就職率だけで判断してしまうと、就職できる可能性の低い学校を選んでしまう危険性がるので要注意です!
昼間課程に入学を希望する高校生が、ここまで正確に数値を拾えるかというと、なかなか難しい場合があります。
その場合は相談できる学校の先生や保護者の方に見てもらう様にしましょう!

⑨希望の就職先への採用実績があるかどうか

就職したい美容室が決まっている場合は、その美容室への就職実績があるかどうかも、非常に重要です。
1度でも就職の実績があれば、専門学校とその就職先のサロンにコネクションが生まれているので、就職がしやすくなる傾向にあります。
もっといえばサロン見学時には、同じ専門学校を卒業した先輩がいるので、安心できますし大抵はその先輩がアテンドしてくれるように計らってくれます。
特定の就職先が決まっていなくても、ホームページなどに掲載されている就職実績を見ると、各専門学校の得意不得意が見えてきます。
自分の働いてみたい就職先のイメージに近いところが多いかどうかチェックしておきましょう!

各エリアオススメの美容学校

では次に、各エリアごとにオススメの専門学校を紹介していきます。
あくまで参考程度にして、先ほどの「美容専門学校を選ぶときに比較するポイント」を中心に選んでいきましょう!

北海道エリア

札幌ビューティーアート専門学校



出典:札幌ビューティーアート専門学校

北海道内での国家試験合格率NO1で、就職率も100%をキープし続けられています。

東北エリア

仙台ヘアメイク専門学校



出典:仙台ヘアメイク専門学校
東北エリアで美容師免許を取得するなら、仙台ヘアメイク専門学校です。
校内にサロンを併設しており、より実践的な授業が可能になっています。

関東エリア

山野美容専門学校



出典:山野美容専門学校
学校創立80年の歴史のある美容専門学校。
就職に強い学校で、有名美容室への就職実績も多数あります。

東京モード学園



出典:東京モード学園
美容業界とのコネクションも強く、業界のプロフェッショナルを講師として招いたりなど
、最先端の美容を学ぶ環境がそろっています。

中部エリア

中日美容専門学校



出典:中日美容専門学校
美容師国家試験の合格者数が全国でもトップ3に入る美容専門学校です。
選択できるコースも充実していて、自分が学びたい分野を極めていく事が出来ます。

関西エリア

京都理容美容専修学校



出典:京都理容美容専修学校
100年以上の伝統のある美容専修学校です。
カリキュラムの内容も他さで、トータルで美容を学ぶことが出来ます。

中国エリア

広島美容専門学校



出典:広島美容専門学校
中四国での美容師国家試験合格者数16年連続1位を記録する実力校。
トップアーティストの特別授業や、コンテストなどにも強い学校です。

九州・沖縄エリア

大村美容ファッション専門学校

第一志望への就職率が驚異の57.9%を誇る美容専門学校

福岡の美容専門学校ですが、東京の有名サロンへの就職にも強いのも特徴。

高等専修学校

中学校卒業と同時に入学が可能な、高等専修学校もリストアップしてみました。

<東京>

国際理容美容専門学校
バンタンデザイン研究所高等部
山野美容専門学校
学校法人 大竹学園

<名古屋>

名古屋綜合美容専門学校

<大阪>

大阪美容専門学校
小出美容専門学校
バンタンデザイン研究所高等部

国家試験は難しい?

無事に入学が出来れば、専門学校で美容のプロになるための勉強が始まります。
必要な授業単位数をクリアできれば、美容師の国家試験を受験することが可能となります。
では、その国家試験はどれくらいの難しさなのでしょうか?
全国の国家試験の合格率を見ていきましょう。
美容師の国家試験は、試験は春と秋に2回あり、筆記試験と実技試験の2科目があります。
両方の試験に合格してはじめて、美容師免許の申請が可能となります。
この合格率は、履修課程と春と秋の試験によって大きく差があります。
昼間課程の現役の学生が多く受験する春の国家試験の合格率が80~90%なのに比べ、通信課程や1度試験に落ちてしまった人が再受験することが多い秋の試験での合格率は50~60%となっています。
必ずしも、昼間課程が良い訳ではないですが、通信課程で自分の学習管理をおこなう難しさがあるようです。

卒業してからが本番!

国家試験に合格し、憧れの美容師デビューを果たしたら、ここからが本番です!
始めは、思い描いていた華やかさとは違った、仕事の厳しさにつらくなってしまう事もあるでしょう。
しかし、美容専門学校を選ぶ基準でもあった、自分がなりたい将来像や目標が明確になっているほど、辞めずに頑張っている人が多い印象です。
美容室で働き始めると、さらに学ばなければいけないことがたくさんあります。

KYOGOKUアカデミー


KYOGOKUでは、たくさんの美容師が、豊かな人生を送れるために必要な、知識と技術が学べる場所が必要だと考えました。
そして立ち上げたのが、KYOGOKUアカデミーです。
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無料で学べるコースもありますので、気になった方は1度チェックしてみてくださいね!

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まとめ

学校選びを行うポイントはたくさんありますが、無駄な遠回りをしないためにもしっかりと考えて行く必要があります。
厳しいことも書きましたが、美容師という仕事は本当に魅力のある仕事です。
まずは目標を明確にして、あなただけの美容師道を突き進んでくださいね!
KYOGOKUの公式LINE@をご登録いただくと、プレゼント企画などのお得な情報をお届けします‼
少しでも気になった方は、お気軽にご登録くださいね♪

この記事を書いた人
難波 優二
  • 株式会社kyogoku専務取締役
  • 美容学校教員
  • 美容ディーラー
  • 美容メーカー勤務
  • 接客の全国大会で全国2位
美容師として勤務ののち、美容専門学校にてヘアメイクの講師を務める。
その後美容代理店、全国チェーンの理美容室のSV、美容メーカーにて勤務。
現在はKYOGOKU PROFESSIONALを運営する株式会社kyogokuの専務取締役に就任。
KYOGOKUの運営する各サイトの管理、KYOGOKU商材の広報活動を統括。
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