コットンブリーチでリタッチの技術を上げる!?やり方やメリットを解説します

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新生部と既染部の差が大きく難易度の高い「ブリーチのリタッチ」。

そんなブリーチのリタッチ時にする施術としてコットンブリーチという技法があります

どんなものかご存じですか?

この記事ではそんなコットンブリーチの基本的な情報はもちろん、やり方やメリットを詳しくご紹介します。

ブリーチの施術にとても役にたつので、ぜひ最後までご覧ください。

目次

コットンブリーチとは

コットンブリーチとは

コットンブリーチとは、その名の通りコットンを使用したブリーチのことをいいます。

画像のように明度の高いホワイトカラーでも役に立つので、知っておいて損はありません。

高明度のブリーチのリタッチは、既染部がかなりダメージも気になるので、なるべく負担をかけたくないもの。

そんなときにコットンブリーチを覚えておくと、負担を少なくリタッチを可能にします

コットンブリーチのやり方

コットンブリーチのやり方

コットンブリーチのやり方は、まずはリタッチ部分にブリーチを塗布します。

そして、塗布した部分に重ねるようにコットンを置いていくだけ

コットンを置いたら、次のパネルをスライスし、同様にリタッチしていきます。

塗布してコットンをおく、これの繰り返しになるのですごく難しい技術でもありません

では、なぜわざわざコットンを使うのでしょうか。

これには理由があります。

コットンブリーチのメリット

コットンブリーチをすることで、メリットがたくさんあるのです。

なぜハイトーンのリタッチにおすすめなのかみていきましょう。

髪がちぎれない

リタッチの際、新生部だけでなく既染部にも薬剤がつきます。

全くつかないようにすると黒く線が残ってしまうので、少しだけオーバーラップするように塗布するのが一般的です。

ですが、オーバーラップした部分はどうしてもダメージをおいやすく、過剰に塗るのは避けたいもの。

特にホワイトヘアくらいの高明度になると、既染部は元からかなりのダメージがあるので、境目の塗布が過剰になると髪がちぎれるトラブルもあります。

そんなときに、新生部と既染部の境目にコットンを置いておけば過剰なブリーチを吸収し、ブリーチが余計に伸びたり過剰に薬剤がついたりするのを防ぎます。

ブリーチがダレない

ブリーチ塗布をしていると、多めに塗ったところが少し垂れるというトラブルもあります。

ですが、スライスごとにコットンを入れることで、ブリーチの水分を程よく吸収し液だれを防いでくれます

コットンなので外しやすい

スライスごとにコットンがあるので流す前にとるのが大変そう、そんな心配は無用です。

コットンなので髪にまとわりつくこともなく、指でつまめば簡単に取れます

ササっと外せるので、無駄に時間がかかることもありません。

コットンをつける位置は・・・?

スライスするごとにコットンを置いていくコットンブリーチ。

新生部の幅によってコットンを置く場所に違いがあるのです。

いろいろな方法があるので、それぞれのよさや意味を理解して取り入れましょう。

根本部分におく

頭皮に近い根元部分は、体温の影響を受けやすいため薬剤の反応がよくなります

普通にコットンを使用せずに塗った場合、塗布した髪同士が密着して重なり合うので、熱がこもりやすく根本が明るくなりすぎる失敗も。

そんなときにコットンを挟むと塗布した髪同士が離れ、熱の分散を促します

過剰な薬剤の反応を抑えるので、上がり過ぎが防げます。

既染部との境目

既染部との境目

元々ダメージのある既染部にオーバーラップさせないためにも、境目にコットンをおくことは重要です。

境目は少しオーバーラップさせたほうがいいですが、オーバーラップした部分の塗布量の多すぎはNG。

ブリーチが余計に既染部に伸びないようにするほか、ブリーチが溜まるのも防ぎます。

根本&境目

新生部の幅が少ないと根元部分のみで境目もカバーできますが、幅が大きいとカバーできません。

そのときは、根元にも境目にもコットンを挟むのがおすすめです。

両方コットンを間に入れることによって、毛束同士の間に空間ができます。

その空間のお陰で熱を逃げやすくし、リフトしすぎを防ぎます

コットンブリーチのポイント

コットンブリーチのポイント

スライスを取るごとにコットンをつけていくので、塗布後のクロスチェックができません。

塗布できていない部分は当然薬の反応が悪く、リフト力が不足することも。

ムラを防止するためにも、毛束の裏側にも薬剤を塗布しましょう!

ペーパーブリーチとの違い

同じような技法で、ペーパーブリーチというものがあります。

もちろん、ペーパーブリーチはコットンのかわりにペーパーを使用するというものです。

コットンブリーチのように毛束同士が重ならないので、過剰に薬剤がつかず便利。

リタッチ幅が狭い場合コットンだと挟みにくくやりづらい、そんなときにペーパーブリーチはおすすめです。

上手く使い分けましょう。

コットンブリーチでブリーチ技術を上げる!

難易度の高いブリーチのリタッチは、コットンブリーチでクオリティーを上げられます。

使うコットンは、自分の使いやすいサイズ感に予めカットしておくと便利でしょう。

技術力を上げるために、ぜひお試しください!

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この記事を書いた人
井尾充将
井尾 充将
  • 2022/2月オープン予定「&chaLme」代表
  • 美容学校の技術講師
  • 2年連続ホットペッパービューティー
     人気スタイルランキング全国1位(140万人中)
東京の有名店HAIR DIMENSIONにて技術を学ぶ(有名雑誌のヘアメイクなど担当)。
美容師向けの技術講習会多数こなし、全国的なCM撮影のヘアメイクも担当。
現在は美容学校の技術講師を担当し、2022年2月には自身が代表を務めるヘアサロンをオープン予定。
美容師としての社会的地位を向上させる為に日々研究中。

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