【髪質 】硬い 太い 多い !そんな方へのボブスタイル

【髪質 】硬い 太い 多い !そんな方へのボブスタイル
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髪質が硬く太い、毛量が多くて、短くすると広がるのではないかと悩んでいるという方はとても多いです。

今回は「短くして良かった!」と思えるボブのご紹介をしたいと思います。

髪の毛は長いと自分の重さで落ち着いていますが、短くすると思わぬ癖が出てきたり、根元からの毛流れで浮いてきてしまったりすることがあります。

ロングヘアーからボブにする時に間違ったカットの方法やセットの仕方をしてしまうと、見慣れないために「ボブは似合わないんだ」と思い込んでしまうことも。

そんな失敗を避けるために、まずは自分の骨格、髪質、顔の形を把握しましょう。

美容師さんはこんな事をチェックしています。

目次

硬い 太い 多い 髪質の方がボブにするときのチェック項目

硬い 太い 多い 髪質の方がボブにするときのチェック項目

髪質

  • どこに、どんな癖があるのか (波打つようなウェーブ、細かくパサついたような広がり、真っ直ぐ過ぎる直毛…)
  • 乾燥毛なのか、油分が多いのか。
  • どこに厚みがたまりやすいのか (つむじの下、後頭部、襟足、耳後ろ、耳上…)
  • 根元のはえぐせは強いのか (耳上が浮いて膨らみやすい、つむじが割れやすい、襟足が上や横向きに生えている…)

骨格

  • ハチは張っているのか
  • 後頭骨の丸みはあるのか
  • トップの高さは丸みを帯びているのか、平らなのか
  • 首の長さは長いのか、短いのか

顔の形

  • 縦の印象と横の印象、どちらが強いのか
  • 顔の上部分と下部分、どちらにボリュームが多いのか
  • 幼い印象、大人っぽい印象、どちら寄りの雰囲気なのか

ボブはシンプルなヘアスタイルですが、その中にも似合わせるテクニックがたくさん仕込まれています。

顔の形と骨格で、ボリュームが必要なところには髪のボリュームを活かせるようにカットし、逆に抑えた方が良いところは髪が膨らまないようにカットするか、乾かし方で抑えやすいようにするか、工夫します。

ボブにする時のお悩み別オススメスタイル

例をいくつかみていきましょう。

  • 後頭骨が平ら×膨らみやすい

→前下がりボブがオススメ

髪の毛の膨らみやすい性質を利用して、後頭部にカットで丸みを作ります。

前に行くにしたがって髪の長さを長くしていくことで、ボリュームを抑えやすくなります。

ボブにする時のお悩み別オススメスタイル
  • ハチが張っていて、トップが潰れやすい×毛先が広がりやすい

→サイドパートの、アシンメトリーボブ

ハチが張っている場合は、自然に別れる分け目よりも1センチほどずらして分け目を作りましょう。

トップに自然に高さが出るだけでなく、少ない方の分け目の髪を耳にかけてタイトにしてあげることで、シルエットにメリハリが出て小顔効果があります。

ボブにする時のお悩み別オススメスタイル ウェーブ
  • 顔の下部分にボリュームがある×波打つようなウェーブ

→ハチ上部分の髪だけに少しレイヤーを入れた、ショートボブ

トップに髪の毛のボリュームを持ってきたいタイプのお顔の方には、ハチから上の部分の長さだけ少し切って、髪の毛をよく動かしてみましょう。

どのくらい動きが出てくれるのか見ながら、切り過ぎないように気をつけます。

ボブにする時のお悩み別オススメスタイル 段

ボブにする時 毛量調整の注意ポイント

毛量が多い方に必須なのは毛量調整(髪の毛をすいていく)ですが、この時に短くなった髪が広がるリスクや、ダメージレベルと切り方の相性で、失敗の原因となることもあります。

このリスクを最小限にするために、まずはサロン級の仕上がりが自宅でできる、髪の毛の集中トリートメントをオススメします。

パウダー状になっているので、週に1回、トリートメントに混ぜてお使いいただくと、毛先までまとまりの良い 仕上がりになります。

ここからは少し専門的なカットの説明になります。

  1. セニングシザーを使う

メリット:時間が早い、均等に毛量を落とせる

デメリット:中にできた短い毛がよりシルエットを膨らませてしまう原因になる場合がある

オススメの切り方:セニングシザー全体を使うよりも、刃先を使ってポイントで毛量を落としてあげると自然に馴染んでくれます。

  1. スライドカット

メリット:髪の長さを変えずに、毛先に行くにつれて自然に軽い印象を作れる

デメリット:ダメージの多い髪には向いていない

オススメの切り方:よく切れるハサミで、切りすぎに注意して切る。上からボリュームを抑えたい場所などに用いると良い。

  1. ストロークカット

メリット:根元がふんわりして、毛先がまとまる感じを作れる。

デメリット:根元のボリュームは残る。

オススメの切り方:必ずドライの状態で、後頭部の丸みを作りたい時や、ほんの少しトップに高さを作りたい時など。

  1. レザーカット

メリット:毛先が斜めになり、軽やかになる

デメリット:まとまらないと感じさせてしまう場合もあるので、使う場面に注意

オススメの使い方:ほとんど毛量調整をせず、ワンレングスにカットする場合、毛先を馴染ませるときに使う。必ずお客様毎に新品の物を使用しましょう。

髪の毛多い方の乾かし方

美容室で良い感じのボブにカットしてもらったら、自分で上手にセットしてみましょう。

ドライヤーで乾かす時のポイント

頭の形は上から見て三角だと考えてみると良いと思います。

鼻先が三角の頂点、後頭部が三角の底辺です。

髪の毛は横から前に向かって乾かすと、根元が潰れてボリュームがだいぶ収まります。

それにプラスして、上から下に向かって抑えるように乾かしましょう。

そして最後に冷風で冷まして、髪の毛を引き締めましょう。

艶とまとまりが出てきます。

これだけで最大限にボリュームがスッキリと収まります。

アイロンする場合

アイロンする場合も乾かす時と同じ毛流れを意識します。

髪質を柔らかく、軽やかに見せたい場合は、最後の仕上げに低めの温度で表面の毛束をほんの少しとって、サッと内巻きに柔らかな動きをつけてあげると、プロがセットしてくれた質感の仕上がりになります。

アイロンする場合

まとめ

いかがでしたか?ボブは無理!と諦めずに、髪質、骨格、顔の形に似合わせる色々な方法があります。髪のトリートメントと一緒にぜひ挑戦してみてくださいね。

この記事を書いた人
井尾充将
井尾 充将
  • 2022/2月オープン予定「&chaLme」代表
  • 美容学校の技術講師
  • 2年連続ホットペッパービューティー
     人気スタイルランキング全国1位(140万人中)
東京の有名店HAIR DIMENSIONにて技術を学ぶ(有名雑誌のヘアメイクなど担当)。
美容師向けの技術講習会多数こなし、全国的なCM撮影のヘアメイクも担当。
現在は美容学校の技術講師を担当し、2022年2月には自身が代表を務めるヘアサロンをオープン予定。
美容師としての社会的地位を向上させる為に日々研究中。
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