ここ数年、各メーカーから様々な種類が発売されているドライヤーについて、「種類が多すぎてどれを選べばいいか分からない」という相談を良く受けます。
確かに、家電量販店に行ってみても、数千円の市販品から数万円もするプロ仕様のものまで幅広いラインナップが用意されています。
今回は美容師目線で、おすすめできるドライヤーの選び方を解説していきます!
ドライヤーを選ぶポイント
ドライヤーを選ぶにしても、見た目や価格だけで選んでしまっては後から失敗したなと後悔する可能性があります。
失敗しないドライヤーを選ぶ為のポイントは、以下の7つです。
1.風量
2.熱量
3.音量
4.速乾性
5.コスパ
6.ケア効果
7.収納のしやすさ
風量
風量は㎥/分という風速であらわされます。
商品の説明に記載されている事があるのでチェックしてみましょう。
最低でも1.4㎥/分くらいの風力はほしいところです。
髪の毛が長かったり多くてなかなか乾かないという方は、この数値がより大きい物を選ぶようにしましょう。
ただ、風速が大きければ大きいほど、後も大きいので注意。
また、風力の調整が出来るタイプであれば、使い方の幅が広がります。
熱量
ドライヤーの熱量にも注目しましょう。
熱が高いほど乾くのも早くなりますが、その分髪の毛に負担がかかってしまいます。
髪の毛のタンパク質が熱によって変性してしまうのは、濡れいている時で130℃、乾いている時で60℃くらいです。
温度の調整も出来るタイプであれば、使い分けが可能になります。
音量
マンションなどで音が気になる場合などは、騒音性の少ない物を選ぶ方が良いですが、その分ドライヤーのパワーが落ちてしまう傾向にあります。
最低限の機能性は優先すべきと考えます。
速乾性
速乾性は、風量と熱量を掛け合わせた値で決まります。
強ければ強い程早く乾きますが、髪の毛への負担も増えていきます。
どうしても早く乾かしたい場合は、熱量よりも風量が高い物を優先して選ぶようにしましょう。
コスパ
ドライヤーは1000円台のものから5万円以上するものまであります。
機能や性能が増すたびに高くなっていきますが、求めている以上の機能は無くても問題ないので、価格と昨日のバランスを大切に選ぶようにしましょう。
ケア効果
ドライヤーにはマイナスイオンが出るタイプや、頭皮ケアが出来るタイプなど様々な効果が付けられているものがあります。
必要な機能や、悩みを解決してくれる効果があるドライヤーがあれば使ってみることをおすすめします。
ただし、価格は高くなる傾向にあるので注意が必要です。
収納のしやすさ
意外と見逃しがちですが、収納のしやすさも大切です。
基本的に洗面台のあたりに収納すると思います。
コードが長すぎたり短すぎたり、ひっかける輪っかが無いタイプだったりと、買った後に収納に困ってしまう場合があります。
避けた方が良いドライヤーの特徴
族にいうクルクルドライヤーなどは、髪の毛をブローしながら乾かすことが出来るので便利ですが、ヘアケアの観点から言うとあまりオススメできません。
クシの部分からドライヤーの熱源までが非常に近く、髪の毛が熱変性を起こしやすいのと、クシの部分で髪の毛のキューティクルに負担を与えやすい為です。
オススメのドライヤー
オススメのドライヤーは、髪の毛やほしい機能によって変わってきます。
今回はどの人が使っても、大きく失敗はないという観点から紹介します。
プロフェッショナル プロテクトイオン ヘアードライヤー/ NIB3001 K
出典:TESCOM
美容室で最も愛用されているNOBBYというアイロンをベースに開発されたドライヤーです。
温度と風量の調節が可能で、さらに自動で冷風と温風を出してくれるモードなんかも搭載されています。
風量・熱量・操作性・速乾性・ケア効果・コスパ・音量どれをとっても弱点のない優秀なドライヤーです。
キレイに早く乾かす方法
ドライヤーは、ただ単に髪の毛を乾かすというだけではなく、ヘア変えにとって非常に重要なアイテムです。
では次に、ドライヤーでキレイに早く乾かす方法を解説していきます。
タオルドライ
まずは、タオルでしっかりと水気を取りましょう。
髪の毛が濡れているときに強くこすってしまうと、髪の毛表面のキューティクルがはがれてしまいますので、優しく押さえるように水気を取りましょう。
髪の毛が長くて時間が掛かりそうな場合は、ターバンをするように包んで少し縦からドライヤーへと移るようにしましょう。
アウトバストリートメント
髪の毛は、自然乾燥をしてしまうと必要以上に水分が蒸発してしまい、ダメージの原因になってしまいます。
ただ、ドライヤーの熱でも髪の毛へ負担を与えてしまうので、乾かす前にアウトバストリートメントなどのヘアケア剤でドライヤーの熱から守ってあげる必要があります。
オススメはKYOGOKUブラックダイヤモンド
オススメなのは、KYOGOKUブラックダイヤモンドという髪質改善用のスプレーです。
髪の毛の表面をコーティングしてくれるアルガンオイルや、髪の毛の中の栄養となるケラチン、頭皮環境を改善するモリンガエキスなどが配合されているので、ドライヤー前のヘアケア剤として非常に優秀です。
乾かす順番
頭皮から毛先へ
まずは、髪の毛の根本、頭皮付近から乾かしていきます。
毛先から乾かしてしまうと、根本の水分が伝ってきていつまでも乾かない状態になってしまいます。
また、毛先の方がダメージが進行しているので、熱によって負担を大きく与えてしまいます。
ねもとが乾いたら、根本からけさきに向かって、キューティクルの向きに沿うように風を当てていきます。
ドライヤーと頭皮・髪の毛との距離感
ドライヤーは最低でも手のひら1つ分以上、20cmほどは話して風を当てるようにしましょう。
熱源が近すぎると、髪の毛や頭皮に負担を与えてしまったり、火傷の原因にもなります。
まとめ
ドライヤーはヘアケアの基本だからこそ、機能などにはこだわりたいですよね。
ただ大切なのは、毎日の習慣ですので、ヘアケア剤を使用することと、丁寧に乾かすことを忘れずに行う様にしましょう!
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- 2022/2月オープン予定「&chaLme」代表
- 美容学校の技術講師
- 2年連続ホットペッパービューティー
人気スタイルランキング全国1位(140万人中)
東京の有名店HAIR DIMENSIONにて技術を学ぶ(有名雑誌のヘアメイクなど担当)。 美容師向けの技術講習会多数こなし、全国的なCM撮影のヘアメイクも担当。 現在は美容学校の技術講師を担当し、2022年2月には自身が代表を務めるヘアサロンをオープン予定。
美容師としての社会的地位を向上させる為に日々研究中。