キューティクルとは?美髪に必要な髪の状態とヘアケア

キューティクルとは

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「髪の手触りがザラザラする」
「スタイリングが決まらなくて広がってしまう」
「髪のパサつきが止まらない」

そのお悩みの原因は、キューティクルが開いているからかも知れません!

そのまま放置すると、髪が弱くなり、深刻なダメージに繋がってしまいます。

深刻な髪の傷みは2度と復活することはありません。

適切なキューティクルのケアで、見た目のツヤが出てまとまりが良くなります。

ここでは、美容師目線からキューティクルについての解説と、簡単にできるキューティクルのお手入れもご紹介していくので、最後まで読んでみてくださいね。

目次

キューティクルとは?

「キューティクルは魚のようにウロコ状になっている」と聞いたことがある方も多いかと思います。

魚がウロコで体を守っているように、髪は表面にあるキューティクルが内部を守る働きをしています。

髪の内部には水分や栄養分がありますが、キューティクルが開くことで流れ出たり入ったりします。

キューティクルが開いてしまう原因

では、キューティクルはどうして開いてしまうのでしょうか?

以下に当てはまる人はちょっと注意が必要です

  • ドライヤーは使わない自然乾燥
  • カラーやパーマを定期的にしている
  • 海やキャンプ、アウトドア大好き
  • スタイリングはヘアアイロンを毎日使っている

原因1 濡れたまま放置している

お風呂上がりの洗いざらしの髪で乾くまで放置していると、キューティクルが開いた状態になってしまいます。

キューティクルが開いていると、髪の中に留まっていた水分や栄養分が必要以上に流出してしまいます。

ドライヤーを使わず自然乾燥をしてしまうと、髪の表面や毛先は乾いているのに中はまだ濡れているという状態になりやすいので、乾きムラができてしまいます。

また、濡れた状態のキューティクルは柔らかくデリケートです。

髪がウェットの状態で寝てしまうと、摩擦によってキューティクルを傷めてしまいます。

完全に乾かした髪よりも強い刺激を受けてしまうので気をつけましょう。

原因2 カラーリングやパーマによるダメージ

定期的にカラーやパーマをしている方は、毎回美容室でのトリートメントをしていても、それなりに髪にダメージがあります

特にブリーチを使用したハイトーンカラーにしている方は、キューティクルが傷んでしまい、開きっぱなしになってしまう原因になってしまいます。

ヘアケアアイテムにダメージ補修をする成分が入っているものを選び、お手入れすることで髪の状態は改善するでしょう。

原因3 紫外線

紫外線がお肌に良くないというのは知られていますが、髪も同じように紫外線によってダメージを受けてしまいます

特に一番表面にある髪のキューティクルは日差しを浴びやすく、紫外線はキューティクルを傷めて内部に浸透してしまいます。

そうすることで、キューティクルが開いてしまい、髪を必要以上に乾燥させてしまうので注意が必要です。

原因4 スタイリング

日頃のヘアスタイリングの仕方によって、キューティクルを傷める要因にもなります。

  • 高温のヘアアイロン
  • ドライヤーの熱や風による乾燥
  • ブラシによる摩擦

人気の韓国巻きや波ウェーブアレンジ、ヘアアイロンの使い方もみなさん上手ですが、180度以上の温度で使用している方は気をつけましょう。

卵を思い浮かべてほしいのですが、生の状態はぷるぷるしていてもゆで卵の状態はぽろぽろ崩れますよね。

同じタンパク質でできている髪も同じで、ヘアアイロンが高い温度だったり同じ箇所に長く巻きつけたりしていると最悪、髪が焦げ落ちてしまいます

怖いですよね。

高くても140度程度、できればそれ以下の設定にすることでダメージを和らげることができるのでやってみてくださいね。

ドライヤーも同様に、風の当てすぎによって髪がボロボロになってしまうことがあります。

日頃からブラッシングをしたり、ブローをする方も摩擦によってキューティクルが外的ダメージを受けて、開いてしまいます。

しっかりダメージ補修も取り入れてくださいね。

キューティクルが開いた状態を放置するとどうなる?

キューティクルが開いた状態を放置するということは、髪のダメージを進めることになります。

髪のダメージが進むと、

  • カラーの褪色が早い
  • 髪の指通りが良くない
  • 切れ毛や枝毛がいっぱいある

といったことが起こります。

カラーの色持ちが悪くなる

キューティクルが開くことで、カラーの褪色が進んでしまいます。

シャンプーするごとにキューティクルが開き、中の水分や栄養分と一緒に色素も流れ出ていってしまいます。

  • 美容室や自宅でカラーをした数日はシャンプーの泡に色がついている
  • 気温の高い日やスポーツなどで汗をかくと、服の襟にカラーがついてしまう

といったことはないでしょうか?

シャンプーだけでなく、濡れた状態は髪の中から色素が流出してしまっているからなんですね。

手触りがザラザラごわごわする

髪の手触りがザラザラ・ごわごわする方のキューティクルは、開いていたり、剥がれていて乱れています。

キューティクルは傷んでしまうとウロコが逆立った状態になり、手触りが悪くなります。

また、キューティクルが逆立った状態は引っかかり剥がれやすくなってしまうので、さらにダメージが進行して、より傷んでしまいます。

枝毛や切れ毛の原因になる

キューティクルが開いた状態をキープしてしまうと、髪の水分が蒸発したり栄養不足になってしまいます。

髪の中がスカスカになり、髪が弱くなるので切れたり裂けて枝毛になります。

切れ毛や枝毛は見た目のパサつきだけでなく、髪が広がり、まとまりにくくしてしまいます。

キューティクルをケアする方法

すぐに乾かす

お風呂上がりの髪の毛は、できれば15分以内に乾かすようにしましょう。

自然乾燥してしまうとキューティクルが開いている時間が長くなってしまったり、開いたまま乾いてしまうことになります。

髪の多い方や長い方などに多くみられますが、「だいたい乾いている=半乾き」も同じことで、キューティクルが開いたままの状態。

素早く乾かすことでキューティクルを引き締めて、髪の中の水分や栄養分を閉じ込めておくことができるので、しっかり乾かしましょう。

乾かす前や後にケアする

ドライヤーで髪を乾かす前や後にヘアケア剤をつけていますか?

髪に問題のない方はそれでも大丈夫ですが、髪が痛みやすい方・すでにダメージを負っている方はケアをしましょう。

ヘアオイルなどのアウトバス系ヘアケアアイテムは、ドライヤーの風や熱から守り、乾燥しすぎによるパサパサを防いでくれます。

特に髪のダメージが気になる方は、髪を乾かす前も後も保護すると手触りがとても良くなりますよ。

日差しを浴びすぎない

紫外線はキューティクルを傷めてしまうので注意が必要です。

お肌のケアはしている方も多いかと思いますが、髪の紫外線ケアもとても大切。

紫外線から守る成分が入っているヘアケア剤や髪にもつけられるUVスプレー、帽子をかぶることで防ぐことができますよ。

キューティクルの痛みにおすすめのトリートメント

髪のダメージケアには、キューティクルの保護と流出してしまった栄養分の補給が大切です。

早めの処置で深刻なダメージになるのを防ぎ、今よりも髪の状態を良くしてくれます。

ここでは、「今すぐ髪をなんとかしたい」そんな方にぜひ使っていただきたい、即効果の出やすいおすすめのトリートメントをご紹介していきます。

特徴

  • 人毛ケラチン配合
  • 即効性がある
  • トリートメントやシャンプーに混ぜて使える
  • 甘いバニラの香り

注目していただきたいのが、髪の毛の補修に優れた人毛由来のケラチンを配合しているということ。

ケラチンは髪の80%を構成するとても重要な成分。

人毛ケラチンは、従来の羊の毛から抽出される羊毛ケラチンと比較すると、毛髪への吸着性がよくシスチン補給に優れており、髪にハリ・コシ・ツヤを与えます。

特殊な製法で人の髪の毛から抽出し、パウダー状のトリートメントにしているので、即効性があります。

そのまま刷り込んで使うこともできますが、おうちにあるトリートメントやシャンプーに混ぜることができます

簡単にトリートメントやシャンプーがグレードアップしますね。

実は、ケラチンそのものはあまりいい匂いではありません。

こちらはバニラの香りを配合しているので甘く優しい香りに癒されてくださいね。

使用頻度の目安は?

  • 髪の傷みが気になる方ひどい方は3日に1回
  • 改善してきたら5日〜2週間に1回

髪の状態によって調節してくださいね。

この記事を書いた人
井尾充将
井尾 充将
  • 2022/2月オープン予定「&chaLme」代表
  • 美容学校の技術講師
  • 2年連続ホットペッパービューティー
     人気スタイルランキング全国1位(140万人中)
東京の有名店HAIR DIMENSIONにて技術を学ぶ(有名雑誌のヘアメイクなど担当)。
美容師向けの技術講習会多数こなし、全国的なCM撮影のヘアメイクも担当。
現在は美容学校の技術講師を担当し、2022年2月には自身が代表を務めるヘアサロンをオープン予定。
美容師としての社会的地位を向上させる為に日々研究中。
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