キューティクルは髪の表面にある細胞で、髪の中にある必要な成分を閉じ込めておく役割をしています。
ダメージを受けたキューティクルを放置しておくと、髪の中の栄養分が流出し、スカスカになって傷みを進行させてしまい、最悪の場合は切れてしまうことも。
「傷んでしまったキューティクルを治したい」
「これ以上キューティクルを傷めたくない」
「でもどうしたらいいのかわからない」
ここではキューティクルを守り、きれいにキープする方法をひとつひとつ解説していきます。
Contents
キューティクルを復活させる方法
残念なことに、髪は爪と同じように死んだ細胞なので、一度壊れると元に戻すことができません。
爪も一旦割れてしまうと自然にくっつくことはありませんよね。
ダメージを受けてボロボロになったキューティクルは再生ができない為、カットして新しく髪が伸びるのを待つことをおすすめしていますが、
- 髪を伸ばしている
- あまり切りたくない
- 短くしたくない
といった場合は、カットする部分を最小限にして、キューティクルを保護しながら、できるだけ痛めないようにする方法をお伝えしています。
日頃のちょっとしたお手入れで、キューティクルへのダメージを和らげることができるので頑張りましょう。
キューティクルが剥がれてしまう原因
キューティクルが剥がれてしまうと、直すことができません。
日常生活でのキューティクルが剥がれてしまうポイントをいくつか解説していきますので、気をつけてみてくださいね。
シャンプー時にゴシゴシ洗わない
本来、乾いた状態でのキューティクルは丈夫で硬い組織ですが、濡れると柔らかくなりデリケートになります。
シャンプー時にゴシゴシ強めに洗ってしまうと、その摩擦力が負担になりキューティクルが剥がれてしまいます。
髪を洗う時は優しく指の腹でマッサージするようにすると、ダメージを最小限に抑えることができます。
摩擦
キューティクルは摩擦によって傷つき、剥がれてしまうことがあります。
洗髪後のタオルドライ時、就寝時の枕とのスレ、ブラッシング、くるくるドライヤーの使用など日常生活での摩擦はキューティクルへのダメージを与えてしまいます。
タオルで髪を拭く時は優しくぽんぽんと水分を取るように心がけたり、髪を無理に引っ張ったりしないように気をつけましょう。
特に濡れた状態はキューティクルが繊細になって傷つきやすくなっているので、お風呂上がりには早めにドライヤーで乾かすことをおすすめします。
ドライヤーやヘアアイロンの熱
キューティクルは高温にさらされるとダメージを受けて、剥がれやすくなってしまいます。
濡れた髪を早めに乾かすことはとても大切ですが、ドライヤーの風を近づけすぎたり一箇所に当てすぎたりしないようにしましょう。
また、ヘアアイロンの温度設定を高め(180度以上)にすると、髪が焦げてしまったり、最悪の場合は焼け落ちてしまうこともあります。
特にハイトーンにしていたり、定期的にカラーやパーマをかけている方は髪が傷みやすくなっています。
髪を乾かす前にヘアケア剤をつけるようにすると、熱から守ってくれたり、乾燥しすぎを防いでくれるので有効です。
紫外線
お肌と同様に紫外線は髪へもダメージを与えてしまいます。
長時間屋外に出かける時などは帽子を被ったり、UVガードの効果があるスプレーなどを使用することで、紫外線から髪を守ることができます。
日差しの強い日は日傘をさすのも有効です。
コーティング剤
シャンプーやトリートメントに含まれているシリコンや、ヘアスプレーに配合されているアルコールは、キューティクルを剥がしてしまう可能性があります。
シリコンは高級アルコール系のシャンプーやトリートメントによく配合されていますが、シリコンが落ちる時に一緒にキューティクルも剥がしてしまいます。
髪を固める時に使うヘアスプレーは、アルコールが含まれているものが多いです。
アルコールは揮発性が高く、潤いを保つのが難しくなり、キューティクルが乾燥しやすくなります。
また、髪の毛をくっつけるスタイリング剤のため、無理にほどいたり動かしたりすると
キューティクルが剥がれてしまいます。
「髪型をキープするためにどうしてもヘアスプレーが必要」といった方は、スプレーをする前にヘアオイルをつけたり、スプレーを近づけすぎずに離して薄くつけるように心がけましょう。
キューティクルがきれいな状態を保つ方法
次は、キューティクルのきれいな状態を保つお手入れ方法をご紹介していきます。
おうちでできるヘアケアのポイントも簡単に解説するので、できそうなところは取り入れてみてくださいね。
毎日のドライヤーでキューティクルを引き締める
キューティクルが開いた状態は髪が傷みやすくなってしまいます。
洗い上がりの髪をドライヤーで早く乾かすことで、キューティクルが開いている時間を短くできます。
- 完全に乾かす
- 冷風を当てる
- 根元から毛先に向かって乾かす
半乾きはキューティクルが開いた状態をキープしてしまうので、完全に乾かしましょう。
いつも毛先だけ乾きすぎてしまう方は、ヘアオイルを乾かす前につけると改善されます。
キューティクルはウロコ状になっているため、根元から毛先に向かって乾かすことできれいになります。
逆撫でするような方向はキューティクルを毛羽立たせることになり、痛めてしまうので注意しましょう。
仕上げに冷風を当てるときゅっと引き締まり、滑らかな手触りになります。
キューティクルを守る
乾燥や摩擦、紫外線などの外的なものや、ヘアカラーやパーマなどケミカルなものまでキューティクルはダメージにさらされています。
日頃のケアではトリートメントやヘアオイルなどでこまめなお手入れをすることがキューティクルをきれいに保つ方法のひとつです。
また、ヘアカラーはキューティクルを開いて色素を入れるため、キューティクルを開く成分が入っています。
この成分が髪の中や地肌に残っているとキューティクルが開きやすくなり傷つく原因につながってしまいます。
ヘアカラー後のアルカリ除去や内部補修メニューがある場合は必ずするようにしましょう。
キューティクルにおすすめのトリートメント
髪の重要成分 人毛由来のケラチン配合を配合している
ケラチンは、髪の80%以上を占めるとても重要な成分です。
従来のトリートメントでは、羊の毛から抽出される「羊毛ケラチン」が多く採用されていますが、このトリートメントには、羊毛ケラチンより髪の補修力のある人毛由来のケラチンが使われています。
人毛ケラチンは、羊毛ケラチンと比べて毛髪への吸着性に優れているため、繰り返し使うことで、ケラチンを蓄積していきます。
髪の内部の足りない部分を補うことができるので、
- ハリやコシが出る
- 内側から輝くようなツヤ髪
といった効果があります。
即効性がある
このトリートメントは、人の髪の毛から特殊な製法で抽出した人毛ケラチンをパウダー状にし、直接ダメージの気になる箇所につけることができます。
即効性があるので、「今すぐダメージをケアしたい」「明日までに髪をきれいにしたい」といった方も、効果をすぐに実感できるでしょう。
いつも使っているトリートメントやシャンプーに混ぜてもOK
そのまま髪につけて刷り込んで使うという方法もありますが、今使用中のトリートメントやシャンプーに混ぜて使えます。
どんなトリートメントやシャンプーでも簡単にグレードアップできるので、
「今使ってるトリートメントも悪くないんだけど……」
と足踏みしていた方も入手したその日からご使用いただけます。
甘く優しい香りでリラックス
ケラチンは髪にとても良い成分ですが、あまりいい匂いとは言えません。
ケラチンに含まれる「硫黄」が原因なのですが、温泉地によくあるあの匂いを思い浮かべていただくとわかりやすいでしょう。
KYOGOKU ケラチン ブースト+トリートメントにはバニラの香りが配合されており、甘く優しい香りに仕上がっています。
髪への効果だけでなく、「この香りが気に入ってリピートしている」とフレグランスファンの多いトリートメントです。
ヘアカラーでキューティクルが傷んでいる場合
こちらのトリートメントはキューティクルのケアはもちろんのこと、ヘアカラーの色持ちに特化して作られています。
「キューティクルもカラーケアも一緒にしたい」定期的にカラーリングをする方におすすめです。
こちらの特徴を順番に解説していきますね。
色素が入っていないカラーケアトリートメント
KYOGOKUカラーケアトリートメントには、カラートリートメントのように色素が配合されていません。
「カラーの色落ちが気になるけど色は入れたくない」
「今の色味が気に入っているからキープしたい」
そんな方には、髪色を左右させずに色持ちを良くできるのでおすすめです。
キューティクルをシルクコーティングする
キューティクルが傷んでいると髪の表面が乱れてしまうため、ツヤのない髪に見えてしまいます。
このトリートメントに配合されている架橋性シルクポリマーは、ダメージによってガタガタになったキューティクルをコーティングするので、
- ツヤやかな輝き
- すべすべの手触り
- 引っかかりのないサラサラとした指通り
といった効果があります。
乾燥から守る
浸透性の高いオイルが素早く毛髪に馴染み、髪の中の栄養バランスを整えて、キューティクルを保護します。
また、ヒアルロン酸も配合されているので、オイル成分と共に髪の毛や地肌の乾燥を防ぐといった効果もあり、潤いをキープしたいキューティクルのケアにはぴったりです。
高級アロマのような香り
サロンでも口コミでも高評価をいただいているのが香りの豊かさです。
トップ・ミドル・ラストと香りが3段階で変化していくのですが、きつすぎないほのかな香りなので、とてもリラックスできます。
日頃からゆっくりバスタイムを楽しんでいる方にもおすすめです。
カラーケアシャンプーもあるので、合わせて使うとより効果を実感していただけると思います。