ヘアカラーが気に入らなくて落としたい!美容師が教える、一日で色落ちさせる方法とは?

本ページはプロモーションが含まれています

美容室に行く時間やお金がもったいないと、つい自宅でホームカラーをして失敗したり、美容室で失敗されたりなどで、不満のある髪色ですごしたくない、という方は多いはず。

そんな人にヘアカラーを一日で色落ちさせる方法を解説します。

自分で使えるアイテムを使うとなると限られてはきますが、試しやすいものをピックアップしました。

注意することや美容師に相談した方がいい場合などもあるので参考にしてみましょう。

そもそものヘアカラーを失敗させないオーダー方法もご紹介しています。

目次

自宅でヘアカラーを色落ちさせる方法

自宅でヘアカラーを色落ちさせる方法

髪に負担がかかる洗浄力の高いシャンプーを使用する

髪に入った色素はシャンプーで洗うだけでも抜けていきます。

一般的にはヘアカラーを綺麗に保つには穏やかな洗浄力のシャンプーを推奨していますが、逆に洗浄力の高いシャンプーを使えば汚れはしっかりと落ちますが、髪の色素を落としやすくなります

洗浄力が高いと頭皮や髪の脂を過剰に落としてしまうので、髪にとって大切な潤いが守られないという心配もありますが、それでも色落ちさせたいという人には有効な手段です。

洗浄力が高いものは、界面活性剤が高級アルコール系のものです。

  • ラウリル硫酸ナトリウム
  • ラウレス硫酸ナトリウム
  • ラウレス硫酸アンモニウム

などといったものが成分表示のはじめのほうにくるアイテムを選びましょう。

市販の安価なシャンプーでよくみられます。

アルカリ性の石鹸シャンプーを使う

アルカリ性の石鹸シャンプーも洗浄力の高いシャンプー同様、髪の洗い心地はそんなにいいものではありません。

洗いあがりがゴワゴワする、なんだかパサパサする・・・そういった口コミも多いのですが、色素を落とすという面ではおすすめです。

髪はアルカリ性に傾くとキューティクルが開き、髪の内部の色素が抜けやすくなります。

アルカリ性の石鹸シャンプーで洗うことで、髪のキューティクルを開くので色素が抜けていくのです。

ただし、色素だけでなく栄養分も一緒に流出してしまうので注意しましょう。

シャンプーの回数を増やす

シャンプーは1回よりも2回、3回・・・と何度もするほうがより色落ちをさせていきます。

誰だけ穏やかな洗浄力のシャンプーを使っていても、必ずいつかは色落ちをしていくのです。

早く色味を落としたい、そんなときはいつもよりも多めにシャンプーをするといいでしょう。

髪は水分を含むとキューティクルが柔らかくなり隙間から髪の色素が抜けやすくなります。

その分傷みやすくはなりますが、早く色落ちさせるには何度もシャンプーをするのが有効です。

お湯の温度も熱めだと色持ちが悪いので、一般的に色持ちをよくする方法と逆のことをしていきましょう

色落ちさせる際にやってはいけない方法

色落ちさせる際にやってはいけない方法

自分でブリーチ剤を使う

色を抜くためにブリーチ剤はマストですが、自分でするのはやめましょう。

ブリーチは髪の色素を抜くのには抜けるのですが、普通のアルカリカラーと比べても扱いにコツがいるからです。

塗布量や置き時間、色素の入り方によってもブリーチをした後の仕上がりは変わってくるため、プロでも扱いに注意して施術しています。

ブリーチは通常のカラーと比べてもかなりダメージを与えてしまうので、今後の髪のことまで考えると、失敗のほうがリスクが大きくおすすめできません。

一度ブリーチで失敗すると、後々のケアのほうが大変になるのでやめておきましょう。

髪の毛に熱を加える

実は染めてすぐのヘアカラーの色素は熱でも飛んでしまいます。

カラーをすると髪はアルカリ性に傾き、徐々に時間をかけてphが元の状態に戻ります。

まだphが傾いている染めたての段階で高温の熱を与えてしまうと色落ちにつながるのです。

では、色素を飛ばすためにアイロンをあてようかな?と思ったなら、それはやめておきましょう。

その理由は熱をあてても全体の色素を綺麗に抜くことは難しく、過度に熱ダメージを与えてしまうからです。

結論からいうと、根元から毛先まで綺麗に抜くことは不可能ともいえます。

熱ダメ―ジを負った髪はその後に他の色味にしたいと思ったときに色が綺麗に入りにくくなることにもなりかねません。

最終手段は美容室に行くこと

最終手段は美容室に行くこと

脱染剤を使ってもらう

自分で色落ちさせるのに限界を感じたら、美容室で脱洗剤を使ってもらいましょう。

脱洗剤はカラーリムーバーム―バーともいわれる、髪の色素を抜く専用のアイテムです。

ブリーチとは異なり、髪の内部を傷めないように染料を抜くのでダメージが気になる人でも安心して使えます。

黒染めや白髪染めでしっかりと入った色素も、すっきり除去して髪色を変える前のベース作りを行えるのが特徴。

美容室でやってもらうことのメリットは、自分ではわからない色素の入り具合から塗布量を調節してもらえることです。

  • 放置時間を変える
  • 塗布量を調節する
  • ダメージをケアしながら色を抜く

これらは自分ではできないプロならではの技です。

自分で色を抜いて失敗した後のリカバリーで美容室に行くことになるなら、はじめから美容室で色を抜いてもらう方が賢い選択かもしれません。

ヘアカラーのオーダーに失敗しないためのポイント

ヘアカラーのオーダーに失敗しないためのポイント

具体的なイメージを共有する

ヘアカラーのイメージを口頭だけで説明するのはプロでも難しいことです。

美容師さんにお伝えするときは、写真などの目で確かめられるものを持参していきましょう。

同じ赤でも色の明るさや色味の深み、まだ強さなど様々なので一緒に目でみて共有できるほうが失敗しにくくなります

例え友だちが同じ薬剤を使って染めていたとしても、ベースの髪色や髪質が違えば同じ色にはなりません。

ですので、何を使って染めるのかよりも、仕上がりの色味を的確に伝えるほうが間違いないでしょう。

光の加減によって見え方が変わるので確認する

髪色の見え方はライトの当たり方でも変わります。

例えば染めてもらって美容室でみたときはすごくよかったのに、家に帰るとなんだか雰囲気が違う。

それは同じ室内でもライトの当たり方や明るさが異なるためです。

美容室は照明基準総則という法律で100lx以上を確保するよう取り決められています。

さらにスポットライトで手元やスタイルを明るく見せたりと美容室ではメリハリのある空間作りがされているので、当然綺麗に見えやすくなっているのです。

また、なりたい髪色の写真を室外で撮っている場合も注意が必要です。

室外では明るく見えるので、それをくみ取って暗めに染めてしまう場合もあるので、施術前に「室内でも同じくらい鮮やかに見える色にしたい」ということを伝えておきましょう。

完成時にイメージと違ったらその旨を相談する

美容室で染めた後、やっぱり雰囲気が違う、その場合はもちろん担当した美容師に相談してみましょう。

基本的に美容室では「お直し」といって、仕上がりが満足いかなかったお客様に無償(または一部有料)で再施術してくれるところがほとんどです。

なかなか言い辛いことではありますが、美容師側からしても不満の残るままになっては不本意なもの。

また、ハイトーンがベースの髪だと早めに色落ちするので、狙って濃く色を入れている場合もあります。

基本的に濃いめに入れる場合はカウンセリング時にお伝えするのですが、伝わっていないと満足できない結果に感じてしまいます。

担当した美容師であればどんな薬剤で施術したのかを把握しているため再施術しやすいでしょう。

セルフでどうにかする前に一度相談してみてください。

ヘアカラーを一日で落とす方法のまとめ

ヘアカラーを落すには

  • 高級アルコール系のシャンプーを選ぶ
  • 石鹸シャンプーを使う
  • シャンプーの回数を増やす

など、一般的に髪色をキープするのと逆のことをするといいでしょう。

美容室で施術したカラーが気に入らない場合は、まずは担当した美容師に相談してみてくださいね。

なるべく傷めないように色を落として、お気に入りのカラーにしていきましょう。

この記事を書いた人
井尾充将
井尾 充将
  • 2022/2月オープン予定「&chaLme」代表
  • 美容学校の技術講師
  • 2年連続ホットペッパービューティー
     人気スタイルランキング全国1位(140万人中)
東京の有名店HAIR DIMENSIONにて技術を学ぶ(有名雑誌のヘアメイクなど担当)。
美容師向けの技術講習会多数こなし、全国的なCM撮影のヘアメイクも担当。
現在は美容学校の技術講師を担当し、2022年2月には自身が代表を務めるヘアサロンをオープン予定。
美容師としての社会的地位を向上させる為に日々研究中。
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次