もともと黒髪の人が多い日本人は、アルカリカラーだけでは髪色を変えるのに限界があります。
もっと自由にカラーを楽しみたい!そんな方は、ブリーチをして髪本来の色を抜いた形でカラーリングしていくことが多いです。
では、美容師はどういう基準でブリーチの放置時間を決めているのでしょうか?
その時になりたい色、デザイン、髪質、今までの履歴、使うブリーチの種類によって、美容師さんの考え方も様々です。
ですので、一概にコレ!と言う決まりはありませんが、今回はできる限りなるべく詳しくお伝えしていきたいと思います。
ブリーチ時間
美容院でのブリーチ施術の場合、トータルで4時間前後は見ておくのが一般的です。
何回ブリーチをするかにもよりますが、ブリーチ1回50分プラス、その上に約20分のオンカラーを1回、それぞれに塗布する時間とシャンプーで流す時間をプラスします。
カットや、ブローや、トリートメントなどを合わせると、4時間ほどになる場合が多いです。
流れとして、まずはカウンセリングで髪質をしっかりと見極めることから始めます。
縮毛矯正や、デジタルパーマなどで、タンパク変性が起きていたりしませんか?
ブリーチのダメージに耐えられる髪の状態でしょうか?
これらを確認してから、再現できる髪色の範囲を決めていきます。
美容師がブリーチのカウンセリングの時に確認するポイントは、だいたい共通しているので、まとめていきます。
- 今までにカラーリングをしたことのある髪の場合は、染料によっては完全に抜くのは難しい場合が多いです。
- 縮毛矯正をかけた部分が残っている場合は、基本的にブリーチは避けた方が賢明です。縮毛矯正もブリーチも髪の毛に最大限に負担がかかってくる施術になるからです。髪の毛が切れたり、ビビリ現象が起きることもあります。
- ほとんどの場合、ブリーチをした髪にはパーマがお勧めできません。
- 髪の毛のダメージもありますが、頭皮にも負担がかかります。
- 髪の毛にも、頭皮にも、ホームケアが大切になってくるので、お客様に使っていただきたいシャンプーやトリートメントの説明をします。
美容院では
ブリーチといっても、色々なデザインがあります。
ハイライト、バレイヤージュ、シャドールーツ、インナーカラー、白髪ぼかしetc…、
ホイルを使ったデザインカラーだと、ホイルワークのデザインの時間もそれぞれ変わってきます。
単純に作業のスピードが遅い人と早い人だと、少しずつの積み重ねでだいぶ時間が違います。
また、アシスタントがいるかいないかでも作業行程の時間がだいぶ変わってきます。
具体的に写真から時間の目安をお伝えします!
バレイヤージュ ロングの場合
ブリーチ1回の場合 ブリーチ(ホイルワーク込み)70分+オンカラー40分+シャンプー、カット、ブローなど60分 計2時間50分(上の段の白まで目指す場合は、+1ブリーチで4時間)
シャドウルーツ ショートの場合
ブリーチ 1回の場合 ブリーチ50分+オンカラー40分+シャンプー、カット、ブローなど50分 計2時間20分
ハイライト ショートの場合
ブリーチ 1回の場合 ブリーチ(ホイルワーク込み)50分+オンカラー40分+シャンプー、カット、ブローなど50分 計2時間20分
ブリーチ時間目安
ブリーチはメーカーによって、急激に色が抜けて、あとは穏やかにじわじわ明るくなっていくタイプと、なだらかでもずっと長い時間一定に抜けていくタイプなどがあります。
- ブリーチパウダーと(2液)を混ぜてから薬の作用は大体50分程度続きます。
- 30分を超えると明るくなるスピードが遅くなってきますが、大体50分まではゆっくり明るくなり続けます。
- どのブリーチ剤にも共通して言えるのが、塗布量が少ないと明るくなりにくいので、塗布ムラにならないようにたっぷりと塗布しましょう。
- なりたい髪色に対しては、どのくらいの明るさまで髪の毛の色を抜く必要があるのか見極めます。
- 急ぐ場合は塗布後30分ほど置いて、一度薬剤を拭き取ってから、追いブリーチとして新しいブリーチ剤を足す美容師さんもいます。
- 長く置けば置くほどダメージレベルも上がります。必要な放置時間で留めておきましょう。
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KYOGOKU IROME リッチ クリスタル +(プレミアムブリーチ)の特徴
①短時間でメラニンと酸化染料を効率よく分解します。
色の抜けが速く、一度のブリーチ施術でより早く白に近い仕上がりを目指すことができます。
② 薬剤の乾燥を防ぐことで、ブリーチ剤とは思えないほどクリーミー。
スムーズに薬剤付着が可能になったことで、色ムラ防止にも繋がります。
③黒染めも落とせます。
黒染めの色素はしつこい褐色系で通常なかなか落ちにくいのですが、かなり落としてくれます。
④ラムネのような香りがします。(個人の感想)
ツーンとする刺激臭があまり強くありません。
ブリーチを良く施術される美容師さんには一度使ってみて頂きたいです。
ブリーチ3回するとどうなる?
健康毛の場合、適切な施術方法でケアをきちんと行っていれば、ブリーチ3回でも切れることはないでしょう。
綺麗な色味を自由に表現できる透明感が出ているはずです。
もちろんダメージレベルはかなり上がります。
髪の毛がなかなか乾きにくくなったり、髪の毛に指を通したりするときに引っ掛かりが気になったりすることもありかもしれません。。
ブリーチ3回ともなると、自宅でのホームケアがかなり重要になってきます。
シャンプーやトリートメントにコラーゲンパウダーや、ケラチンパウダーを混ぜて使うなどしっかりケアをしていきましょう。
また、3回ブリーチをした場合、色は綺麗に入っても落ちやすいという欠点もあります。
そんなときはカラーシャンプーが役に立ちます。
ブリーチ後カラー入らない
ブリーチ後に色が入らない原因は、いくつかあります。
その対処法もお伝えします。
- 髪がウエットになりすぎている
→タオルドライの後、必要であれば適切にドライします。全体に均等な水分量になるようにしましょう。
- ブリーチ剤が髪に残っていた
→ブリーチは必ずシャンプーをして流しましょう。ブリーチ剤は髪の奥の方まで浸透しています。しつこいほど流すようにしましょう。
- 毛先にだけ色が濃く入り、根元に色が入らない。
→ダメージレベルが高い方(毛先の方)がより多くカラー剤を吸収してしまいます。薬剤を変えるか、塗る順番、放置時間を変えるか、最初のカウンセリングの時に髪の状態をきちんと確認しましょう。
- 希望の色に対してのベースの明るさが抜けきっていない
→オレンジや黄色が強いと薄いアッシュ系のカラーなどは濁ってしまいます。
ブリーチ後、髪に残っている色素にカラーの色味が混ざる事を計算して、補色を入れるか、ブリーチできちんと明るくしておくか、表現したい色味に合わせて方法を考えましょう。
ブリーチ後カラー時間
ブリーチが綺麗にできていれば、淡いカラーなどは比較的短時間でも色が入ります。
シャンプー台でも可能な場合もあります。
セット面でのオンカラーの場合でも、放置時間は長くても20分以内で十分です。
カラートリートメント(塩基性染料)の場合は、放置時間がメーカーによって変わるので、メーカーの推奨されている時間、放置しましょう。
以上、ブリーチの時の放置時間について簡単に色々まとめてみました。
まだブリーチ剤を使ったことのない方は、必ずウイッグや毛束で一度ご自分が使うブリーチ剤で色を抜いてみて下さい。
塗布量や、放置時間による違いが確認できてから、人の髪を施術しましょう。
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