【美容師の専門学校】通信課程の学費と免許取得までの流れ

美容師 通信 学費
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美容師に憧れを持ち、就職したいと考える人は多いのではないでしょうか?
その美容師になるための国家資格を取得するためには、国家試験を受験し、合格する必要があります。
さらに、その国家試験を受けるためには、受験をするため美容師養成施設に入学し、卒業する必要があります。
今回は、美容師免許取得までの流れと、学校の種類や費用を解説していきます!

目次

美容師免許を取得するまで

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美容師の免許を取得するためには、まず厚生労大臣や都道府県知事が指定した美容師養成施設(美容専門学校など)び入学する必要があります。
そこで、必要な授業科目と単位数を修了することでやっと、美容師の国家試験を受ける権利が得られます。
国家試験の内容は、ヘアカットの技術や、パーマの技術などのセッティング技術からなる実技試験と、美容師に関係する法律や、美容の専門知識などからなる筆記試験があります。
美容師養成施設では、国家試験を合格するために必要な技術や、知識を学ぶことが出来ます。
これ以外に、近年では国家試験対策の内容にとどまらず、実際に美容室で働く時に役立つ実践的な技術を学ぶことができるカリキュラムを用意している学校も多くなりました。

美容師の国家試験

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美容師の国家試験は年に2度、春と秋に行われます。
春の国家試験:2月に実技試験、3月に筆記試験
秋の国家試験:8月に実技試験、9月に筆記試験
この筆記試験と実技試験、両試験に合格する必要があります。
ただ、どちらかが不合格になった場合、次に受験する時は免除制度が活用できます。
申請さえすれば、次回受ける際は、筆記試験か実技試験の不合格になった科目は、免除となります。
近年の合格率は、春の開催で80%前後、秋の開催では60%を切る程度となっています。
春の試験の合格率の方が高いのは、全日制の学生の受験率が高い為です。
この国家試験にクリアすることが出来たら、美容師免許の取得申請が可能となります。
後は、医師の診断書と合格通知書をもって、申請しましょう!

美容師養成施設(美容専門学校など)の種類

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美容師の養成施設には大きく分けて2種類あります。
1つが、昼夜間に通って学ぶ昼夜間課程(全日制)、もう1つが毎日通うのではなく、自宅で主に学び、定期的に養成施設に通う通信課程(通信制)があります。
昼夜間課程は2年間、通信課程では3年間が卒業までの目安となっています。
昼夜間課程の入学時期はほとんどが4月です。
高等学校と同じように月曜から金曜日にかけて通学し国家試験合格のための勉強を行います。
昼間過程では2年間が基本で、夜間課程は2年から2年半をかけて修了となります。
夜間課程を通学する方の多くは、昼間に美容室等で仕事をしている人やアルバイトをしているような方が多く、昼間に通い続けることが困難な方が選ばれる場合が多いです。
卒業までの間に、必修科目と洗濯必修科目合計で2000時間以上の授業を受けることが法律で義務付けられています。
そのため休みがちになってしまったり、その他の事情でこの時間数を履修できなかった場合は、卒業することができなくなり、受験ができなくなります。
また、通信課程の養成施設は全国に約200カ所存在します。
ただ、通信課程といっても全てが自宅で完結するわけではなく、学校に通うスクーリングを受ける必要もあります。
ただ昼夜間課程と間違い毎日通学するわけではないので、月に数回通学できる範囲で養成施設を選ぶようにしましょう。
入学時期は昼夜間課程と同様の4月に加え10月のタイミングでの入学もあります。
これは、卒業のタイミングが秋の国家試験のタイミングに合わせるためでもあります。

通信制の美容師養成施設に入学したら

通信制の養成施設に入学したら、利用美容教育センターから3年間の通信授業用の教材が送られてきます。
その通信授業用の教材を使って、必修科目と選択必修科目について自己学習を行います。
そして学んだ内容と報告課題を送られてきた教育センターに提出することで、それをもとに指導を受けると言うことになります。
全てが終了するまでの3年間で36通つまり、月に一回送ることになります。
それに加え昼夜間課程が行われていない期間にスクーリングを行うことも含まれます。
このスクーリングは、3年間のうちに美容室で働いている人は300時間以上、そうでない人は600時間以上受けることが法律で義務付けられています。
これらの法律上決められている過程をこなし、その報告課題とスクーリングの成績を総合的に評価し、卒業ができるかどうかを決定する形となります。
昼夜間課程と通信課程で国家試験の合格率に差が生じるのは、通信課程の学習の方法が学校に通って学ぶと言うよりも、自分自身で進んで学ぶと言う姿勢が必要なことと、働きながら学ばなければいけないと言う側面があるためです。
この部分だけを切り取ると、昼夜間課程に通って国家試験の合格を目指す方が良いように見えます。
しかし、美容室などで働きながら、免許取得を目指し合格した場合は、美容室での実務経験や社会人経験が昼夜間課程の学生よりも培われ、いざ働くとなったときに有利になります。
各過程の特徴と実際にかかる費用
では次に昼夜間課程と通信課程の費用について比較していきます。
昼夜間課程の費用は2年間で総額2,000,000円から3,000,000円ほどが相場となっています。
ここに教材費が含まれている場合と、別途用意する場合がありますので確認しておきましょう。
夜間課程を受け入れている学校は中間課程に比べかなり少ないので、もし夜間課程を希望される方は、通学が可能な範囲内に学校があるか調べておきましょう。
これに対し、通信課程の費用は3年間で合計500,000円から1,000,000円程度と昼夜間課程に比べかなり費用が抑えられています。
昼間に働くことが可能なので、美容室で美容師になるための経験を積みながらアルバイトなどをし、同時に国家資格の取得のための勉強がおこなえます。
これに加え、およそ300時間から600時間以上のスクーリングも加工されています。
教材や課題で理解できなかったところがあれば、その時に先生に聞くことができるので安心です。
美容師になりたいと思った時に、通うべき養成施設は、学び方や費用に合わせて選ぶようにしましょう。

まとめ

美容師養成施設は国家試験を合格するために学ぶことが大部分を占めます。その為、いざ免許取得後に、美容室で活躍するためには養成施設で学んだことだけでは足りないことが多々あります。
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この記事を書いた人
森田
森田 佳奈
  • ファーマプロダクト講師(薬剤師国家試験対策予備校)
  • 薬局薬剤師・派遣薬剤師
  • 美容専門学校講師
  • DI(製薬企業のCC担当)
  • 美容師国家試験対策YOUTUBE国内最大登録者数を保有
薬剤師の国家試験対策予備校の講師の資格を持つ薬剤師。
現在は美容専門学校の講師を務める。
生徒アンケートでは、全教員中1位で生徒満足度は99.5%という質の高い授業を行い、学校の国家試験対策のリーダーを務める。

現在は自身が開設した美容師の国家試験対策YOUTUBEチャンネルを運営。
美容師国家試験対策チャンネルとしては、国内最大の登録者数。
また、KYOGOKU ACADEMYの学科主任も務める。
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