美容師は何歳で独立するのがベスト?

美容師 独立
  • URLをコピーしました!

美容師のテクニックが身につき、指名してくれるお客さんも増えてくると、独立したいと考える美容師の方も多いと思います。現在ではSNSやHOTPEPPERを利用した手軽で広範囲への宣伝と集客が可能です。そのため、店のスタイルに捉われずに活動の幅を広げることができるのではないでしょうか。結果、報酬をより多くもらうことが出来るようになれば嬉しいですよね。
しかし、独立してうまくいくのは簡単ではなさそうです。今回は、美容師が何歳で独立するのがベストか考察します。

目次

独立するなら何歳がベスト?

美容師 独立
独立したいという考えをお持ちであれば、「何歳ごろに独立するのがいいのだろう?」と考えたことが、少なからずあるはずです。
しかし、考え方や生活習慣、それに独立したい理由によって変わってくるので、独立するのに最もふさわしい年齢というのは明言できるものではありません。
よって、自分の年齢に捉われることなく、現在勤めているサロンを辞めることが可能な時期に、すぐにでも独立できるような用意をしておきましょう。
日々の学習や努力が必須で、自分の店をうまく運営していくための知識を吸収しなくてはなりません。
受け身でいても何も始まらず、コンサルタントに相談、セミナーに参加する、本や勉強会で学ぶ、実際に開業している人の話を聞く、他店について調べてみるなど、やるべきことは山積みです。
今自分が何歳であるかなどは全く関係なく、すぐにでも開始することが可能ですので、今からでも開始した方が良いでしょう。
とはいえ、自分ひとりでは何から始めていいかわからないことも多いと思います。
その場合は、専門家に相談してアドバイスをもらいましょう。

20代の美容師が独立するなら?

若いように感じるかもしれませんが、20代での独立は珍しいことではなく、技術面や接客面がしっかりしている方であれば、25~6歳くらいで独立している方もおります。
しかし、働いている期間が短いため、20代前半の方が融資を受けて独立するのは審査の関係で難しいかもしれません。
30代に突入する前に独立したいのであれば、融資を受けられるように、現在勤めている美容院で経験と実績を積んでおきましょう。
もしも同じ勤め先で経験年数を重ねているのであれば、融資を受けるための審査に通る可能性も十分にあります。その場合は独立を考えるのに良い時期となるでしょう。
早いうちに独立したいと考えているのであれば、すぐにでも経営手法や自分の店の運営方法について学習しておく必要があります。
若いうちは収入も低いですが、図書館やインターネットで勉強することもできますし、実際の勤め先は生きた見本です。日々視野を広くして、貪欲に吸収しつつ独立へのステップにしましょう。
〇独立した先輩美容師からの助言
ほとんどの方は、私と同様にそれなりの経験を持ってから経営に着手することになると思いますが、雇われているうちに様々な知識を吸収しておきましょう。
少しでも自信のない部分があるのであれば、独立するには時期尚早でしょう。
また、助走期間中には、自身が築いてきたつながりを駆使して、実際に経営して成功している方に話を聞かせてもらい、今後に活かしていくことが重要です。(美容院A経営者様)

30代の美容師が独立するなら?

実際に「独立したい」という相談は、30代の美容師の方からが最も多いです。
テクニックの確立や地位も向上する年齢であり、美容師として円熟期ともいえるでしょう。
さらに、年齢的に貯金の額もそれなりに増えている時期でもあり、独立を準備するのに良い時期でしょう。
しかし30代の美容師であれば、経験も長く、技術力、接客力が向上していることからも、勤務先の美容院からすれば「手放したくない存在」になっていることでしょう。
そのため、ご自身が独立したいと思うタイミングで退職することが難しくなるかもしれません。
勤務先の美容院側の目線で考えると、指名客の引き抜きは売上に大きなダメージとなってしまいますので、無理やり退職すると争いやもめ事になってしまう可能性があるので注意が必要です。
上記の理由から、退職したいことを伝える際は計画的に行うようにしましょう。
商売上、同業者として仲良くやっていくことも必要なので、円満退職を心がけましょう。
他の美容院を辞めたことがある方に相談してみるのもおすすめです。
〇独立した先輩美容師からの助言
駅から近く、わかりやすい場所に店を構えるのが大切です。
独立の前に勉強しておいた方が良いことはたくさんありますが、経理面などの手続きに苦労しないように、税理士が手掛ける業務についても覚えておきましょう。
また、店を出すまでにどんどん人脈を増やしていくことも重要です。
人脈を増やすことで、SNSや口コミによる開店情報が広がりやすく、固定客の獲得にもつながるでしょう。(美容院B経営者様)

40代の美容師が独立するなら?

40代ともなれば、美容師としてのキャリアも十分長くなり、固定客も随分と獲得しているため、独立したとしてもあまり集客に悩むことはないのではないでしょうか。
そのため、個人で経営を始めることも多いようです。
しかし、肉体的に美容師の仕事が辛くなってくる年齢でもあります。
よって、「独立後しばらくは現場に立つが、遠くないうちに一線を退いて経営に集中したい」という考えをする方が多くなってきます。
もしも、経営する側として店舗を運営していきたいのであれば、技術者としての自分がいなくても店が回る仕組みを作り上げる計画を練ることが必須です。
美容師の育成や教育、通いたくなるような施術内容、広告宣伝と集客方法など、自分がいなくても問題なく店が続いていくようなプランを立てることも大切です。
うまく経営していくためには、セミナーや勉強会に参加して、専門家の話を参考にしても良いでしょう。
どんな方向性で店を始めれば続けていくことが可能なのか、より利益を出すにはどうすれば良いかなど、今までの勤務先では実践していなかった方法を学ぶことが出来るでしょう。
色々なケースを無料で紹介しているサイトやHPもあるので、確認するのもおすすめです。
〇独立した先輩美容師からの助言
これから自分の店を始める方に、助言がひとつあります。
今後、美容院は「より多くの顧客ニーズを叶える場所」へ進化していかなければなりません。
「ヘアケア以外にも施術を受けることが出来る」「早朝対応など立地や環境を考慮した営業時間帯」など、他店にはない魅力を生み出していく必要があります。
(美容院C経営者様)

最後に

美容師 独立
独立を考えている美容師の場合、どの年齢であっても、「雇われて現場で働く」ことと「経営する」ことには大きな違いがあるので注意しましょう。
美容師としてのテクニックが十分だとしても、経営者として優秀であることには結びつかないのが、自分の美容院を運営していく上での課題となります。
美容院の経営者になった瞬間から、美容師としてのテクニックよりも経営手腕を問われることになります。
うまく運営していくためには、日ごろから美容関係以外にも視野を広げていくことが必要です。

お知らせ

京極プロフェッショナル

kyogoku Professional

KYOGOKUの公式LINE@をご登録いただくと、プレゼント企画などのお得な情報をお届けします‼

少しでも気になった方は、お気軽にご登録くださいね♪

この記事を書いた人
難波 優二
  • 株式会社kyogoku専務取締役
  • 美容学校教員
  • 美容ディーラー
  • 美容メーカー勤務
  • 接客の全国大会で全国2位
美容師として勤務ののち、美容専門学校にてヘアメイクの講師を務める。
その後美容代理店、全国チェーンの理美容室のSV、美容メーカーにて勤務。
現在はKYOGOKU PROFESSIONALを運営する株式会社kyogokuの専務取締役に就任。
KYOGOKUの運営する各サイトの管理、KYOGOKU商材の広報活動を統括。
シェアお願いします
  • URLをコピーしました!
目次