「全体を染めるまでもないけどちょっと染めたい・・・」
そんなとき、ヘアカラーを使いたい分だけ塗布できるものがあれば重宝しますよね。
ですが、市販のカラー剤はバリエーションが多く、間違ったものを選べば当然満足いかない仕上がりに・・・。
今回はそんな市販のカラー剤から、あなたにあったアイテムをご紹介します。
Contents
カラー剤を選ぶポイント
色味
色味はカラー剤を選ぶときに欠かせないポイントです。
- 染まっている部分にあわせる
- 根元であれば気持ち暗めが自然
- 迷ったときはブラウンベース
パッケージなどをよく見て選びましょう。
そのため髪が細い人は明るくなりすぎることもあるため、それも考慮して色味を考えることがポイントです。
黄色くなりやすい人は黄色の補色の紫系を選ぶと黄ばみにくくなりますよ。
テクスチャー
市販のカラー剤には様々なテクスチャーがあります。
基本的にはクリームタイプが多いのですが、その中でも硬めなもの、ミルクタイプに近いくらい柔らかいものなどの違いがあるのが特徴です。
中には泡タイプなどシャンプーをするような感覚で簡単に染められるものがありますが、これは一気に全体を染める人向けのため部分的に染めるには向いていません。
部分染めを目的で選ぶなら、塗り分けが可能なクリームタイプや乳液タイプを選びましょう。
使いたい分だけ使えるカラー剤
クリームタイプのテクスチャー
クリームタイプは1剤と2剤を混ぜて薬を反応させて髪を染めていきます。
中には混ぜたボトルに直接ブラシ型のノズルをつけられるタイプもあるので、狙った場所に塗布がしやすくなっています。
- こっくりとした硬めタイプのテクスチャー(白髪などしっかりと染めたい人におすすめ)
- 柔らかめのテクスチャ―(塗る範囲が多いときに手軽に使えるので重宝する)
クリームタイプは馴染みやすく髪に密着しやすいので、ポイント塗りにも適しています。
ワンプッシュタイプ
ワンプッシュタイプは伸びてきた白髪を染めるのにぴったり。
どうしても気になる顔周り部分や分け目に少量をサッと塗布できるので、マメに美容室に行くのが難しい人にもおすすめです。
そのため無駄に薬を作りすぎる心配もなく、使わなかった分は次回に持ち越すこともできるので、コスパの面でも人気があります。
クリームタイプでおすすめのカラー剤
ビューティーラボ バニティカラー
ちょっとくすんだようなスモーキー系カラーを中心に、全12色の人気のトレンドカラーをラインナップしています。
スモーキー系8色、ちょっと明るめデザインカラーが4色です。
グレージュ・ブルージュ・ラベンダーなど、ちょっとこなれ感を演出するカラーが魅力。
乳液のような程よく伸びて、ダレにくいテクスチャーでムラになりにくいようになっています。
髪の外側はもちろん、内側も同時にケアする処方。
くし型ノズルでセルフカラーが簡単になっています。
ロレアルパリ フェリア 3Dカラー
全10色のロレアルパリ フェリア 3Dカラー
ピンク系、アッシュ系などどれも絶妙にミックスされたカラーが魅力です。
光が当たると立体感を感じるような髪色に導きます。
カラーをした後の透き通るような色味やツヤをキープ。
コラーゲンを配合しているので、うるおってなめらかな手触りにしていきます。
カラー後のトリートメントも付属しているので、しっかりとアフターケアもしていきましょう。
パルティ カラーリングミルク
全12色でどれもやわらかさを感じるニュアンスカラーになっています
パッケージデザインがおしゃれなパルティ カラーリングミルク。
ちょっとしっかりめの乳液のようなテクスチャ―なので、ダレにくく髪に絡みつくように密着していきます。
そのため、ブラシ要らずで手で馴染ませていくだけでOK。
量が1剤と2剤を合わせたら180mlと多めなので、髪が多い人や長めの人にもおすすめです。
フレッシュライト ミルキーヘアカラー
全13色あるフレッシュライト ミルキーヘアカラー
しっかりめの発色を求める人におすすめです。
8種類のアミノ酸やダブルオイル処方で髪をケアしながら染めていきます。
ノズルの先端が櫛型になっているので、カラー剤を塗布しながらコーミングができて便利です。
全体に馴染ませやすいのでムラになりにくく、狙ったところに塗布することも可能。
カラー後は付属のオイルヘアマスクで髪を労わりましょう。
独特の嫌なカラー剤の臭いではなく、グリーンアップル&カシスのさわやかな香りなのも嬉しいポイント。
ルシードエル ミルクジャムヘアカラー
全5色のルシードエル ミルクジャムヘアカラー
ブラウンベースのベーシックな髪色が揃っています。
その名の通りジャムのようなとろけるテクスチャーで髪に馴染みやすく、不器用な人でも扱いやすいカラー剤です。
髪に薬剤がつくとそのままダレにくいのでムラになりにくいのも魅力。
ダメージの原因にもなるアルカリを低減しているので、毛先のパサつきが気になる人、髪が細くて傷みやすい人でも使いやすいでしょう。
エブリ ヘアカラー
全10色のエブリ ヘアカラー
アニマルが描かれたパッケージが目を引くカラー剤です。
ライトナーで暗い髪をしっかりと明るくしてから染料を入れ込むので、しっかりと色味を楽しみたい人におすすめです。
カラーの放置タイムに使うキャップや、あると便利なケープも付属しています。
くし型ノズルでコーミングしながら塗布できるので、しっかり全頭に馴染ませやすくなっています。
落ち着いたグレーやブラウンをはじめ、目を引くピンク系やマッド系などバリエーションが豊かです。
プッシュタイプでおすすめのカラー剤
ブローネ ワンプッシュカラー
全11色あるブローネ ワンプッシュカラー
白髪染めなので白髪が部分的に気になる人におすすめです。
保護キャップに薬剤を出したら、ミニブラシで混ぜてそのまま塗布。
ポイントで染められるのでちょっと見える部分だけ、という場合でも気軽に使えます。
程よくやわらかいクリーム状の薬剤なのでピンと立って染まりにくい白髪にもしっかりと塗布が可能。
香りもツンとしないので使いやすいでしょう。
付属のブラシは小回りが利くので、細かい顔周り部分もストレスなく狙った部分に塗布できます。
セルフカラーをする際の注意点
いくら薬剤がダメージレスに作られていても間違った使用方法をすれば髪は傷んでしまいます。
注意点をしっかりと頭に入れてからセルフカラーを楽しみましょう。
お湯や室温の調節をする
室温が低い場合、薬剤の反応が悪くなる可能性があり、思ったほど染まらず放置タイムを長めにする必要がでてきます。
逆に室温が高すぎると薬が早く反応するので、説明書通りに置くと明るくなりすぎる場合も。
そして、カラーを流す際のお湯はぬるま湯がベスト。
いきなり流すのではなくて、少しずつ髪に馴染ませて「乳化」させてから流すと、ムラを軽減し色持ちもアップします。
カラー剤は適量使う
市販のカラー剤は誰でも染まるように強めに作られています。
美容室で染める場合は根元の健康な部分と毛先のダメージ部分で薬剤を分けて塗布したり、タイム差でダメージを軽減することが一般的ですが、セルフではそれが難しくなります。
特に毛先部分はたくさん塗布してしまうとダメージしやすいので気をつけましょう。
逆に足りない場合はムラになる場合があります。
髪の長さが長い人、毛量が多い人は多めに用意しておきましょう。
カラー後はしっかり髪を乾かす
濡れた髪はキューティクルが開き、もろくなった状態です。
当然そのまま過ごしてしまうと、キューティクルが傷ついたり剥がれてしまったりすることに。
キューティクルがあることで髪内部のカラーの色素も保持できているので、濡れたまますごすとカラーの色持ちにも影響があるのです。
そして、カラーではアルカリを使用しているので、カラー直後は髪のpHが完全に元に戻ってはいません。
そのため特にダメージを受けやすくなるので、しっかりと髪を乾かしてケアをすることが大切です。
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カラーリングの後は是非お試しください。
使いたい分だけ使えるヘアカラーの選び方まとめ
使いたい分だけ使えるヘアカラーは、
- クリームタイプかワンプッシュタイプを選ぶ
- 泡カラーは塗り分けできないのでNG
- 染まっている部分につながる色味を選ぶ
セルフカラーは説明書をしっかり確認しながら塗布しましょう。
また、カラー後のケアも大事です。
自分でできる部分カラーを活用して、綺麗なヘアスタイルをキープしてくださいね。
- 2022/2月オープン予定「&chaLme」代表
- 美容学校の技術講師
- 2年連続ホットペッパービューティー
人気スタイルランキング全国1位(140万人中)
東京の有名店HAIR DIMENSIONにて技術を学ぶ(有名雑誌のヘアメイクなど担当)。 美容師向けの技術講習会多数こなし、全国的なCM撮影のヘアメイクも担当。 現在は美容学校の技術講師を担当し、2022年2月には自身が代表を務めるヘアサロンをオープン予定。
美容師としての社会的地位を向上させる為に日々研究中。