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白髪染めとは何か?
白髪染めとは、白髪と黒髪が混ざった状態の髪の毛を均一に同じ明るさ、同じ色味に染めていくカラーのことを言います。
一般的に、通常のカラー剤と、仕組みは同じですが、色素がより多く入っており、濃い茶系の色味がベースとなっています。
明るい髪の色をトーンダウンさせる黒染めの様な使い方をする場合もあります。
白髪は何歳から増えてくるのか?
一般的には35歳ごろからだんだんと増えてくると言われています。
しかし、個人差がかなり大きく、早い人は小中学生でも生え始めている方も結構いますよね。
白髪の原因は、主に加齢、遺伝、健康状態の悪化によるものとされています。
遺伝や加齢による白髪の場合は、同じ毛根から生えてくる髪の毛が黒髪に戻ることは、基本的にはありません。
見た目に白髪が気になった時が、白髪染めを検討するタイミングとなるでしょう。
白髪染めはどうやって染めているのか?
白髪染めはどうやって染まっていくのか、気になったことはありませんか?
黒っぽい髪と、白髪が同じ色に染まるには理由があるがあります。
カラー剤の中には、髪の毛本来の色を明るくしていくトーンアップの働きと、
カラー剤ごとに配合されている色味を入れていく働きがあります。
①黒髪と白髪の差を無くす
まず白髪と黒髪の差を少なくする為に、黒髪側のトーンアップをしていきます。
このように白髪と黒髪の明るさの差を無くします。
②カラー剤の色素を入れて染めていく
白髪と黒髪の差が無くなったところに、濃い色素をしっかりと入れていき、色の差が出ないように染めていきます。
白い画用紙と黒い画用紙に、同じ絵の具で色を塗っても、同じ色にはなりませんよね?
均一な色に染めていくために、一度黒髪の方も明るくしているのです。
明るい白髪染めは染まりにくい?
白髪染めのメカニズムが分かると、明るい白髪染めが、染まりにくいことがなんとなくわかりますよね?
そうなんです、ベースの色を明るくしていかなければいけないのですが、通常黒髪から白髪程度まで明るくしようとすると、ブリーチを何回もしないといけませんよね?
そのため、白髪染め程度に入っているトーンアップの効果では、ベースの色の差がまだまだはっきり残ってしまいます。
そこに明るめの色素を入れても、もともと白髪だった部分は染まりにくいのです。
白髪染めの頻度はどのくらい?
また、気になるのは白髪を染める頻度です。
通常のカラーは染めてから時間が経つと根元の黒い部分が出てきていわゆるプリンになりますよね。
白髪染めも同様で、一定期間経つと根元の白髪が気になるようになります。
白髪染め 頻度 2週間
では実際、どれくらいの頻度で染めるのが良いのでしょうか。
美容院で染める方へは最低でも3週間から4週間はあけていただくようにお願いしています。
人によっては、2週間程度で根元の白髪が気になってくるという方もいると思いますが
あまりおすすめはしません。
先ほども記載した通り、白髪染めも髪の毛へダメージを与えているからです。
また、あまりにも高頻度ですとお財布にも優しくないですよね。
そこで気になるのが、市販の白髪染めです。
手軽に一部分だけ染めることができるのがウリですが、実際のところどうなのか。
髪へのダメージはどうなのかなど、これからみていきましょう。
白髪染めの市販品は髪が痛むって本当?
市販品が痛むと言うウワサはよく聞くと思いますが、これは半分正解、半分は腕次第です。
例えば、真っ黒に白髪を染めたいときは、黒髪側の色は明るくする必要がないですよね?
美容室の場合、カラー剤の2材を調整し、トーンアップしないで染められるように、優しい薬剤に変更することができます。
しかし市販品の場合は、どんな髪質でも、どんな白髪の多さでも同じ色に染めなければなりません。
そのため、美容室でできる薬剤の調整が効かないので、強い薬剤選定がされているので、痛みやすいのです。
あとは、薬剤の放置時間が長くなってしまったり、しっかりとシャンプーで余分な薬剤を取り除けないなどでダメージが増えてしまう場合があります。
白髪染め初心者は必見!市販で上手く染める方法
ただ明るめの白髪染めをする場合は、薬剤の強さに大きな差はないので、違いはヘアケア成分の差くらいになります。
まずは市販の白髪染めで良い、という初心者の方へは、泡タイプのものがおすすめです。
薬剤も別れておらず、ワンプッシュで手軽にでき便利です。
とは言え泡タイプの場合は、美容室で染めるように、根元だけを塗り分けたりすることができません。
毛先のダメージが気になるから根元だけを染めたい、という方には不向きなので注意が必要です。
市販の白髪染めシャンプー 口コミ
また最近人気なのが、シャンプータイプの白髪染めです。
日々のシャンプーに白髪染めの要素が含まれているなんて、忙しい方にピッタリです。
染毛力が弱いなどのデメリットの口コミもありますが
頭皮が弱くてカラー剤の刺激に耐えられないという方などにはとても好評なようです。
白髪染め 色見本 美容院
白髪染めと聞いて、おしゃれなイメージを持つ方はすくないですよね?
実際美容室でも、いつのタイミングから白髪染めにかえたらいいんですか?と言う質問を受けます。
そして、できれば白髪染めにしたくないと言う方がほとんどです。
この心情の理由には、「白髪染めは暗く地味な色じゃないと染まらない」というイメージがあるからではないでしょうか?
実際どうなのでしょうか。色見本をみてみましょう。
どうしてもブラウンベースになってしまい、暗めな印象を受けます。
白髪が目立たず、オシャレに染められるカラー技術
色見本をみて、やっぱり白髪染めは自分の好きなオシャレ色には染められないのかと思われた方!
いいえ!そんなことはありません!
実は、白髪の割合いが多い方でも、明るく綺麗なヘアカラーが楽しめます!
白髪染めの1番の問題点、「根元が伸びてきたらすごく目立つ」というポイントもクリアしていますので、1つずつみていきましょう!
【白髪染めのおすすめカラー1】ハイライト
まずは、かなり定番となってきたハイライトです。
ベースのヘアカラーはしっかり目に色を入れ、白髪をカバーします。
そして、コームで細い毛束を取っていき、明るい色を入れていきます。
そうすることで、全体の印象を明るくすることができます。
ただ、明暗の差が全体に出てしまうので、少し不自然になったりする場合があります。
また、根元が伸びてきた時の白髪の目立ち方のカバー力は少しだけの印象です。
【白髪染めのおすすめカラー2】バレイヤージュ
2つ目におすすめするのは、バレイヤージュというカラー技法です。
バレイヤージュとは、ホウキで掃くという意味があり、施術中の様子を見て付けられました。
髪の毛をパネル状に分け取って、V字を描くようにカラーブラシで塗っていく技術です。
この染め方をすることで、根本は暗め、毛先は明るめに染め、グラデーションが綺麗に入るので、根元の白髪が伸びてきても目立ちにくくなります。
この施術ができる美容師さんはまだはまだまだ少ないので、バレイヤージュが得意な美容師さんがいるかどうかを確認してから予約をするようにしましょう!
【白髪染めのおすすめカラー3】エアータッチ
このエアータッチという技術も、まだできる美容師さんは少ないです。
髪の毛をパネル状に取って、そこにドライヤーで風を当てて髪の毛を半分ほど飛ばします。
残った髪の毛にのみ、ブリーチやカラー剤を塗布していきます。
こうすることで、全体が2色に塗り分けられ、それが混ざることで柔らかい印象を出すことができます。
白髪も当然明るい色側に混ざっていきますので、白髪染めをしなくても、綺麗に明るく染め上げることができます!
白髪染めの色味を持続させたい場合は?
バレイヤージュや、エアータッチなどのテクニックで白髪をカバーする場合、濃い色素は入れられないので、色味を楽しみたい方は、定期的に色味だけを追加していく必要があります。
そういったときに活躍するのが、カラーシャンプーです!
KYOGKUカラーシャンプーを使用すると、ブリーチカラーの場合、これだけ色に違いが出てきます!
白髪独特の、黄ばみも防ぐことができるので、より他の髪の毛と馴染むようになります。
毎日のシャンプーをカラーシャンプーに変えるだけなので、手間も増えずに手軽に行うことができるのが良いですよね!
気になった方は、KYOGKUのオンラインショップで購入することができます!
他にも、カラーシャンプーの実験動画や、カラーレシピなども公開していますので、チェックしてみてくださいね!
まとめ
白髪が増えてきたからと、おしゃれを諦める必要はありません。
工夫次第で、明るいカラーも再現できるので、白髪染めに頼らない方法も試してみてくださいね!
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- 2022/2月オープン予定「&chaLme」代表
- 美容学校の技術講師
- 2年連続ホットペッパービューティー
人気スタイルランキング全国1位(140万人中)
東京の有名店HAIR DIMENSIONにて技術を学ぶ(有名雑誌のヘアメイクなど担当)。 美容師向けの技術講習会多数こなし、全国的なCM撮影のヘアメイクも担当。 現在は美容学校の技術講師を担当し、2022年2月には自身が代表を務めるヘアサロンをオープン予定。
美容師としての社会的地位を向上させる為に日々研究中。