今回お伝えするのは、ブリーチをした後のシルバーカラーと、その色をキープするためのカラーシャンプーについてです。
シルバーカラーはその繊細な色合いが魅力ですが、ブリーチ後の髪は色落ちが早く、またダメージも受けやすい状態になっています。
それを解決するのがカラーシャンプーです。
特にシルバーカラーに最適化されたカラーシャンプーを使用することで、色持ちを長持ちさせ、同時に髪へのダメージケアも行えます。
この記事では、繊細なシルバーカラーをより長く、美しく保つためのポイントや注意点と、シルバーカラーシャンプーのおすすめ商品、その効果的な使い方について詳しく解説します。
始めに、シルバーカラーを美しく維持するためのカラーシャンプー選びのポイントについて解説します。
Contents
シルバーヘアーを維持するためのカラーシャンプーのポイント
綺麗なシルバーヘアーを保つために欠かせないのが、カラーシャンプーの利用です。
まずは簡単にカラーシャンプーについて基本的な特徴をお伝えします。
カラーシャンプーとは？
カラーシャンプーは、髪の色を維持または補強するためのシャンプーです。
これにより、カラーリング後の色落ちを防ぎつつ、髪色を根元から毛先まで均一に保つ効果があります。
シルバーシャンプーの特徴と利点
シルバーシャンプーは、紫色や青色の色素を含んでいて、これが色落ち後の黄色みを抑える効果を発揮します。
また、髪を補修し、艶やかさを与える成分も含まれていることが多いです。
これらのポイントを押さえつつ、自分の髪質や好みに合ったカラーシャンプーを選びましょう。
カラーシャンプーの選び方
髪色に適した色味を選ぼう
シルバー髪を維持するために、まず前提としてカラーシャンプーを使いましょう。
シャンプーをするたびに髪の色が均一になり、より自然な仕上がりになります。
シャンプーを選ぶ際は「補色の原理」も理解しておくと役に立ちます。
補色の原理とは、ある色とその補色（色相環上で反対側に位置する色）を混ぜると中性色（白や黒）になるという色彩の基本的な法則のことを指します。
たとえば、シルバー髪が黄色く見える場合、補色の原理に基づき紫色と青の色素が入ったシャンプーを使うと、黄色みを中和し、シルバーの色味を再現してくれます。
色味だけでなく、成分も重要です。
ブリーチをしている髪なら特に、保湿成分や補修成分が豊富に含まれているものを選びましょう。
また、頭皮にやさしい成分が配合されているものであることも重要です。
このように、髪色に適したカラーシャンプーの選び方は、補色の原理を考えることが基本となります。
自身の髪色と補色関係にあるシャンプーを選び、髪と頭皮に優しい成分が含まれているものを選ぶことで、美しいシルバー髪を維持し続けることができます。
保湿・補修の成分入りを選ぼう
カラーシャンプーの成分表示を見て、具体的な保湿成分がどのようなものかいくつかあげておきます。
- コラーゲン：Hydrolyzed Collagen（加水分解コラーゲン）やSoluble Collagen（水溶性コラーゲン）と表記されています。この成分は髪の毛の弾力やツヤを保つ効果があります。
- 加水分解シルク：加水分解シルクもしくはハイドロライズドシルクは、天然のシルク繊維を特殊な工程で加水分解したものです。この成分は高い保湿力を持ち、髪の内部に浸透して水分をキープします。また、アミノ酸などの栄養分を含むため、髪のダメージ補修効果も期待できます。さらに、シルクそのものが有する滑らかな質感は、髪を柔らかく、サラサラにする効果があります。
- グリセリン：保湿性に優れ、髪の毛や頭皮の乾燥を防ぐ役割を果たします。
これら以外にも、天然由来の保湿成分（例えばリンゴ果実培養細胞エキス、ツバキ種子油など）も含まれていることがあります。
これらは特定の植物名やオイル名で表示されます。
シャンプー選びの際はこれらの成分表示に注目すると、より保湿力に優れた製品を選ぶことができます。
現役美容師がおすすめする、カラーシャンプーでさらに大切な成分
適切な洗浄成分の選択はカラーシャンプーにおいて非常に重要です。
髪への負荷を減らすためには、優しい洗浄成分を選ぶことをおすすめします。
特に、「ココイル〜」で始まる名前の洗浄成分は非常に髪に優しい性質を持っています。
また、活性酸素を除去し、髪色の褪色を防ぐ成分としてヘマチンが含まれていると良いでしょう。
また、保湿成分や補修成分も重要です。特に、植物種子から採られる天然オイルは、髪に潤いを与えてカラーの色持ちを良くし、髪の健康を維持する助けとなります。
このように、カラーシャンプー選びでは、優しい洗浄成分をはじめ、ヘマチン、保湿・補修成分の有無を確認することが大切です。
シルバーカラーシャンプーの効果的な使い方
正しい洗い方と使用頻度
カラーシャンプーの正しい洗い方と使用頻度は、髪質や目指す髪色により少しずつ変わってきますが、基本的には以下の方法がおすすめです。
【洗い方】
- 乾いた状態でブラッシングします。カラーシャンプーは洗浄力がやさしいので、ブラッシングすることで汚れを浮かし、落としやすくなります。
- 髪を十分にすすぎます。この時に汚れの8割が落ちるイメージです。
- もし、スタイリング剤などが残っているような手触りなら、普通のシャンプーで一度洗いましょう。そしてよく流します。
- カラーシャンプーを手に取り、頭皮と髪全体になじませます。黄色味が気になる部分には、特に丁寧にシャンプーを行いましょう。
- カラーシャンプーは、一定時間置くと色味が入ります。パッケージに記載されている時間を参照し、その間待ちましょう。通常、この待ち時間は1分から10分程度です。
- 時間経過後、しっかりと洗い流します。この際、カラーシャンプーが残らないよう十分注意しましょう。
【使用頻度】
カラーシャンプーの使用頻度は、髪色の状態にもよりますが、KYOGOKUのカラーシャンプーBPもしくはパーソナルカラーシャンプー アッシュグレーなら毎日使用できます。あなたの髪の状態と目指す色を見ながら、最適な使用頻度を見つけてください。
その他のケア方法
シルバーシャンプーの使用後には、以下のケア方法を試すことで、髪色の持続力を高めることができます。
【トリートメント】
シルバーシャンプー使用後には、髪を保護し、色持ちを良くするためにトリートメントを行うことが重要です。
また、泡で出てくるタイプのコンディショナーなら、色ムラもなくさらにシルバーの色を重ねられます。
使用する際は、髪全体に均一に塗布し、軽くとかすようにしてください。
必要なら時間を置いて髪に浸透させます。その後、しっかりと洗い流します。
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【洗い流さないトリートメント】
使用方法は簡単で、髪をタオルドライした後、適量を手に取り、髪全体に均一に塗布します。
特に、髪の中間から毛先にかけて丁寧に塗ることを心掛けてください。
これらの部分は特にダメージを受けやすく、カラーが落ちやすい部分です。
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以上のケア方法を日々のルーティンに取り入れることで、美しいシルバーヘアを長持ちさせることができます。
シルバーカラーシャンプーに関するよくある質問と解答
- シルバーカラーシャンプーは、どのような髪質の人におすすめですか？
-
シルバーカラーシャンプーは、シルバーやアッシュ系のカラーリングを施している人におすすめです。シルバーカラーシャンプーが黄色っぽさを中和する効果があるためです。
- シルバーカラーシャンプーを使用すると髪色がどれくらい持続しますか？
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カラーシャンプーは色味を髪全体に均等に足していくものなので、一度染めた部分の色が落ちても、毎回使用することでその色を再度補充します。
- シルバーカラーシャンプー以外でシルバーヘアの色持ちを良くする方法はありますか？
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シルバーヘアの色持ちを良くする方法としては、紫外線や熱から髪を保護することが重要です。具体的には、UVカット効果のあるKYOGOKUブラックダイヤモンドを使用して髪を守る、日差しから髪を守る帽子をかぶる、直射日光を避ける、ヘアドライヤーやアイロンの熱を低温に設定するなどの対策があります。また、KYOGOKU パーソナルカラーリペアトリートメント ブルベ用を使って髪の毛を定期的に補修・保湿することも効果的です。
まとめ
シルバーカラーシャンプーの選び方と使い方の再確認
この記事を通じて、シルバーヘアを維持するためにどのようにカラーシャンプーを選んで、どのように使用すべきかを理解していただけたでしょうか。
カラーシャンプーを選ぶ際には、まず自身の髪色に適した色味を選びます。
そして、保湿や補修成分が含まれた商品を選ぶと、髪の健康を維持しながらシルバーヘアを保つことができます。
また、シャンプーの使用方法についても注意が必要です。
正しい洗い方と使用頻度に気をつけることで、シルバーシャンプーの効果を最大限に引き出すことが可能です。
特におすすめなのがKYOGOKUブルーパープルとKYOGOKUパーソナルカラーシャンプー アッシュグレー ブルベ夏です。
この二つにはシルバーヘアを美しく維持するために必要な要素が全てあり、たくさんの美容師さんからも支持されています。
自分に合った商品を見つけて、綺麗な髪色を保ちましょう。
シルバーの髪色をキレイに保つためには、自分の髪にぴったりのシルバーカラーシャンプーを見つけることが大事です。
そうすることで、髪の根元から毛先まで美しい色合いを維持できます。
さらに、次のカラーリングも髪に優しく、もっとキレイに仕上がります。自分に合ったシャンプー選びを忘れずに、美しいシルバーヘアを楽しみましょう。
- 現役美容師
- 化粧品検定1級
- 美容ライター
都内有名美容室など3社で合計10年勤務後、日系サロン立ち上げのために1年ほど海外へ。
帰国後産休、育休を経て美容師に復帰。美容成分マニアの知識を活かし、美容ライターもしています。
お客様とのお話の内容はほとんど美容の事ばかり。撮影のヘアメイク現場で経験してきたことや、美容師としての日々の経験から学んでいる新しい情報を共有します。
