美容師免許は一度取得すれは一生使えるので更新は原則としてありません。
ただし、「氏名や本籍に変更があった場合」、「免許証の汚損や紛失」、「死亡や失踪宣告などで美容師免許が不要になった場合」、「免許証の英訳文が必要な場合」など、四つの条件のどれか一つにあてはまれば、更新の申請をしなければなりません。
ここでは美容師免許更新が必要な四つの条件についてご紹介します。
美容師免許は更新不要
資格には更新の必要なものと、更新の不要なものがあります。更新が必要な資格には、自動車免許や建築士などがあり、更新が不要な資格には、美容師免許や税理士・社会保険労務士などの士業免許があります。
美容師免許は試験合格後に申請を行えば更新不要です。しかし一部例外があり、それらに当てはまると更新する必要があります。
美容師免許の更新が必要な四つの条件
美容師免許登録の申請を行い、一度免許証が発行されれば原則として美容師免許の更新は必要ありません。
ただし、美容師免許を持ちながらも以下に該当する場合は、申請書を簡易書留で郵送しなければなりません。
ここでは、美容師免許を更新する必要がある四つの条件をそれぞれ説明します。
【氏名又は本籍地などの変更】
この場合は、本籍の都道府県名や国籍、氏名等に変更がある方が対象です。
引っ越しなどで居住地の都道府県名が変わっても申請の必要はなく、本籍や国籍などにより変更があった場合は対象となります。
具体的には、結婚や離婚、養子縁組などによる本籍の変更があります。さらに国際結婚で国籍が変わる場合も申請の対象です。
【免許証の汚損や紛失】
この場合は、美容師免許証を紛失、破損、汚損した方が対象です。
ただし、本籍の都道府県名や国籍、氏名、性別に変更がないなどの条件があります。そのため、いずかに変更がある場合は「名簿訂正・免許書書換え交付」の申請が必要です。
免許証を紛失すると申請の手続きが発生するため保管には十分注意しましょう。
【死亡や失踪宣告などで美容師免許が不要になった場合】
この場合は、美容師名簿登録「消除」申請を行います。
「消除」とは美容師が死亡、もしくは失踪の宣告を受けた時などに、本人以外の親族が行う申請をいいます。
申請できる親族などの届け出義務者は戸籍法第87条に規定がありますので、法律通りに申請を進めることになります。この申請では「名簿登録消除申請書」と「美容師免許証」を簡易書留で郵送します。
また免許証を紛失している場合は、申請書だけを簡易書留で郵送し、免許証は見つかり次第返納します。
免許証を返納する場合は、紛失した旨を記入し提出する書類は特にありません。
【免許証の英訳文が必要】
この場合は、「免許証英訳文証明」申請を行います。
免許証の記載内容を英訳し、当センター指定様式により証明するものです。なお発行までに約2～4週間が必要となりますので、時間の余裕を持って申請してください。
この申請では、1,150円（令和3年1月時点）を先に振込み受領証を添付します。そのため振込の証明である、受領証は紛失しないようにしましょう。
【各種免許申請手続きについて】
平成20年10月1日から財団法人理容師美容師試験研修センター本部で美容師免許の各種申請を受け付けています。
申請書や手順などはホームページからダウンロードできます。もし不明な点があれば、当センターの免許登録担当に問い合わせてください。
引用元：「公益財団法人理容師美容師研修センター」
https://www.rbc.or.jp/license/index.html
【美容師免許は原則、更新不要な国家資格】
美容師資格は美容師法に規定のある国家資格で、美容師であることを厚生労働大臣の印のある美容師免許証が証明しています。この資格は一度免許証を取得すれば更新の必要がありません。
もし、今回お伝えした四つの条件の内、どれかに該当する場合は申請手続きが必要ですので問い合わせ確認するとよいでしょう。
美容師免許の必要な仕事に、アイリスト、メイクアップアーティスト（ヘアメイク）などもあり、お客様を美しく演出するプロたちが各方面で活躍しているのは周知のとおりです。
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- SALON RYU代表
- ロンドンでの世界大会優勝
- KYOGOKU ACADEMY主宰
- KYOGOKU PROFESSIONAL代表
- SNSフォロワー総数100万人以上
21歳で「salon ryu」を開業。
2018年にはロンドンで行われたInternational Visionary AwardのCut&Colour部門でグランプリ受賞し、世界一の美容師の称号を得る。
プロの美容師のための商材ブランド「KYOGOKU PROFESSIONAL」の立ち上げや、美容師のためのオンライン学校「KYOGOKU ACADEMY」の主催など、美容業界の発展に尽力している。
