黒染めの色落ち「させたい場合・させたくない場合」ヘアカラー方法を美容師が解説

黒染めの色落ち「させたい場合・させたくない場合」ヘアカラー方法を美容師が解説

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気分転換や、様々な理由で髪の毛を黒くすることってありますよね??

そんなときに使用するのがいわゆる黒染めですよね。

しかし黒染めって色落ちが早かったり、逆に一回してしまうとなかなか落とせないといったイメージがあったりしませんか?

場合によっては色落ちをして欲しくない時と、色落ちしてほしい時があったりします。

今回は、黒染めに関しての基礎知識と、色落ちさせたい場合とさせたくない場合の解決方法を解説していきます!

目次

黒染めとは?

黒染めとは

黒染めとは、ヘアカラーなどで明るくなった髪の毛を日本人の平均的な地毛の暗さまで染めることを言います。

日本人の平均的な地毛の明るさは3~6トーンと言われています。

美容室などでよく見せてもらうカラーチャートを確認すると、どれくらいの明るさなのかが確認できますが

3~6トーンになるといわゆる黒髪と言われる明るさになります。

黒染め色落ち何日

では、黒染めはどれくらいもってくれるのでしょうか?

もちろん、どんな薬剤で染めるか、またその人の髪質やそれまでのカラー履歴によって様々ですが

長いものですと、6ヶ月程度、短いものですと1日のみというものもあります。

黒染め色落ち染め直し

黒染めの色落ちまでには、1日から6ヶ月程度と記載しました。

長期間もつはずの黒染めをしても、あっという間に色落ちしてしまい、何度も染め直しをしたという方もいます。

そういった方の多くは

  • 髪の毛が傷んでいる
  • 自宅でセルフ黒染めをした
  • セルフ黒染めを繰り返している

このような特徴があります。

美容師にとって、黒染め直後の髪を明るく戻すことは、とても技術がいります。

一方で黒染めの色落ちを防ぐことは、そんなに難しい技術ではありません。

確かに美容院の方がお金はかかりますが

何度も染め直す手間や、その時の髪の毛へのダメージを考えると、

最初から美容院で黒染めすることをオススメします!

どんな時に黒染めをする?

どんな時に黒染めする方が多いのでしょうか?

黒染めをされる方に理由を聞いてみた結果、多かった意見を紹介します。

校則に従ったり・就職活動で

夏休みなどの長期休暇でヘアカラーを楽しんでいた学生が、校則に従って授業が再開される前に黒染めをされることが多いです。

また、就職活動をスタートされる大学生なども黒染めを美容室でオーダーされることも多いようです。

ヘアカラーが色落ちしてきた

黒染めをする方の中には、ヘアカラーの色味が落ちてしまって明るくなてしまったのを

1度リセットするために地毛くらいまで黒染めすることもあります。

毛先が明るくなってしまうと、髪の毛が傷んで見えたりするのを何とかしたい、という理由が多いです。

白髪染めで

白髪をカバーするために、白髪染めとして黒染めを行う方もいます。

「白髪染め=真っ黒な色で染めないと白髪が染まりにくい」という認識がまだ多くの方にあるようです。

薬剤も日々進化してきているので、薬剤のメーカーや色味、カラー施術の種類にもよりますが、

8レベル程度の明るさまでであれば白髪をカバーできるといわれています。

あえてのオシャレで

ここまではオシャレの面では妥協案が多かったのですが、

暗髪ヘアカラーの流行もあり、あえてオシャレの一環として黒く染める方も増えてきました。

このようにさまざまな理由で黒染めをする方がいるようです。

黒染めの薬剤に明確な基準はない

そもそも、黒染めと呼ぶにはどのような決まりがあるのでしょうか?

実は、明確な決まりは特にありません。

目的によって使用する薬剤がいくつかありますので、黒染めの色落ち期間も踏まえて解説していきます。

良く使用される薬剤

ヘアースプレー(一時染毛料)

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ヘアスプレー状の黒染めは、一時染毛料という分類に分けられます。

名前の通り一時的な染毛効果しかありません。

シャンプーで簡単に落ちますので、色落ちまでの期間は1日です。

短時間だけ髪の毛を黒くしたい方は、このヘアスプレー状の染毛料を良く使用します。

また一時染毛料として、ヘアマスカラもあります。

形状に違いがあるだけで、用途や色落ち期間は同様です。

細かいところを一時的に染めたい場合はヘアマスカラ広範囲の場合はヘアスプレーと使い分けても良いですね。

白髪染め

最もオーソドックスな黒染めの薬剤といえば白髪染めですね。

市販の薬剤で黒染めをする方は、いわゆる白髪染めの薬剤を使用される方が多いのではないでしょうか?

一般的に市販されている白髪染めで色もち期間が長いのは、ヘアカラーで、大体期間は1~2ヶ月程度です。

その次がヘアマニキュアで、大体、3週間程度色もちします。

一方で、美容室で使用される薬剤は、目的によって使い分けられているので、黒染め=白髪染めでは無い場合がほとんどです。

黒染めのデメリット

黒染めにはいくつかのデメリットがあります。

黒染めを行う前に、後悔しないように把握しておきましょう。

黒くなりすぎて不自然

黒染めをセルフで行う場合は特に、黒くなりすぎて不自然にならないように注意が必要です。

日本人の平均は3~6トーンと言われていますが、その人の色素の濃さによっては不自然になってしまう場合があります。

基本的に色素が薄い方は、目の色が茶色っぽかったり眉の色も少し茶色に近かったりします。

そんな人が髪の毛を3トーンくらいまで暗くしてしまうとかなり違和感が出てしまいます。

次にヘアカラーが染まらなくなる

黒染めに使用されるカラー剤は、染料がかなり濃く配合されています。

そのためしっかりと色素が入っていくので、ある一定まで色落ちをした後は退色がある程度止まります。

次に明るいカラーをしようとしても、前に行った黒染めの染料が落ちずに、明るくならないことがあります。

無理にブリーチで色を抜こうとしても、ブリーチ剤はカラー剤の染料には反応しにくいので、

カラーリムーバーという特殊な薬剤を使用する必要が出てきます。

このカラーリムーバーはブリーチと同様、かなり髪の毛に負担を与える施術です。

暗くする=ダメージが低い

と思っている方も多いと思います。

しかし、場合によっては負担が大きいヘアカラーとなることもあります。

美容室などで黒染めを行う場合は、髪の毛が元々持っている色素はトーンアップせずに、

髪の毛に色を入れるように薬剤の配合を調整することが出来ます。

しかし市販の薬剤は、どんな髪の毛でも同じ色に染まるよう、ブリーチ力が高く設定されています。

そのため、黒染めはセルフで行うと失敗しやすい上に、ダメージの大きいヘアカラーになってしまうのです。

黒染めを色落ちさせたい場合

黒染めをしっかりといれ、色落ちさせないという技術は、そこまで難しくはありません。

しかし黒染めを一時的におこなって、後から再び明るくしたい場合は、染料の調整をしなければならず

繊細な薬剤調整が必要なので、セルフで行うのはほぼ不可能です。

サロンで施術を受けた場合でも、その後の希望色によっては、1度では染められない場合もあります。

そうすると

  • 髪の毛に負担を掛けず
  • 自然な色味でキレイに黒染めできて
  • 次回、明るいヘアカラーにする時も簡単

このようなちょっと欲張りな要望を叶えるヘアカラー剤が必要になってきます。

それで登場するのがKYOGOKUのIROMEヘアカラーチタンシルバーというヘアカラー剤です!

IROMEヘアカラー チタンシルバー silver collection

IROMEヘアカラー チタンシルバー silver collection

IROMEヘアカラーチタンシルバーは、様々な使い方で活躍する画期的なヘアカラー剤です!

一瞬でオレンジの色味を消してくれる、まるで魔法のようなカラー剤で、

グラデーションもきれいに入るので、バレイヤージュなどの技術でよく使われています。

チタンシルバーは暖色系のカラーなのに、オレンジ味を消せるこができるちょっと特殊な色味です。

単体で使用すると暗めに仕上げられますが、髪の毛に残留しずらく、

次回提案も行いやすい毛髪の状態を維持します。

そのため、次回のカラー提案がしやすい、一時的な黒染めとしても利用することも出来るのです!

暖色かつ、オレンジ味を消すことで透明感のある自然な黒髪を再現できるほか、

他のカラー剤と混ぜて使用しても様々な色を楽しむことができます!

ブリーチ1~2回くらいの明るさの髪に染めた場合

ブリーチ1~2回くらいの明るさの髪に染めた場合
≪少し薄めて使用した場合»

上の画像はブリーチを1~2回施した毛束に

IROMEヘアカラーチタンシルバーとIROMEヘアカラーダイヤモンド(色味のないクリア剤)を混ぜて染めてみました。

薄めて使用するだけでもグレーっぽくなり、かっこよく染めることが出来ます。

ここに少しブラウンを追加することでより自然な明るめの地毛を再現する事もできます。

ブリーチ1~2回くらいの明るさの髪に染めた場合
≪薄めず単体使用の場合≫

次はIROMEヘアカラーチタンシルバーを単体で染めました。

単体で薄めずに使用することで、かなり深めに入りましたね!

完全に黒髪化が完了しました。

この状態まで色を入れてしまえば、かなり長持ちします。

逆を言えば、従来の黒染めであればこの状態まで色を入れてしまうと、次に明るくするのが難しくなってきます。

しかしこのチタンシルバーは、次回のへカラーを邪魔することのない残留色素レスが特徴です!

髪色戻し 次のカラーで明るくできる

先ほどの毛束に、ブリーチを塗布してみましょう!

髪色戻し 次のカラーで明るくできる

しっかりとチタンシルバーの色素を取り除くことが出来ていますね!

結果、チタンシルバーを染める前の状態にまで戻っています!

黒染め後カラー暗め

通常、黒染めの履歴がある状態でブリーチをしてしまうと、黒染めをしていた毛先の部分が黒いままになる

いやゆる「逆プリン」になってしまっています。

「逆プリン」になってしまった場合、再び黒く染め直すなどの対策が必要です

このような事態を防ぐため、多くの美容院では「黒染め後はすぐに明るい色にはできない」という説明をします。

もし、明るくするとなると毛先の色素を取り除くために、何回もブリーチをするので、

かなり髪の毛に負担が掛かってしまいます。

でもやっぱりすぐ明るくしたい!と思う方もいると思います。

そんな方は、IROMEヘアカラーチタンシルバーで染めることをオススメします!

まとめ

黒染めは市販のカラー剤でも比較的簡単に染めることが出来ます。

しかし、

髪の毛に負担が無いように染めたい!

今回は一時的に黒染めするだけ!すぐ明るくする!

という要望がある場合は、格段に難しい施術へと変貌します。

しばらく明るくするつもりもないし、髪の毛を伸ばす予定もなければセルフカラーでも良いです。

しかしいろいろなヘアカラーを楽しみたい場合は、

少しお金がかかってでも信頼できるサロンで黒染めをすることをオススメします!

KYOGOKU IROMEヘアカラー

この記事を書いた人
井尾充将
井尾 充将
  • 2022/2月オープン予定「&chaLme」代表
  • 美容学校の技術講師
  • 2年連続ホットペッパービューティー
     人気スタイルランキング全国1位(140万人中)
東京の有名店HAIR DIMENSIONにて技術を学ぶ(有名雑誌のヘアメイクなど担当)。
美容師向けの技術講習会多数こなし、全国的なCM撮影のヘアメイクも担当。
現在は美容学校の技術講師を担当し、2022年2月には自身が代表を務めるヘアサロンをオープン予定。
美容師としての社会的地位を向上させる為に日々研究中。

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