リタッチカラーで白髪染めをする時のおすすめ方法を美容師が解説

根元が伸びてくると、白髪はすぐに気になってくるもの。

毎月美容院で染めている人も、セルフカラーをされている人も、「リタッチカラー」について知らないことが意外とあるかもしれません。

今回は、白髪染めリタッチのポイントや、セルフで行う場合の注意点をご紹介します。

目次

リタッチカラーとは

リタッチカラーとは

リタッチカラーとは伸びた部分だけを染めることをいいます。

すでに染めてある毛先の色はそのままに、染まっている部分に合うカラーを使ってカラーリングしていきます。

髪の毛は1ヵ月に約1〜1.5センチ伸びるので、髪の色の境目が気になりだす1、2ヶ月頃を目安にカラーリングしていきます。

メリット

新しく伸びてきた根元の部分だけにカラーリングするので、毛先へのダメージを与えずに染めることができるのが、リタッチカラーのいいところです。

例えば毎回、カラーリングする度に毛先まで同じ強さのお薬でフルカラーしていると、同じところを何度も染めることになりますのでダメージも大きくなります。

リタッチカラーなら、その心配はありません。

根本部分のみの塗布で済むため、薬剤の使用量が少なくて済む、というメリットもあります。

デメリット

デメリットとしては、毛先にカラー剤を塗らないので、根元と毛先の色を合わせることが難しくなります

基本的にアッシュや、バイオレット、ピンク、など色味が強いカラーをしている場合は難しいです。

また部分的に塗り分ける必要があるので、セルフでカラーを行うのはなかなか難しい作業になります。

白髪染めリタッチのポイント

  • 分け目と生え際に、最初にカラー剤をのせる。

塗っている間にも色が入っていくので一番最初に、一番染めたい部分にカラー剤を塗布します。

  • ハケの毛先を使って、カラー剤を伸ばさないように、塗布する。

一番白髪が染まってほしい、根元の生え際にカラー剤が1番たっぷりつくように、毛先を使って置くように塗布します。

  • 髪の毛をよく結ぶ方は、後ろの襟足の生え際もしっかり塗っていく。

後ろの生え際も、他の人から見えやすい場所です。

よく髪をアップにされる方は、生え際も忘れずに染めましょう。

  • 既染部に、1センチ程度かぶせつつ、毛先まで伸びすぎないようにしていく。

もう既に染まっている部分に、1センチ程度かぶせるように塗っていきます。

カラー剤を毛先まで伸ばしすぎると、ムラになってしまうので注意しましょう。

  • 最後は染めた部分がカラー剤から浮かないように顔まわりや分け目にペーパーを貼り、全体をラップでカバーする。

白髪はどうしてもピンと浮きやすいです。

カラー剤から浮いてしまうと染まりが悪くなりますので、しっかりと押さえるために顔周りの生え際や分け目にはペーパーを貼りましょう

白髪染め根元をセルフで行う難しさ

白髪染め根元をセルフで行う難しさ

白髪染めをセルフで行う難しさは、塗り方だけではありません。

  • ご自分の肌の強さや、髪のダメージに合わせた薬剤設定ができているのかどうか
  • 選んだカラー剤の発色する色味が、髪色に合っているのか
  • 塗っているときに周りを汚さないようにきちんと準備すること
  • 間違って染まっても良い洋服に着替えておく
  • 洗い流すお風呂場や、洗面台が染まらないように注意する

なども必要です。

耳周りや生え際、襟足など、染料が付着しそうな部分に、ワセリンなどの保護クリームも塗り忘れないように気をつけましょう。

ヘアマニキュアの場合は特に、皮膚に付くとなかなか取れにくいです。

白髪染めリタッチやり方

難しいとは分かっていても、やむを得ず自分で染めなければいけない場合もあると思います。

そんなときのために、やり方を紹介いたします。

準備から

  1. パッチテストを行う 
  2. 床やテーブルなどに新聞紙を引き、汚れてもいい格好に着替える 
  3. 耳周り生え際襟足などに保護クリームを塗る
  4. ヘアクリップを使い、髪を6ブロックに分ける

カラー塗布

  1. 分け目と生え際から塗っていく
  2. 1センチずつスライスをとって、少しずつ塗っていく
  3. 特に染まってほしいところは、地肌が見えないくらいたっぷりと塗れているかチェックする
  4. カットしたキッチンペーパーを生え際と分け目に貼り付ける
  5. 頭にラップを巻き密着させ、メーカーの推奨時間、放置する
  6. 少しずつ乳化しながらしっかりと洗い流す
  7. 2回シャンプーをしたら、トリートメントをつけて流す
  8. 完全に乾かす

特に、推奨時間より長く置きすぎないこと、少しずつ乳化しながらしっかりと洗い流すことは、髪と地肌のために必ずしておきたいポイントです。

白髪染めリタッチ市販品のおすすめ

最後に比較的しっかりと染まると聞いた、市販のカラー剤をご紹介します。

ヘンケルジャパン

カラースペシャリストa やや暗めのナチュラルブラウン

なじみがよく、ムラなくきれいに染まると評判です。

ブローネ

香りとツヤカラー クリーム6

白髪染め特有のギラつきや、染め残しが出にくいそう。

色持ちがよく、優しい香りが持続するのも嬉しいポイントです。

資生堂

ベネフィークヘアカラー 6N

カラー前に使用するプレカラートリートメントと、カラー後に使用するアフターカラートリートメント付き。

透明感のあるナチュラルな黒なので、馴染みがよく染めた感が出にくいそうです。

まとめ

意外と奥のが深いリタッチカラー。

美容師さんは簡単そうに塗っているように見えると思いますが、意外と色々な注意点がありますね。

今回ご紹介したこともご理解頂いて、ご自分に合ったカラーリング方法を見つける参考になれば嬉しいです。

この記事を書いた人
RYUTA TOMONO (友野龍太)
RYUTA TOMONO (友野龍太)

2021年5月より京極琉のオファーを受諾しThe Diamond Kyogokuにディレクターとして移籍。
海外有力誌の表紙や巻頭特集を飾るなど国際的に活躍。
ヘアスタイリスト界のオスカー:NYのThe IBI Award2020で日本人初となるファイナリスト入りを果たし世界3位を受賞。
世界最大の美容の祭典:ロンドンのALTERNATIVE HAIR SHOW2021に於いて次世代のアーティスト20に選出。ヘアショーに出演。
2022年春夏ミラノコレクションで日本の2つのブランドでヘアメイクディレクターを務めた。
ヘアデザインの芸術的認知を目指して東京から世界に発信を続けている。

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